もふもふ好きの異世界召喚士

海月結城

リュメル〜予選終了〜

 メリュカを倒した後、直ぐに2試合目が行われた。
 ステージには、選考会と同じような結界が貼ってあるので、外に出たら傷も魔力も元通りだ。ただ、気絶は治らない。

「勝者!! リュメル選手!!」
「「「「「うぉぉぉぉぉ!!!」」」」」

 次の試合も無事に勝利し、そのブロックで1番勝利数の多いリュメルが本戦に進出を果たした。

「本戦はそのままここで行われるので、この控え室で待っていて下さい。何かあれば、外に私がいるのでなんでも申して下さい」
「はーい」

 控え室で、お菓子と紅茶を飲みながら待っていると、予選で勝ち抜いて来たであろう男が入ってきた。目元まで長い前髪を垂らしながら、猫背の姿勢だった。

「お疲れ様です」
「……どうも」
(うわっ、無口だ)

 何か話しかけようとしたが、特に話しかける理由もないのでそのまま飲食を続け、すぐにもう1人の本戦出場者が入って来た。

「お疲れ様でーす!」

 そこに、イサミが居たらこう思っただろう。『ギャル』だ! と。

「あ、お二人が次の対戦相手ってすか? よろしく〜」
「よ、よろしく」
「……」

 何というか、負けた。この人のグイグイくる感じ、ちょっと苦手。

「皆さん。お集まりですね。では、私について来て下さい」

 案内の人について行き、さっきのステージまでやって来た。
 そこで、選手紹介を行なってから試合が開始されるようだ。

「では、第一試合のメルコ選手と、メシャーナ選手はここに残って下さい。リュメル選手は控え室でお待ちください」

 さっきの猫背の男性がメルコと言い『ギャル』の方がメシャーナと言うようだ。

 そして、試合が始まると、2人とも凄まじかった。
 私は見れていないが試合が終わってからイサミに聞いたのだ。

 2人はリュメルとメリュカのように試合が始まってから動き出すのではなく、試合が始まっても動かなかった。
 と、言うか動けなかったが正しい。近くにいたイヤさんが言っていたのだが、地面に大量の魔力爆弾なる物を配置したらしい。2人とも、試合が始まってから数秒の事だ。
 それだけで、2人がどれだけの魔法使いかが分かる。

 そこからは、物凄い戦いだった。

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