豚になりたかった俺は...

オナ禁マッスル

20話

ムネヒトが過去を語り始めて早10時間。
一輝は5分くらいで寝ていたのだがムネヒトは気づかず延々と語っていた。

「何寝とんやぁ!」

一輝が寝ていることに気づき、ムネヒトが一輝の頭をぶん殴ったのは全て話終わった後だった。

「すみません。特訓で疲れてたので」

そう言ってヘラヘラする一輝。

その姿に多少イラついた様子を見せるものの、精神統一を欠かさず行い続けたことによりこういう時はタバコを吸えば何とかストレスを乗り切れると学んだムネヒトはタバコを取り出し吸い出した。

「そういやこの世界のタバコって有害成分あるんすか?」

「わし以外が吸いよるタバコにはないで。」

一輝の素朴な疑問に答えるムネヒト。

「なんで先生だけ特殊なタバコ吸ってるんすか?」

「元々この世界にタバコを生み出したのはわしやしな。
タバコの依存性が原因で3年前にタバコ戦争もあったしな」

「タバコ戦争?」

「さっきその話しよったんやけどな」

そう言って舌打ちするムネヒト。
しかし、その顔は少し笑っていた。

「そう言えば勉強って何するんですか?」

笑顔を浮かべるムネヒトに気味の悪さを覚え、話題を変える一輝。

「お前のケマリの使える技を増やすための勉強や。
お前どうせエターナル・ブリザードと爆熱トルネードしか使えんのやろ?」

「そうですけど今更ケマリとかいります?」

ムネヒトの質問が図星だった一輝は強がりを言う一輝に

「当たり前やお前。
あんな強い能力使わんわけないやろ」

と答えるムネヒト。

「ケマリの技を増やすための勉強って何するんですか?」

「お前の中のイメージ力がしょぼいからあれだけしか使えんのやろうから脳のレベルアップや!」

一輝の疑問に雑に答えるムネヒト。

「イメージ力を鍛えるって何するんですか?」

「本来なら色んな所に行って色んな物を見るのがええんやろうけどめんどいし危ないからまたスモーキングルームを作ってその中で色んな物を見せる。」

そう言うとムネヒトは以前スモーキングルームを作った時のように精神統一のようなことを始めるムネヒト。

「それなら特訓直後にやれば良かったんじゃ...」

「黙っちょれい!
わしもタウンオブスモーカーズを使って疲れてはよあそこから出たかったんや!
集中したいから静かにしとけ!」

そう言うとムネヒトはスモーキングルーム生成に戻った。

一輝は特訓での疲れを癒すために倒れるように眠るのだった。

次回、そろそろ勉強回が始まるのかな?
特に決まってないけど!
ぜってぇ見てくれよな。


コメント

  • 吉川ルナ

    一輝ヘラヘラするな

    0
コメントを書く

「戦記」の人気作品

書籍化作品