創作に役立たない、「映画の感想」

しーとみ@映画ディレッタント

ぶーきにーんーげーん 『武器人間』

特命を受けてナチスの拠点を目指すソ連軍。

ナチの襲撃をかわしながら進むと、教会が襲われていた。
墓が掘り起こされている。

真相を究明するため、地下室へ。

そこは、フランケンシュタイン博士の孫が暗躍する壮大な実験場だった!

武器人間の造形は、とくに意味があるのか不明。

両手に鎌を持ったゾンビなら、「ああ、武器なのね」と分かる。
頭にプロペラをつけたヤツとか、どんな意味があるねんと。

でも、そんなことは気にならなくなる。

終始テンションの高い映画。
序盤こそナチス軍と普通に戦闘しているが、死体が急に吐血したり、謎の改造を受けたゾンビがナチス式敬礼しながら起き上がったりと、笑っていいのか怖いのか分からないシーンが続く。

ハンディカムによる映像が大半で、『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』とか好きな人なら楽しめるかも。

しかも、カメラを持っているヤツは基本殺されない。
カメラに写っているヤツは次々と死んでいくのに。
軍曹なんかは内臓を引っ張り出されてグロく死ぬし。

といった風に、グロ・スプラッタ満載なので、そういうのが苦手な人にはお勧めしない。

ただ、ヲタには吹き替え版がオススメ。

なぜか分からないが、新旧ドラえもんの声優さんが吹き替えを担当している。
血みどろのスプラッタ世界で、のび太たちはサバイバルを余儀なくされる。
新版のび太とかソ連兵にボコられるし。

こういった遊び心がおもしろい作品。

しかも、日本語版ナレーションが大山のぶ代さん!
演技自体はドラに寄せている。
が、内容的にはモノクマの方が適役では?

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