豚になりたかった俺は...

オナ禁マッスル

22話

ムネヒトにより再び闇に包まれる一輝。

一輝はムネヒトに言われたように光を作ることに挑戦してみるも光のイメージが全然ないので出来ない。

ヨウを会得した時のように自身の闇をも受け入れる光をイメージするも、出来ない。

だが、闇を生み出すイメージはなんとなく出来たので闇を生み出すのに挑戦してみることにした。

一輝はイメージする。

闇を。

光の裏に隠れる闇を。

すると、一輝の足元に強烈な闇の力を持つ玉が生成された。

そして、一輝は無意識にこう言い放ち闇の玉を蹴り放つ。

「全てを飲み込め...!ブラック・ホール!」

すると、蹴り飛ばした闇の玉はまるでブラックホールのような形になり、ムネヒトが作った闇をも吸い込みそのまま消えていった。

「出来たんか?」

「いえ、今のは闇をも呑み込む闇です。」

一輝の返事を聞いたムネヒトは少し悩んだ様子を見せながら

「...そうか
なら次こそ光の玉を作ってみるか」

と言いう。

すると、今度は何も見えないくらい眩しい光を放つ空間にスモーキングルームが変わった。

「本来はここで闇属性の玉を作る練習をしてもらうつもりだったんだが、お前はこっちで光を作る方がいいのかもしれん」

「やってみます!」

そう言い、再び光を生み出すイメージをしてみる一輝。

しかし、全然出来ない。

「やっぱ無理っす」

と諦めた様子を見せる一輝に

「すぐ諦めんなや!
んー、とりあえず闇の反対をイメージしてみるのはどうや?」

とアドバイスをするムネヒト。

ムネヒトに言われた通り闇をイメージした時の逆のことをイメージしてみる一輝。

すると、なんとなくコツを掴めた気がしてきたのか一輝はイメージする。

光を。

全てを照らす光を。

闇をも照らし、光に変えるその力を。

すると、一輝の足元に強烈な光を放つ玉が生成された。

そして、再び無意識に一輝はこう言い放ち、玉を蹴り飛ばした。

「全てを照らせ...!シャイン・バスター!」

一輝に蹴り飛ばされた光の玉は少しずつ光が強くなり、空間を照らしていた光を消滅させた。

「出来たんか...?」

「はい!」

心配そうに一輝に質問するムネヒトに力強く返事をする一輝。

満足した様子を見せるムネヒトが

「次は何属性にする?」

と聞くので一輝は

「何でもいいですよ」

と言うと、

「なんでもいいが1番困るんじゃ!」

とギャグなのか怒っているのかよく分からないことを言うムネヒト。

その姿を見て一輝は困惑するのだった

次回、一輝は何属性の技を覚えるのか?

ぜってぇ見てくれよな

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