もふもふ好きの異世界召喚士

海月結城

メルコvsメシャーナ

 2人が動けづにいたのは、2人が開始と同時に床に設置した地雷のためだ。

「君〜、なかなかやるね」
「……君も」
「「でも」」

 2人が同時に床に魔力を伝わせる。

「さぁ、小手調べはここまでだよ」

 2人は全くの同時に床の地雷を解除した。

「……やるじゃん」

 魔法のみの戦いは魔法で作り出した物で合ったら何でも使って良い。
 メルコは両手に魔力を集め、それぞれの手に漆黒のカマを作り出し、2つのカマを繋げる為の鎖を作り出した。
 メシャーナは、1本の光の槍を作り出した。

「「行くよ」」

 2人は同時に動き出した。
 メルコが、カマを振りかざそうと右手を大きく後ろに持って来た時、既にメシャーナの槍は振り下ろされていた。それを、ギリギリのところで鎖で受け止めた。

「まだまだ行くよ」

 メルコは、メシャーナの槍に押し込まれまいと、鎖で押し返そうとしていたがそれが裏目に出た。
 メシャーナがいきなり槍を引っ込めた。その為、メルコは体制が前に崩れた。そこに、メシャーナの槍の持ち手部分がメルコの左横っ腹に思いっきり叩き込まれた。

「ウグッ!」

 だが、メルコは咄嗟に左手のカマで防いでいた。そして、右手に闇魔法を纏いメシャーナのお腹に向かって発勁はっけいを放った。

「カハッ!」

 メシャーナは発勁で後ろに飛ばされた。

「や、やるじゃない」
「……君もね」

 そして、2人は同時に地面を蹴った。しかし、メシャーナはメルコに向かってでは無く、宙に跳んだ。

「はっ!!」

 メシャーナは、光魔法でメルコの目の前に壁を作り出しメルコの足を止めた。自分の周りには、光の矢を幾つも作り出しそれを放った。
 メルコは、空中に漆黒の壁を作り出しながら走り出した。

 そして、数秒後にはメシャーナの攻撃は止んでいた。空中に居れなくなったのもあるが、メルコの姿が見えなくなったからだ。

「……どこだ?」

 メシャーナが注意しながら周りを見ながら歩き出すが、メルコは見当たらない。

「しょうがないな」

 メシャーナが光の矢を全方位に向かって撃つがそれでも当たらない。

「え? 嘘」

 そして、未だに残っている空中の漆黒の壁に近づき、影が重なった瞬間。

「……さよなら」

 メルコのその言葉にメシャーナが後ろに跳ぼうとしたが間に合わなかった。
 メシャーナの意識が刈り取られたのだ。

 そして、試合は終わりを告げた。その静かな終わりに会場の誰もが言葉を失った。


明けましておめでとうございます!!

今年も『もふもふ』をよろしくお願いします。

「もふもふ好きの異世界召喚士」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「ファンタジー」の人気作品

コメント

  • こーぶ

    令和2年元旦
    明けましておめでとうございます。
    いつも楽しく読ませて頂いてますよ。

    1
コメントを書く