豚になりたかった俺は...

オナ禁マッスル

26話

約1週間にわたる特訓により一輝はビューティフルマジェスティによって生み出したゴーレムをでかくなりすぎなければ操作することが可能になった。

「なんとかここまで出来ましたね」

「そうやな。万一でかくなった時はお前がちゃんと処理せえよ」

「でも俺、先生みたいに内部攻撃とか出来る技ないですよ」

「そうやな。なら何とかする特訓せなあかんな」

「もしかして俺もゴーレムと戦うんですか?」

一輝の発言に強く頷き肯定を示すムネヒト。

逆らっても仕方ないのでビューティフルマジェスティを使いゴーレムを生み出す一輝。

そこにムネヒトがスモークパペットをぶつけ再び50mサイズのゴーレムが誕生した。

「止まれ!」

一輝の命令に一瞬反応した様子を見せるがゴーレムは止まることなるムネヒトに向かって歩いていく。

「やっぱりダメか」

「ええけんはよこいつ攻撃せぇ」

ムネヒトに急かされゴーレムに向かって突進し、グーパンをカマス一輝。

しかし、ゴーレムには大したダメージはないようでターゲットを一輝に切りかえ再び歩き出す。

「これなら...」

そう言ってケマリの技のひとつ、爆熱トルネードを使うが表面が少し焦げただけでゴーレムにダメージが入った様子はない。

「木には火じゃねえのかよ」

文句を言いながらもゴーレムから距離をとる一輝。

その間もゴーレムは一歩一歩進んでくる。

どうしようもないのでヨウの能力のひとつ、インキャを使い、ゴーレムの動きを鈍らせることにした一輝。

巨大なためかもとより遅かったゴーレムはさらにスピードを落とし、一歩約1分のスピードになっていた。

そして、合わせ技のオーラも使い、ゴーレムに少しダメージを与えることに成功した一輝。

しかし、そのダメージにより怒ったのかゴーレムはインキャを謎の力で破り、元のステータスに戻っていた。

再びインキャを使うも、ゴーレムには封じられてしまう。

焦った一輝はヨウキャを発動し、手早い攻撃でダメージを狙うがやはり大したダメージは与えられていない。

そしてその隙にゴーレムの巨大な手に掴まれてしまう一輝。

一輝は力づくでそこから脱出しようとするが出来ない。

もがいている間にゴーレムは少しずつ力を入れ一輝を握り潰そうとしてくる。

しかし、ウルージを発動した一輝はそのダメージを無効化しながら脱出の気を伺っていた。

あまりダメージを受けた様子を見せない一輝に飽きたのかそのまま放り投げてしまうゴーレム。

放り投げられたダメージは1部ウルージでも無効化出来なかったがドMの一輝にはむしろ気持ちよかった。

そして、勝利の道筋が見えた一輝は反撃に向け力を集中させていたのだった。

次回、一輝とゴーレムの熱戦!
果たして一輝の作戦とは!?
ぜってぇ見てくれよな

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