もふもふ好きの異世界召喚士

海月結城

再戦〜4〜

 ウミの魔法が直撃し、ミリアが風魔法で防ごうとしたがウミの風魔法で相殺され、ゴーレムに直撃した。が、ゴーレムは全くの無傷だった。

「おいおい。なんだそのゴーレム。硬すぎないか?」
「どう? 降参する?」
「そんな事する訳ないだろ」
「それじゃ、ゴーレム。潰しちゃえ!」

 ゴーレムは左手に風の魔法を右手に火の魔法を纏って何度も殴って来た。が、それをウミは避ける。魔法は使わずに身体能力でよけている。

「流石ウミ様。あれを避けるんですね。でも、私に攻撃を当てないと勝てないですよ!」

 ミリアは土の魔法でウミの三方と上を囲み逃げられない様にした。そこに、ミリアによって魔法の威力が強化されたゴーレムのパンチが炸裂した。

「これで、終わった……筈」

 ミリアはそう溢していたけれど、ウミがあれだけで負ける筈がない。

「ほれ、妾はこっちだぞ」
「っ!?」

 ミリアはウミの声がした後ろを振り向く。そこには、呼吸も乱さず無傷のウミが立っていた。

「一体どうやって……」
「そんなの、ただ避けてこっちに移動して来ただけだか?」
「そんな、そんなのあり得ないわ!!」
「あり得なく無いぞ。現にこうやってできてる訳だしな」
「……しょうがないか」
「なんだ? 降参でもするのか?」
「これだけは使いたくなかったんだ。でも、これを使わないと負ける気がするの。だから、許してね」

 そう言って、ミリアは闇と光の魔法以外の4つの魔法。火、水、風、土の魔法を発動した。

「これはね。私のとっておきなの。使ったら最後……私は……」

 その言葉を最後にミリアの頭上にあった4つの魔法が組み合わされ、収束した。収束された魔法は掌サイズまで縮んだが色が黒くなり明らかに「やばい」ものだ。

「さぁ! 行け!!」

 そして、ミリアはそれをウミに向かって投げた。投げられたそれは、勢いは全く無くゆっくりとウミに向かって行く。ウミはゆっくりなその魔法に少し安心したのか気を抜いてしまった。そして、それがどんどん下に下がっていき、ウミの足元で爆発した。
 その魔法は、火の魔法で水、風が熱さられ、土が熱で脆くなり、それが強力な熱風でものすごいスピードで飛んで行き、まるで弾丸の様な物に変化してウミに、ミリアに、観客席まで巻き込んでそれが飛んで行った。

「っ!?」

 誰もがそのになった光景を見て「あ、死んだ」と思っていた。

「ホッホッホッ、これは凄いな。『消去』。あまり、本気は出さん方が良いぞ」

 そして、時は動き出した。それと同時に、ミリアの魔法は消え去っていた。

「今のは……一体?」

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