かまぼこの下で

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かまぼこの下で







雨の日も晴れてる日も
この道通って学校へ行く


桜も咲いて道端に堕ち
菜の花とツクシとタンポポの
自然の柵に見送られる


緑の影で汗を拭き
黄色の影で道草食えば
もうそろそろ空が高く蒼くなる


風が冷たく手を揉んで
歩けば息も白くなる


ここ最近のこの小川には
氷が張らず小さな虫も彷徨いて
陽射しの強さに喜んでる


ぼくたち人間も楽しんで
一年色んな色のかまぼこの下を
懐かしいからと通ってみると
小さな虫たちが迎えてくれる


少し小さくなったかまぼこを
腰を曲げて潜り抜けた
昔からのかまぼこの通り道で









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