もふもふ好きの異世界召喚士

海月結城

ミルvsイヤ〜2〜

 後ろに吹き飛ばされたイヤは空中で一回転して着地した。

「うー、攻撃が当たらない」
「まだまだ行くよ!」

 ミルが走り出し片方の剣を投げた。
 イヤはそれをはたき落とし正面を向き、目を見開いた。すぐ目の前にミルが迫って来ていたのだ。

「っふ!!」

 刀の良いところは軽いというものもある。
 剣をはたき落とし、下にあった刀を上に向けて振り上げた。

「おっと。危ない危ない」

 それをヒョイっと横に避けた。
 一度距離を取るために後ろに下がろうとしたが、足元には剣が落ちているのを忘れていた。

「ごめん!!」

 ミルには悪いと思ったが、イヤは剣を思いっきり遠くに向けて蹴った。

「あっ!!」
「え!?」

 そこを考えてなかったのかミルが驚いていた。
 ミルは双剣から一本の剣だけになり、攻撃力が半分になるかと言われたらそうでもない。

 ミルは剣を両手で構え、イヤは刀を正面で構えた。

「次で最後にするよ!!」
「そうね。来なさい!!」

 イヤが先に動いた。上から振り下ろすように刀を振るう。それを受け流してイヤの懐に踏み込んだ。そして、イヤの首元にミルが剣を当てた。

「うっ、降参です」

 そして、二人の戦いは終わりを迎えた。

 残りの試合は何でもありの戦いを残すのみになった。

「おーい。モフラ。いるか?」

 今日は久しぶりにみんなで遊ぶ事になり、頭の上にモフラを乗せるために呼びかけているのだが、返事がない。

「あれ? モフラ?」

 通信スキルを使って話しかける。

「も、もう。お腹いっぱい」
「え? ど、どうしたの?」
「ご、ご主人。今日は私を置いて行って良いよ。てか、置いて行って」
「え、わ、分かった」

 モフラを部屋に置いておいて、部屋を出た。

「お待たせ」
「遅いよ!」

 既にみんな集まっているようだ。

「あれ、モフラはいないの?」
「うん。なんか、お腹いっぱいだって……」
「へー、珍しいな」
「ねぇ。今日は何処行くの? 僕何も聞かされてないんだけど」
「ふふん。今日は、ピクニックよ」

 今日の予定は僕以外のみんなで決めて来たらしい。ただ、お稲荷さんを作って来てと言われただけだった。

「ピクニックか」
「嫌だった?」
「嫌じゃないよ。ただ、こんなに大人数でやるピクニックって初めてで楽しそうだなって」

 今回のピクニックは6人という一家族と同じかそれより少し多い人数でのピクニックで楽しみだ。

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