間抜けなエージェント

ノベルバユーザー343634

事件

ここはアメリカにある大手企業のビルの中だ。面向きは投資、製薬などの取り扱っている会社だ。しかし裏の顔は犯罪組織『デスマター』という名でテロ組織、マフィアなどの他の犯罪組織に大量の銃や兵器などを販売して表からも裏からも稼いでる組織だ。そしてそんな組織の社長とその幹部達の会議が行われていた。

「社長今回はどんな内容で我々を読んだんですか?」

「我々を全員呼ぶって事は大事な事なんですか」

「そうだ」

「まさかCIAが動いたんですか。それだったら他の組織に頼んで対処してもらいますか」

「そんな事ではない」

その社長の言葉を聞いて他の幹部達は何戦々恐々とした。かの有名なCIAを『そんな事』という言葉を使うという事はそれ以上のことだという事をさまざまな修羅場を乗り越えて来た幹部達は瞬時に理解した。

「あの死神が監獄から出てきたかもしれない」

「っ!それは確かなんですか?」

「あぁ日本のデパートに天皇家の人質にしてこもった事件を覚えているだろう?」

「はい。人質が天皇家だった事もあってこっちに放送していましたが……もしかして……」

「そう、そしてその武装集団を倒したのが日本警察と言っていたが違った」

「その確証は?」

「死神と戦っていた時に気絶の仕方が似ていたんだ。私が気になってその武装集団の怪我の後を見てみたら昔私が戦っていた時と全く同じの傷跡が出来ていたんだ」

そんな社長を黙って幹部達は聞いていた。

「全組織に伝えろ」

「………なんと?」

「また起きるぞ。『死神の審判』が再臨すると」

「!?それは……確か……何ですか」

「あぁまたあの地獄が起きる。それに対して我々は準備しないといけない。……あの死神に……狩られてしまう」

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その事件の名は[死神の審判]と言われている。その事件を起こしたのはCA機関の工作員死神を主軸に死神を慕っていた部下の6人と一緒にCA機関の命令に逆らい世界中に回り全犯罪組織の無差別殺害を行った。
もちろん部下達は一人一人亡くなっていた
そして死神は最後一人になり復讐対象の犯罪組織『ディアボロス』の組織本部をたった一人で襲撃し、総裁含む幹部12人と工作員を合わせ約260人を殺害した事でまだ世界に生き残っていた犯罪組織達は心から震え上がって犯罪者と工作員の中で伝説になっている。

そんな伝説を作った男は今悶絶していた。また壁の角に小指をぶつけのたれ回っていた。 

「こっの、くそ壁!ぶち壊してやろうか!」

とやろうと思ったらやれるけど壁からの攻撃の方が断然強く精神的にも肉体的にも大ダメージを受けていた。


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中国から日本に向かって民間飛行機が飛んでいた。そしてその席に黒服を着て黒のサングラスを付けている女性が座っていた。
そんな彼女はサングラスをのけ、窓から空を見てみると日本が見えており彼女は目を細めながら、

「やっとね。……誠司くんいや、死神くん……私は許さない」


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