間抜けなエージェント

ノベルバユーザー343634

始まり

ヘリが海の上を飛んでいた。
そのヘリに乗っているのはCA機関長官と監獄長そしてその後ろに護衛の黒服工作員が目的の所に向かって行った.                            
「もう少しで着くな」

そう言ったのは老人のCA機関長官の桜木九条だ。その男の隣にいた男は不満そうにしていた。

「俺は反対だぞ」

「まだそんな事を言っているのか」

「そんな事ではない!あのガキを釈放するのは反対だと言っているんだ」

「お前の言い分は分かる。だがあの組織がまた活発化してきた、その組織に対抗する為にはどんな人材が必要だ。それに……」

「それだけじゃないだろ」

そんな風に桜木の目を見ながら、強めに言った。

「あのガキはお前が拾っていた事は前々から知ってあるんだ」

「流石だな……」

苦笑しながら言った。

「ふん!何十年の付き合いだと思っているんだ。……はぁ分かった。けど俺は何かあっても責任取らねーからな」

「すまん」

そんな話をしていると特別な孤島に着いた。
特殊犯罪監獄『デスプリズン』
特殊犯罪者を投獄する所だ。その監獄は地下に向かって三級〜一級犯罪者を投獄している。
しかし例外もいる。
はるか底に投獄されている男がいた。その男は0級犯罪者であり、「奈落の牢獄」と言われている牢屋で投獄されておりその男は四肢を鋼鉄で作られた特別製の鎖で繋がれていた。

「久しぶりだな。誠司」

そう鎖で繋がれている男に言うと男は無表情だった顔を笑いながらあげた。

「久しぶり。じじい」

「ふっ三年間投獄されてもその性格は直っていなそうだな」

「当たり前だぜ。俺はそんなヤワな俺じゃねーからな」

「元から知っているよ」

そう桜木は少し笑いながらタバコに火をつけた。

「それで天下のCA機関長官殿がこんな犯罪者に何のようだ?まさか俺がタバコの大嫌いなのを知っているのにの目の前でタバコを吸いに来ただけ…とは言わねーよな」

「当たり前だ。お前を釈放しに来た」

そう桜木が言うと男は笑いながら言った。

「おいおい。終身刑はどうなったんだよ」

「あの組織がまた動き出した」

そう桜木が言うと誠司は笑うのをやめ、真面目な顔をして言った。

「まだ生きていたのか」

「あぁその話は本部で話そう。……当然出るだろ?」

「あぁ当たり前だ」

そう言うと誠司は鋼鉄の鎖を両手で掴み力を入れて壊した。その光景を見た桜木は呆れた顔をして、

「相変わらずの馬鹿力だな」

「それが俺だからな」

二人の男は地上に向かう為のエレベーターに向かって行った。

「元CA機関工作員『死神』、仕事の話をしよう」

「了解だ。じじい」

そして特殊犯罪監獄から放たれた。
昔最恐最悪の組織「ディアボロス」の総統と12人の幹部を殺し、その部下や関係者2560人を地獄に堕とし、裏社会から恐れられており数々の修羅場を超えてきた
最強で最凶の元CA機関工作員『死神』と言われた黒沢誠司の

「痛って!石踏んだ!」

「お前の間抜けも治っていないな」

「間抜けな男」が現実社会へと再誕生した。

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