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呪われた吸血姫 1

ましろ

第1章 囚われた姫

私は暗い牢獄部屋にいた
人狼に毎日暴力を振り回される日々…
あぁ…またか…
もう何度目なのかな…



一遡ること数日前一
この日は私の誕生日
「アイリスおめでとう!!」
「おめでと!!」
「もう、10歳かぁ〜」
「早いわねぇ〜」
父と母がそう言う
 そう、私はブラッドレイン家のご令嬢
あのかの有名な呪われた血なのだ
そして、この日アイリス ブラッドレインは10歳の誕生日を迎えた
「さぁ、俺たちからの誕生日プレゼントはこれだ!!」
父と母ががくれたのはシルバーのシンプルなリングだった
「ありがとう!おとうさん!おかあさん!」
「絶対なくしちゃダメだぞ?」
「どうして?」
「それは、あなた自身を守るための物だからよ」
「うん!わかった!」
そんな時、勢いよく扉が開いた音がした

「見つけたぜ!!ブラッドレインのご令嬢さん 」
「ひゃっはー!!美味しそうな匂いだなぁ!」
突然現れた人狼2人組
母が「早く逃げて!」と言う
父が「ここは俺たちがなんとかくい止めるから!」と…
「私も一緒がいい!」
「アイリスは遠くへ逃げて!直ぐに追いつくから!」
「うん!わかった!」
そして、その後…私は人狼から逃げたんだ
「クソっ!テメェ!逃げられると思ってんのか!?」
「お前の餌は俺だぜ?そこんとこ忘れんなよ?」

そして私はひたすら走った
遠くへ遠くへひたすら走った
もうすぐそこまで人狼が来ていた…
「そんなっ…おかあさんとおとうさんは??」
「あ〜、あいつらは食ったよ」
「おいしかったよなぁ〜」
そんな…おとうさんとおかあさんが…
やだっ…信じたくないっ!!
 そして、走ってる間に石につまづいて転んだ
そして、運が悪く目の前にあった大きな石にぶつかって私の意識は遠くいった…




そして今にいたる
普通の人だったらしんでいるだろう
でも私 、アイリス ブラッドレインは血があれば生きていけるという吸血鬼という名の種族だ
それより、痛いしお腹がすいたよ…
誰か…助けて…




俺、アレク ベルセルクは今何をしているのかというと、友人 クーゼルト ナインと話していた
 「噂でだが、ブラッドレイン家が人狼に襲われたらしい。しかもその日は10歳になる一人娘さんがいるらしいんだわ。で、人狼に囚われてしまったんだ」
「あれ?ブラッドレイン家って滅んだんじゃないっけ?」
そう、大昔ブラッドレイン家は人狼によって滅ぼされた
人狼は人の血肉を食らう
そして鼻が利くため、ブラッドレイン家はいい血肉なんだとか…
それに対し、血の濃いブラッドレイン家は人狼にとっていい餌でしかない
だが、極まれに呪われた血といって自分と相手の血液を操れることができ、治癒ができるという…
そして、更にその中でも悪魔のように角と尻尾、翼が生えた物は誰にも適わないという…
「実は生きとったらしいんよ。そして、あまりにも濃い血のためひっそり森で暮らしたんだそうだ」
「へぇ〜、で?その一人娘さんを助けに行けって?」
ちなみに、俺の友人クーゼルト ナインは情報屋だ
「そういうことだ。てなわけでよろしくぅ〜」
「うわ、また投げやりかよ…」




森にやってきたアレクはいきなり、誰かの声が聞こえた
「助けて…」と…
気のせいかなっとアレクは思い声の主はまた後にすることにした
途中、家を発見し寄ることにしてみた
匂いからして血なまぐさい部屋の扉を開けた
そこで、二人の遺体を見つけた
少しゾッとしたが先を急ぐことにした
カランっ…と音がした
シンプルなシルバーのリングを発見して念の為持ち歩くことにした

また、少女の声が聞こえた
「洞窟の奥の牢獄に早く向かって!!私はそこにいるから…だから…早く助けて…」

うん…聞き間違えじゃなかったと思ったアレクであった




そして洞窟にたどり着いたアレクはこの異常な光景に固まった
「な、なんだよ…これ…」
少女 アイリス ブラッドレインは頭から血を流し、所々食われた跡があった
「あ?」
人狼たちが気づく
「ゲッ…やるしかねぇーか」
俺は素手で人狼たちを撒き散らした
アイリスは掠れた声でつぶやいた
「後ろっ…!!」
「えっ…」
ドゴっ…
「調子に乗りやがって!この野郎が!!」
「目が覚めちまっただろーが?」
「ウソだろ!?俺の攻撃が効かねぇだと!?」
バキッ…男の右腕が折れた音がした
「ゔぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙!!」
そして、あっという間に敵(人狼たち)をやっつけたのだった

「ふぅ〜、やっと終わりっと。」
おかしいな?ところどろこ食われた跡があった傷口がなくなっている…
なにより、血なまぐさい匂いではなく美味しそうな匂いが漂っていた
「派手にやられたもんだなー。先に病院に行くか」
そう言ってアレクは病院へ少女をかついだ



目が覚めると私は病院の中にいた。
お布団が気持ちよくて正直でたくない。
コンコンっと扉のノックの音がする。
「どうぞ」
ガチャ…
そこには、私と同じぐらいの青年がいた
身長は彼の方が上だろう
黄色の髪に綺麗なエメラルドグリーンの瞳、肌は白い…どこかの貴族かな??
「おはよ。調子はどう?」
「おかげさまでこの通り元気です」
「そっか。家の建物の中にこれがあったんだけど君のかな?」
そう言って取り出したのはあの父と母がくれたシンプルなシルバーのリングだった
「ありがとうございます!」
私は泣きながらそう言った
「うわ…なんでないてんの?そんなにそれが大事?」
「とても、大事なものです。これは絶対無くさないようにって父と母が言っていたものですから」
「じぁさ、これからは無くさないように腕にはめれば?」
そう彼は言い、私はリングを腕に通した
そして、濃かった血の匂いがなくなった
 私はほっとしたようにまた眠った
俺は今後どうしたらいいのだろうと密かに考えていた

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