もふもふ好きの異世界召喚士
決勝〜1〜
あれから数日が経過し、全ての選考会で決勝戦を残すのみになった。
「今日はこの会場で全部の決勝戦をやるんだね」
「そうだぞ。あれは見ていて痺れるものがあるぜ」
試合は、初等部の3年から始まり、高等部の3年までの試合が今日行われる。
その試合はどれも盛り上がるので今日だけは一般公開され、一般の学園に通っていない人たちも見る事が出来る。
「そうだ、レイド、リュメル」
「「どうした(の)?」」
「昨日。学園長の部屋に呼ばれてこれ貰ったんだ」
「どれ?」
手に持っていたチケットを見せると2人に驚かれた。
「これってVIP席のチケット!? それも3枚!?」
「お前! これどうやって手に入れた!?」
「え? だから、学園長に貰った……」
「「ちょっとこっち来い!」」
2人に手を引かれ小さな裏路地に入って行った。
「これはな、昨日販売されて即10分で完売したチケットだぞ!!」
「え、そうなの?」
「オークションに出品されたら高額での買取は当たり前の超レア物なんだぞ!!」
「それを、あんな人がいる中でひらひらと見せつけて……」
その後もなんだかんだ怒られたが、VIP席に入った。
「ここならご飯も飲み物も無料で食べられるんだよな。お、これメニューじゃん」
レイドはメニューを手に取り、目に付いたものを近くに居たメイドさんに頼んでいた。
「皆さん!! お待たせしました!!!! これより!!! 選考会決勝戦を開始いたします!!!!」
試合はA〜Bブロックの勝者達4人が一つのステージで勝ち残りの試合を行う。
「それでは!!! 初等部3年生の選手入場です!!!!」
「「「「わぁぁぁぁぁぁ!!!!」」」」
大きな歓声と共に4つの入り口から小さな人影が見えた。
その試合は凄まじかった。
初等部の3年生でも、流石は決勝まで生き残った人たちだけあって、魔法の使い方が上手い。
それから、レイドが頼んだ料理が来たのでそれを少しずつ食べながら試合観戦を続けて行くと、初等部最後の6年生による決勝戦が始まった。
「あれ? リュメル選手!?!? 何処ですか!?」
実況を務めていた人がリュメルの名前を読んでも姿を現さない。
それもそのはず、隣で口にお肉を詰め込んで固まっているのだから、リュメルはそのステージ上に居ない。
「ぼ、ぼうじよう」
「ほらたって!」
僕がそう指示すると、しゅぱっとその場に起立する。
この席は、試合がよく見える場所なので、ステージにもジャンプしたら届きそうだ。
「思いっきりステージに向かってジャンプ!!!」
リュメルの背中をパシッと叩いて背中を押すと、リュメルは声にならない声を「んーー!?」と出しながらステージの上に着地した。
「今日はこの会場で全部の決勝戦をやるんだね」
「そうだぞ。あれは見ていて痺れるものがあるぜ」
試合は、初等部の3年から始まり、高等部の3年までの試合が今日行われる。
その試合はどれも盛り上がるので今日だけは一般公開され、一般の学園に通っていない人たちも見る事が出来る。
「そうだ、レイド、リュメル」
「「どうした(の)?」」
「昨日。学園長の部屋に呼ばれてこれ貰ったんだ」
「どれ?」
手に持っていたチケットを見せると2人に驚かれた。
「これってVIP席のチケット!? それも3枚!?」
「お前! これどうやって手に入れた!?」
「え? だから、学園長に貰った……」
「「ちょっとこっち来い!」」
2人に手を引かれ小さな裏路地に入って行った。
「これはな、昨日販売されて即10分で完売したチケットだぞ!!」
「え、そうなの?」
「オークションに出品されたら高額での買取は当たり前の超レア物なんだぞ!!」
「それを、あんな人がいる中でひらひらと見せつけて……」
その後もなんだかんだ怒られたが、VIP席に入った。
「ここならご飯も飲み物も無料で食べられるんだよな。お、これメニューじゃん」
レイドはメニューを手に取り、目に付いたものを近くに居たメイドさんに頼んでいた。
「皆さん!! お待たせしました!!!! これより!!! 選考会決勝戦を開始いたします!!!!」
試合はA〜Bブロックの勝者達4人が一つのステージで勝ち残りの試合を行う。
「それでは!!! 初等部3年生の選手入場です!!!!」
「「「「わぁぁぁぁぁぁ!!!!」」」」
大きな歓声と共に4つの入り口から小さな人影が見えた。
その試合は凄まじかった。
初等部の3年生でも、流石は決勝まで生き残った人たちだけあって、魔法の使い方が上手い。
それから、レイドが頼んだ料理が来たのでそれを少しずつ食べながら試合観戦を続けて行くと、初等部最後の6年生による決勝戦が始まった。
「あれ? リュメル選手!?!? 何処ですか!?」
実況を務めていた人がリュメルの名前を読んでも姿を現さない。
それもそのはず、隣で口にお肉を詰め込んで固まっているのだから、リュメルはそのステージ上に居ない。
「ぼ、ぼうじよう」
「ほらたって!」
僕がそう指示すると、しゅぱっとその場に起立する。
この席は、試合がよく見える場所なので、ステージにもジャンプしたら届きそうだ。
「思いっきりステージに向かってジャンプ!!!」
リュメルの背中をパシッと叩いて背中を押すと、リュメルは声にならない声を「んーー!?」と出しながらステージの上に着地した。
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