間抜けなエージェント

ノベルバユーザー343634

久しぶりの戦闘と彼女

「誠司!逃げろ!」

父親が数人を押さえて俺に向かって言ってきた。

「どこか遠くに逃げろ!」

俺は家族で旅行に来た。夜に家族と飯を食べていたら数人の男達が襲ってきた。
母親がナイフで刺され床に倒れていた。俺はそれを見て怖くなり父親が言った言葉を聞いて全力で逃げた。 

「誠司……すまない……お前たちを巻き込んでしまって…………すま…ない」 

そう言って亡くなっていた。俺は殺される手前で桜木が助けてくれた。桜木はその時はまだエージェントとして現役だった。
 俺は本国に帰り墓の前で桜木に言った。

「じじい………俺に……エージェントとして教えてくれ」

「……何のためだ?」

「親父と母さんの復讐だ」

「……分かった。お前にエージェントとして教えてやる。俺の技術、武術、体術を教えてやるからついてこい」

そうして俺は復讐の為じじいについて行った。その日から俺は両親の墓には行っていない。

「まぁた懐かしい夢見たなぁ」

ベットの所でそう呟いた。今俺が住んでいるのは機関が用意したマンションで住んでいる。何で日本で住んでいるのは、来月に行われる天皇家の護衛の為だ。機関がディアボロスの組織の情報を教える代わりにエージェントとして働くという関係だ。
俺は時計を見てみると4時になっていた

「はぁ……目が覚めたし散歩でも行くか」

俺はジャージに着替えマンションのドアを開き少し散歩し、近くにある公園に行った
池の方に向かってベンチに座った。そしたら向こうからマスクをつけた男が言ってきた。

「おいそこのガキ金寄越せ」

「はぁいやー俺金持ってねーすよ」

「嘘つけ。じゃあ両手を上げてみろ。俺がポケットの中見てやるよ」

「いや本当に持ってない」
 
「いいから手を上げてろ」

そのまま俺は両腕を上げ男が近づいて来た時俺は男の左腕を掴み引き寄せ自分の右膝で相手の左腕を折り、

「痛ぇぇえええ!?」

相手が自分の左腕を抑えながら後ろ少し下がった相手に俺はすぐに回し蹴りを食らわし相手はノックダウンした。

「ふぅ〜早起きするもんじゃないな」

そのまま気絶したやつをほったらかしにして自分の家にいる帰った。(もちろん素っ裸にした)笑笑

///////////////////

俺は朝飯を作りソファに座りテレビをつけた。

「はぁ〜寝む」

俺はパンを食べながら言った。お腹減った。

「!」

俺は寝室から何かがいるのか分かった。寝室のドアノブが少し曲がっていた。俺はきちんと真っ直ぐにするようにしている。俺はすぐにソファーに隠していた拳銃を持って俺は寝室のドアの近くに行き少し開けて見てみるとそこから短剣が出てきて俺はそれを避け寝室のドアを相手にぶつけ部屋に入り相手と格闘戦になった。相手の腹を殴ろうとしたら防がれ相手は小柄でそれを生かして部屋の中で蹴りを入れてきた、それを俺は防ぎ相手をベットの上に押し倒した。そして相手の足を自分の両足で押さえ、相手の両手を自分の片手で相手の頭の上に押さえもう片手で拳銃を向けた。

「……やっぱり……誠司は……変わってないね」

そう言ってきた。俺はその声に聞き覚えかあった。もしかして……

「桜か?」

「……うん……3年ぶり」

「何で襲ってきた?」

「……鈍ってないか……確認」

「さいですか」

そう言いながら俺は彼女を離した。彼女は白崎桜。CA機関工作員の「黒狼」と言われている、彼女は機関の中でも腕利きで対象の暗殺や諜報などの隠密を得意としているが昼で活動しており彼女の顔を知っているのは数少ない。俺は彼女と何回も仕事を一緒にやっていて知っている。

「……誠司」

「なんだ?」

「……どうして」

「うん?」

「……どうして……あと時……頼ってくれなかったの」

「……桜」

「……どうして!……どう……して……言ってくれなかったの」

「俺はお前を巻き込みたくなかったんだ」

「……うん。知ってる……誠司は優しいから……巻き込みたくないって……分かってたけど」

「すまん」

「……本当に謝ってる?」

「もちろん」

「……じゃあ約束して」

「どんな?」

「……何かするなら……私も巻き込みって」

彼女は綺麗な黒髪をした顔を上げ決意した風に俺に言った。

「……」

「……」

「……はぁ分かった。何かする時は桜に言うよ」

「……うん……約束」

「おう。この後どうする?俺は飯食ってる途中だし…」

「……じゃあ私も食べる」

「じゃあ行きますか」

「……うん」

そうしようと立てろとしたら滑って彼女を押し倒して俺の右手が彼女の胸を触ってしまった。彼女の顔をだんだんと真っ赤になって俺は冷や汗を出した。

「……誠司」

「はっはい!」

「……今回は許す……今度やったら……襲うから」

「すんません」

そう言って土下座した。深々と
そのまま俺は寝室から出ようとしたら俺の左足の小指が壁の角にあたり俺は絶望した。
俺は桜に膝枕してもらいながら数分悶絶した。

「……間抜けな所も……変わらない」

「否定したいが出来ない!」

そんな事を言っている彼女は裏腹に嬉しそうに誠司に膝枕をして頭を撫でて笑顔に微笑んでいた。
誠司は苦しそうに絶賛悶絶だった。

「ぁぁぁぁああ痛ぇなぁ」

「……ふふ」

「人の不幸を笑うな」

「……誠司らしい。……私は誠司の味方だから……いっぱい頼って」

「なら俺の小指の痛みをどうにかしてくれぇぇえええ」

「……頑張」

そうまま桜と朝飯を食って一緒に買い物に行ったりゲームしたりしてそのまま夜に桜と別れた。桜はもっと居たそうにしていたが新しい任務があるのでいかなければなかった。

「また暇な時来てもいいぞ」

「……いいの?」

「あぁ」

「……ありがと……誠司」

「うん?」

そう言って彼女は俺の頬にキスをした。

「……大好き」

そう彼女は顔を真っ赤にしながら闇へと消えて行った。


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