創作に役立たない、「映画の感想」

しーとみ@映画ディレッタント

信じて全権を委ねた魔術師が(略 『ウォークラフト』

魂を食って発揮されるという謎の力によって、人間界にオーク族が流れ込んできた。
オークの住処が滅び、危機が迫っていたからだ。
だが、オークの中には、その力を恐れる者達もいた。

一方、人間側も、見習い魔術師の手により、オークの使う力が世界を破滅させる事実を掴む。
人間族の王は、『守護者』と呼ばれる高名な魔術師に助力を求めた。

一部オークは故郷を裏切り、人間と手を組んだ。
恐るべき魔術師を撃退しようとしたのだが。

日本では知名度が低いが、世界で最も売れているMMORPGとされている。
本作は、その映画版だ。

監督は、ダンカン・ジョーンズ。
故デヴィッド・ボウイを父に持つ。

別の監督が名乗り出たが、ゲーム映画に評判の悪い人だった。
「お前にだけは作らせへん」と、ブリザード社はその監督を降ろした。

それだけ、ブリザード社は権限があるのだ。

なんか、やるせない映画だった。
ネタバレになるので言及は控えるが、いかにも「まだ続いているゲームっぽい」映画という感じ。
いい意味でも悪い意味でも。

お互いのためによかれと思って取った行動が、なにもかも全部裏目に出るという状態に。


ゲームが原作で、オレもプレイしたことがない。
そんなオレでも十分面白かったので、

「人間とオークの、立場が違う同士の死闘」

の映画だと思えば楽しめる。

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