クラス転移で神の力貰ってしまったのだが

三日月

第4話〜異世界へ〜

目を開けると椅子に座っていた、他のみんなも同じように座っていた真ん中には偉そうな人が座っている、あの人が多分王様だろう隣にはカミラの姿もある

「皆さんよく来てくれました、私はこの国、アルカスの王でヴェンデルと言うこれからよろしくな」 

「私はカミラ、王様の娘ですよろしくね」 

あっ娘だったんだ

「あの、詳しく説明してくれると助かるのですが」 

おっクラスの人気者佐藤君じゃないか、 
やっぱこう言うところでも堂々としてるな。 

「私あの人みたいなタイプ苦手だな〜」 

「あっそう思います」 

「思う思う」 

え?この声って

「エル様!?」 

「正解〜元神様のエルだよ〜元気だった明彦君」 

「はい、元気でしたよ。って何で話してるんですか?」 

「ふっふっふ〜、貴方の持つ力は元々私のものなんだよ力を経由すれば会話も簡単だよ」 

「それじゃあ何で別れ際に何か会えなくなるみたいな雰囲気出してんですか!?」

「ほら、びっくりさせようと思って」 
「それに、旅の手助けもしたあげようと思ってね」 

「本当ですか!それはありがたいです」 

「でしょ、だからわからないこととかあったら何でも聞いてね」 
「それと、私との会話はには条件があるんだ」


「条件?それは何ですか」 

「それはね、敬語をやめること何か似合わないからやめてね」 

え?それだけ、それならすぐにでもやめるんだけど 

「あとまだあってね、私と会話する方法は二つあるの」 

敬語は関係ないのかよ!何でやめろって言ったんだよこの人は 

「一つ目は時間が止まってること、時間を止めることで私と会話できるよ。 
二つ目は自分が作った空間にいること、私の力を使えば自分だけの異空間を作れるんだよ幾つでもねその空間にいれば会話できるよ」 
「明彦くんから私のいる所に来てくれてもいいんだけどね」
「まぁ簡単に言えば力を使ってる時だけ私と会話できるの」 

「そうなんですね、それじゃあ今は」 

「うん、時間を止めてます。私も少しだけだけどまだ力使えるんだ〜」 

「分かりましたとりあえず何かあれば時間を止めたりすれば良いんですね」 

「うん、いつでも良いからね」 


そして時間が動き出した。 

「ふむ、それもそうだなそれではこれから説明しよう」
「そなたらが呼ばれた理由はいくつかある、一つ目は今隣国であるニルカスと言う国が戦力を増強しておってないつこの国に攻めてくるかもわからん、だからそれを止めるために呼んだんだ」 
「二つ目は魔族が攻めてきたときの備えだな、今までもたくさんの人を異世界から呼んでいるのだがやはり人族なので寿命があってなみんな死んでしまうのだ、だからこうして定期的に呼んでおるのだよ」 

うん、くだらない理由で呼ばれたな。 

「フザケンナよ、そんなクソみたいな理由のために俺らは呼ばれたわけか?納得いくか!」 

こいつは、赤城智也元いた世界ではかなりの問題児だった奴だここでも問題ごとを起こす気なのか?

「落ち着け智也!ここで暴れても面倒になるだけだ」

「佐藤君やっぱ良い人だな」 

一部の女子からそんな声が上がった
やっぱ人気なんだな

「あの、ひとつ聞いてもいいですか?」

「何かね?」 

「僕たちは元の世界に戻れるのですか?」 

「ふむ、やはりその質問をするのか」 
「昔来た奴らもみんな聞いてきたのだよ」 

そうなのか、まぁ帰れるのかどうか知っておかないと不安になる気持ちは分かるけど

「答えだけ言おう、戻れるかどうかは分からん」 

突然周りの空気が重くなった、無理もないか帰れないと知ったんだから

「おい、何で何だよ帰れないのに呼んだのか」 

「いや、元の世界に戻るための魔法はあるのだが試したことがないんだ、だから帰れる保証はない」 

あ、帰る方法は一応あるのねなら良かった

「それならカミラはどうして俺たちの世界に来れたのですか?」

「ふむ、あれはカミラであるがカミラでは無い、神らの魂のみを君らのの異世界に送ったのだ、魂のみを送る方法はあるのでな、だが向こうの世界につながるゲートを作れる者がつい先日殺されてしまったのだ、ギリギリ君らを召喚することは出来たが、今向こうの世界につなぐことができる人はおそらくこの世界にいないだろう」  

「なんだよそれ、結局戻れないじゃないか!」

「一回落ち着け智也!話が進まない!」

「とりあえず今は戻る手段がないと言うことは分かりました、それで僕たちはまず何をすれば良いですか?」

「ふむ、まずは最初に言った通り隣国との戦争に参加してほしい、当然それまでに君達には最低限の訓練はしてもらう」  
「ちなみに、魔族が最近になって確認されてきているのでこの国で現れたら対処してくれ」
「さて、君達に見て欲しいものがある」 

突然目の前にカードのようなものが現れた

「それは、ステータスカードと言うものだ
そこに君達のステータスが書かれている」 

「うぉーそんなのあるのかよ」 

みんな興奮気味になってる、よほど嬉しいのか?とはいえ、俺も少し嬉しいけどねだってこういうの憧れるじゃん 

「早速確認してくれたまえ」 

自分のカードを見てみる


小林  明彦 

職業

レベル

体力

攻撃力

防御力

魔力

エクストラスキル


あれ?なにも書かれてない?

突然時間が止まった

「またまた参上だぜ〜」 

「やっぱりエル様ですか」 

「敬語はダメ!言ったでしょ」 

「そうでした、えっと、エル」 

「はい、よく出来ました」 
「さて、本題だけどステータスになにも表示されてないんでしょ」 

「うん、なにも書かれてないよ」

「当たり前だよ、あなたは今神様なんだよ強すぎて表示されてないんだよね」 

「あっそうなんだ、それじゃあどうすればいいんだ」 

「私が代わりのを用意したあげるよ、この世界で一般的なステータスのものをね」 

「ありがとう、助かるよ」 

俺のカードが変わった

小林  明彦

職業:魔剣士

レベル 

体力:95

攻撃力:70 

防御力:55

魔力:105 

エクストラスキル
無詠唱     記憶力増加    魔力感知 


おぉ、それっぽい

「凄いでしょ」 

「はい、確かにこれなら大丈夫ですね
「でもなぜ魔剣士何ですか?」 

「敬語に戻ってるよ!」 

「すみません慣れなくて、時期に慣らしていきます」 

「早く敬語やめてね」 
「さて、魔剣士の理由なんだけどそれはのちにわかるから後でね」 

「なんでですか?勿体ぶらないでくださいよ」 

「もう直ぐ時間が動き出してしまうからだね、お話しできるのはここまで、また後でね」 

「ちょっと待ってください」 

動き出してしまった、まだ止め方とか分からないからこっちから話せないのに

「みんな、聞いてほしいこれから僕たちはともに戦う仲間なんだまだ考えがまとまってなかったりしてるかもしれない、でもここにきてしまった以上戦うしかないんだ怖いかもしれないが僕についてきてくれないか」 

うおっ、凄いなこいつ一瞬で周りの空気を変えやがった

「しょうがないな、お前に付いてってやるよ」 

「私も付いてくよ」 

「俺も」 

続々と付いて行く人が増えていっている
ここはひとつ俺も乗っておかないと不味そうだな

「あっ、俺も付いてい」

「そうと決まれば早速行動だ早く訓練しようぜ」 

俺の声がかき消された、何か悲しいんだけど。 

「まぁまて、訓練は明日からだ今日はゆっくり休め」 

その後部屋に案内された、部屋は片付いていてベットと机だけと言うシンプルな作りだが休めるなら何でもいい 

すると頭の中にあいつの声がした

「みんなきいてくれ」 

佐藤星光の声だ何で声がするんだよ!

「これは念話と言う魔法らしい、今教えてもらったんだ」 

なんて行動力だ、尊敬しちゃうね

「明日訓練の前にみんなのステータスを確認したいもちろん強制はしない、だがこれから共に戦う仲間としてお互いのことを知っておきたいその為に一人でも多くの人が見せてくれることを祈ってる」 

念話が終わった、今の俺のステータスは一般的なはずだから見せても問題は無いだろうな

さて、とりあえず休むか色々あって疲れちゃったし。 





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