創作に役立たない、「映画の感想」

しーとみ@映画ディレッタント

ユキちゃん先生 前日譚? 『言の葉の庭』

雨の中、主人公が公園の屋根付きベンチで雨宿りをしていると、成人女性と相席になる。
女性は金麦と板チョコという、組み合わせの悪いおやつを堪能する。
ウイスキーなら分かるが、ビールとチョコはイメージが湧かない。

主人公は、靴職人を目指す少年で、学校をサボっていた。
後に、女性が味覚障害を患っていると描写される。職場でのトラウマが原因らしいと。

梅雨の間、ずっと逢瀬を重ねる二人。
主人公は、女性のために靴を作ってあげると約束をした。

けれども梅雨が明け、主人公は女性と疎遠になる。

数日後、二人は衝撃的な再会をする……のだが。

なんと、女性は主人公の通う高校で古文を担当している、
「ユキちゃん先生」だったのだ。

「いやいやいや、ありえへん!」と思った。
なんで分からんねん! と。

「お前、別の先生に教わってるもんな」と補足が入る。
理屈は分かるけど、納得はできなかった。
映画を見たら、みんなもきっと「んなアホな!?」と声を出す。
いくら主人公が学校に興味がないとしても、ちょっと愛情たらんのちゃう? と不思議に思ってしまう。

まあ、ツッコミどころはこのくらい。

『言の葉の庭』を見て、
「あー、新海誠は、こっちに行っちゃったかー」
と、総評としては思った。
「雰囲気映画路線に移行するのかなー?」と。

それで、『君の名は。』ですよ。
相変わらす、ユキちゃん先生可愛かったね。
違う人らしいけど。

個人的に、新海誠監督のブレイクは嬉しく思う。
オレの勘は間違いなかったと確信できたもん。

ユキちゃん先生カワイイし。

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