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しーとみ@映画ディレッタント

小檜山 諒 / おいしいアイディア(Kindleアンリミテッド)

正式なタイトルは、

おいしいアイディア【ヨーロッパ編】: 欧州のクリエイター、デザイナー、アーティスト、起業家たちはどうやってアイディアを実現させたのか? Kindle版

という。

Kindleアンリミテッドで購入した。

「昼寝バー」や「監獄からのリアル脱出ゲーム」など、ヨーロッパの起業家のアイデアを紹介する書籍。

イギリスの観光事情にも、新しい風が吹いている。
もう観光客たちは「赤いバス」に飽きている人もいるという。
そこで、「自分で回れる自動運転のレンタカー」を発明した。
中でも特筆なのは、以下の二つだ。

「タバコのポイ捨てで悩んでいた」街を環境団体がアイデアを考え、「吸い殻入れを投票箱にする」ことで、ゴミをゼロにした。

投票内容もユニークで、最もポイ捨てをする「バーの客たち」に着目した。

彼らはサッカーの話題に夢中だろうから、

「C・ロナウドとメッシ、ヨーロッパを代表するサッカー選手はどっち?」

という内容にした。

すると、吸い殻型を活用し、ポイ捨てをしなくなったのである。

また、「外灯を充電装置にするケーブル」のアイデアも面白い。

電気自動車を普及させようと、ドイツの会社が「外灯から充電可能なケーブル」を開発した。
お金は内蔵されたSIMから、クレジットカードで請求する。

ケーブルはアプリと連携しており、請求額も確認できる仕組みだ。
中国でも浸透しつつあるのだとか。


このように、アイデアの出し方や、それにかかる意外と低いコストなど、外国人の頭の中がのぞける。

これはアンリミテッドでも、当たり中の当たりかも。

頭を柔らかくするには、ちょうどいい。

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