間抜けなエージェント
エージェント誠司
ここは北海道の北端の崖。桜木と誠司の乗っているヘリが着陸した。そしたら崖の岩が割れヘリがそのまま地下に潜っていた。地下にドーム状の空間が現れた、そこには森林地帯があり真ん中には高いビルが建っていた、そこはCA機関の本部だ。
CA機関とは日本政府の秘匿機関であり、北海道に本部を置いて各同盟国にテロなどが現れた時の対処、犯罪組織などのスパイ
各国の重要人物などの護衛をしており世間からは秘匿され世界を裏から支えている機関の一つだ。
「久しぶりだな。この光景」
「あぁお前が監獄に入ってから三年が経つな」
「もうそんなに立つのか」
そんな事をCA本部ビルに向かう為の自動移動車を乗って窓から覗きながら呟いた。
「さっさとその格好をどうにかしてから来い」
「そんな格好?」
「その囚人服を着替え来いと言ってるんだ」
「りょーかい」
「着替えたら長官室に来い」
「へいへい。……そう言えばあいつらは俺の事知ってるのか?」
「まだ言ってない。お前が出てきてる事を知っているのは俺だけだ」
「……そうか」
そのままビルの中に入っていた。
//////////////////
「ふぅ〜懐かしいねぇ。俺の部屋」
そこには俺が以前使っていた部屋があった。俺が居ない間でも掃除がしてあった、俺はそのまま囚人服を脱ぎ捨てシャワーを浴び、用意されていた黒服を着た。
その黒服は特別製で防弾防炎防寒になっており、俺はそれを着てエージェントの証のバッチを付けその黒服の上に黒のコートを着て黒のサングラスもつけた。
そのサングラスも脳内の微動波と連動し、サングラスのレンズにさまざまな機能が付いており、同じサングラスを付けている人と連絡が出来るようになった。
そして俺は15歳の時に工作員としての活動していた格好になり少し笑っていた。またこの格好をするとは思ってなかったからだ
「さてさてじじいの所に行くかな」
そしてドアを開けエレベーターに乗り最上階にある長官室に向かった。
「入れ」
「どうも。失礼しまーす」
そう言って椅子に座っている桜木の前に歩いて行った。桜木の護衛している女性秘書から少しばかりの殺気が出た。その女性秘書も現役の工作員である為腕が経つ工作員だ。
「座ってくれ」
「どうも」
「………相変わらずに遠慮がない奴だな」
「遠慮したって損するばっかだからな」
「いい度胸だ」
「あんがと」
そんなフレンドリーな会話をしていた。そして桜木は真面目な顔になり誠司も真面目な顔になり殺気を放っていた女性秘書はその二人を見て戦慄した。何故なら昔は「伝説の双頭」として尊敬されていたが、あの事件以来誠司の尊敬度はマイナスに向かっていた。
「あの組織が現れたのは1カ月前だ。英国の銀行が襲われた」
「最近だな」
そう言いながら渡された資料をパラパラと見ながら言った。
「その時は自らディアボロスの組織と名のりそのまま逃げて行った。今も警察が探している」
「ふぅ〜ん。名乗ったからと言ってもディアボロスの組織とは限らんだろ」
「もちろんだ。ディアボロスの組織の証拠はある」
「どんな証拠だ?」
「あの総裁が声明発表した」
「何?そんな訳がないだろ。俺はこの目の前で死んでいくのを見たぞ」
俺は自分でも顔が険しい顔になっているのが分かる。
「信じがたい事だが本当だ」
「そうか……」
「お前に命令する」
「……」
「総裁が生きているのが確認し、生きていた場合…………暗殺しろ」
「……いいのか?」
「ダメと言ってもお前は守らんだろ。なら最初から命令しておけばいいと思ったんだ」
そんな風に俺の顔を見て言った。俺は自分の心の中にはまたあの時の殺意と熱意そしてさまざまな思いが混ざってきた。
「改めて命令する。ディアボロスの総裁が生きているか確認し、生きていたなら独自判断で暗殺しろ」
「了解。死神の名の元に地獄に叩き落としてやる」
そうお互いは笑いながらそう言った。それを見ていた女性秘書は冷や汗をかいていた。この二人には絶対に武術でも武器を持っていても勝てないと本能で感じた。
そしたら誠司が言った。
「そこの女性綺麗だね。俺と一晩過ごさないか?」
などと言ってきたので女性秘書はきっぱりと断った。
「嫌です」
「あらあら振られちゃた」
そう言いながら椅子から立ってドアに向かった。そうすると誠司はドアを開ける前に止まり
「あいつらに言っておいてくれ」
「彼女達にか?」
「あぁ」
「なんて?」
「裏切って悪かったな…と」
「…………分かった」
「それじゃ行くわ」
「……もしこの命令をクリアしたのなら正式にCA機関の工作員として雇う」
そのまま誠司はドアを開け出て行った。そう桜木は言うと女性秘書は驚愕の顔をして言った。
「長官私は反対です」
「どうしてだ?」
「彼がどんなに優秀だとしても彼は命令を逆らったからです」
「……確かに君の言い分は分かるが、君は何の為にこの機関に入った?」
「それは自国を理不尽な犯罪から守りたいからです」
「そうだ……わしもそんな理由でこの機関に入り守りたいと思っているから今長官の地位にいる」
「はい」
「誰しもなにかを守りたいからこの機関にいる、だがあいつは違う。あいつはある組織に家族を殺されその復讐を果たすためにこの機関にいた」
「それで………命令違反したんですか」
「そうだ。やっと目の前に仇相手がいるならわしでも命令違反しても仇を討ちたいと思うだろうな」
//////////////////
「はぁ〜〜クシュン!寒すぎだろ。冷房効き過ぎ〜〜」
そんな事を言いながら機関が用意していた地上のマンションに向う為にバイクに乗っている誠司は貨物大型エレベーターに向かって冷房が効き過ぎている事を文句言っていた。
CA機関とは日本政府の秘匿機関であり、北海道に本部を置いて各同盟国にテロなどが現れた時の対処、犯罪組織などのスパイ
各国の重要人物などの護衛をしており世間からは秘匿され世界を裏から支えている機関の一つだ。
「久しぶりだな。この光景」
「あぁお前が監獄に入ってから三年が経つな」
「もうそんなに立つのか」
そんな事をCA本部ビルに向かう為の自動移動車を乗って窓から覗きながら呟いた。
「さっさとその格好をどうにかしてから来い」
「そんな格好?」
「その囚人服を着替え来いと言ってるんだ」
「りょーかい」
「着替えたら長官室に来い」
「へいへい。……そう言えばあいつらは俺の事知ってるのか?」
「まだ言ってない。お前が出てきてる事を知っているのは俺だけだ」
「……そうか」
そのままビルの中に入っていた。
//////////////////
「ふぅ〜懐かしいねぇ。俺の部屋」
そこには俺が以前使っていた部屋があった。俺が居ない間でも掃除がしてあった、俺はそのまま囚人服を脱ぎ捨てシャワーを浴び、用意されていた黒服を着た。
その黒服は特別製で防弾防炎防寒になっており、俺はそれを着てエージェントの証のバッチを付けその黒服の上に黒のコートを着て黒のサングラスもつけた。
そのサングラスも脳内の微動波と連動し、サングラスのレンズにさまざまな機能が付いており、同じサングラスを付けている人と連絡が出来るようになった。
そして俺は15歳の時に工作員としての活動していた格好になり少し笑っていた。またこの格好をするとは思ってなかったからだ
「さてさてじじいの所に行くかな」
そしてドアを開けエレベーターに乗り最上階にある長官室に向かった。
「入れ」
「どうも。失礼しまーす」
そう言って椅子に座っている桜木の前に歩いて行った。桜木の護衛している女性秘書から少しばかりの殺気が出た。その女性秘書も現役の工作員である為腕が経つ工作員だ。
「座ってくれ」
「どうも」
「………相変わらずに遠慮がない奴だな」
「遠慮したって損するばっかだからな」
「いい度胸だ」
「あんがと」
そんなフレンドリーな会話をしていた。そして桜木は真面目な顔になり誠司も真面目な顔になり殺気を放っていた女性秘書はその二人を見て戦慄した。何故なら昔は「伝説の双頭」として尊敬されていたが、あの事件以来誠司の尊敬度はマイナスに向かっていた。
「あの組織が現れたのは1カ月前だ。英国の銀行が襲われた」
「最近だな」
そう言いながら渡された資料をパラパラと見ながら言った。
「その時は自らディアボロスの組織と名のりそのまま逃げて行った。今も警察が探している」
「ふぅ〜ん。名乗ったからと言ってもディアボロスの組織とは限らんだろ」
「もちろんだ。ディアボロスの組織の証拠はある」
「どんな証拠だ?」
「あの総裁が声明発表した」
「何?そんな訳がないだろ。俺はこの目の前で死んでいくのを見たぞ」
俺は自分でも顔が険しい顔になっているのが分かる。
「信じがたい事だが本当だ」
「そうか……」
「お前に命令する」
「……」
「総裁が生きているのが確認し、生きていた場合…………暗殺しろ」
「……いいのか?」
「ダメと言ってもお前は守らんだろ。なら最初から命令しておけばいいと思ったんだ」
そんな風に俺の顔を見て言った。俺は自分の心の中にはまたあの時の殺意と熱意そしてさまざまな思いが混ざってきた。
「改めて命令する。ディアボロスの総裁が生きているか確認し、生きていたなら独自判断で暗殺しろ」
「了解。死神の名の元に地獄に叩き落としてやる」
そうお互いは笑いながらそう言った。それを見ていた女性秘書は冷や汗をかいていた。この二人には絶対に武術でも武器を持っていても勝てないと本能で感じた。
そしたら誠司が言った。
「そこの女性綺麗だね。俺と一晩過ごさないか?」
などと言ってきたので女性秘書はきっぱりと断った。
「嫌です」
「あらあら振られちゃた」
そう言いながら椅子から立ってドアに向かった。そうすると誠司はドアを開ける前に止まり
「あいつらに言っておいてくれ」
「彼女達にか?」
「あぁ」
「なんて?」
「裏切って悪かったな…と」
「…………分かった」
「それじゃ行くわ」
「……もしこの命令をクリアしたのなら正式にCA機関の工作員として雇う」
そのまま誠司はドアを開け出て行った。そう桜木は言うと女性秘書は驚愕の顔をして言った。
「長官私は反対です」
「どうしてだ?」
「彼がどんなに優秀だとしても彼は命令を逆らったからです」
「……確かに君の言い分は分かるが、君は何の為にこの機関に入った?」
「それは自国を理不尽な犯罪から守りたいからです」
「そうだ……わしもそんな理由でこの機関に入り守りたいと思っているから今長官の地位にいる」
「はい」
「誰しもなにかを守りたいからこの機関にいる、だがあいつは違う。あいつはある組織に家族を殺されその復讐を果たすためにこの機関にいた」
「それで………命令違反したんですか」
「そうだ。やっと目の前に仇相手がいるならわしでも命令違反しても仇を討ちたいと思うだろうな」
//////////////////
「はぁ〜〜クシュン!寒すぎだろ。冷房効き過ぎ〜〜」
そんな事を言いながら機関が用意していた地上のマンションに向う為にバイクに乗っている誠司は貨物大型エレベーターに向かって冷房が効き過ぎている事を文句言っていた。
「現代ドラマ」の人気作品
-
-
362
-
266
-
-
207
-
139
-
-
159
-
143
-
-
139
-
71
-
-
138
-
124
-
-
111
-
9
-
-
38
-
14
-
-
28
-
42
-
-
28
-
8
コメント