クラス転移で神の力貰ってしまったのだが

三日月

第10話〜地下神殿へ〜

朝になった、今日が出発の日なのだが勝手に言って良いのだろうか?まぁいっか朝飯食べたら行かないとな

「おはよう小林君、神殿へ行くのはいつでも良い扉は開けてあるからな」

王様が念話で話しかけてきた、この魔法急にくるからびっくりするんだよな

「分かりました、朝飯食べたら行きます」

そう言って念話を切った、さて飯でも食うかな



食堂へ行くと、既に数人が来ていた、佐藤星光とその周りに女子が数人いる、少し離れたところには赤城の姿も見えるな、なるべく離れて食べないとな

「やぁ小林君、君も朝食か?良かったら一緒にどうかな?」 

誘ってくるのかよ、周りの女子みんなこっち見てるんですけど、何?あいつ気づいてないの?

「いや、一人で食べるよ」

「おい、小林お前がなぜここにいる早くいなくなれって言っただろ」

今度は赤城かよめんどくさい人に絡まれる日だな

「別に俺の勝手だろ、ここに居させてくれよ」

「いつか俺が消してやるから覚悟しとけよ」

そう言って赤城は去っていった何だったんだあいつ、どうせ俺はこれから神殿に行くんだから居なくなるよ

「小林君、君はこれから神殿に行くらしいね」

「どこで聞いた?」

「王様が言ってたよ、弱い自分を治すために行くんでしょ偉いよ小林君、早く一緒に戦えるまでになってくれよ」

あいつのせいか何のつもりだよあの王様、佐藤もすげぇイラつく言い方殺していいかな?でも、俺から神殿に行きたいなんて言ってないよなあの王様は何を言ってんだ?

「あぁ頑張るよ」

朝飯食べる気なくしたな、早く出発しないと


「あの、明彦君」

廊下を歩いていると誰かに話しかけられた、いったい誰だ?

「あっ私です水原です」

あぁ赤城と戦う前に話しかけてきた子か

「それで何の用だ?」

「はい、神殿に行くとのことだったのでその、私も連れてってほしいと思いまして」

はい?何言ってんのこの子死にたいの?

「それは無理だ、これは俺一人で行くことに意味があるんだ、お前はくるな」

「一応私回復術師なので力になれると思いますが」

この人こんな職業だったんだ確かにいたら便利そうだけど

「でもいい、お前に何かあったら困るし、それに一人の方が動きやすい」

「分かりました、そこまで言うならついて行きません、でもこれだけは約束してください」

「何を約束すればいい?」

「必ず帰ってきてくださいね」

「分かった必ず帰るよ」

そんな約束を交わした、まぁエルがいた神殿だし何とかなるかな、エルからもらった剣もかなり強いみたいだし







神殿の入口へ来た、なんか懐かしいような感じがするが気のせいだろう、さてエルの忘れ物を取りに行きますかね





そして俺は神殿に入った





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