もふもふ好きの異世界召喚士
卒業試験〜1〜
午後になり、ミリアちゃんの卒業試験が始まった。
「さぁ、ミリア。今日の試験の内容を発表するぞ」
「はい!」
今は、外にある魔法修練場にやって来ている。一階と二階があり、王様や王妃様と僕たちは二階で見ている。そして、一階に、ウミとミリアちゃんが対面して立っている。
「遂に始まりますね。王様」
「そうだな。遂にこの生活も終わるのか」
ウミの家庭教師が終わったら僕たちは王都を出るのだ。
「はい。本当にお世話になりました」
「まだまだここに住んでて良いんだがな」
「そんな訳には行きませんよ。僕にも目的はあるんですから」
「ほう。初めて聞いたな」
「初めて言いましたからね。僕にはこの旅を終えて、立派な領主になるんです」
「そうか、それは良いな。私も、君が領主になってからが楽しみだ」
「王様も、変わらずに居てくださいね」
何歳も年の差があるのに、ここまで仲良くしてくれてる王様に、僕は感謝しか無い。
「ほら、始まりますよ」
「「はい」」
視線をウミの方に向けるとミリアちゃんとウミが剣と刀を構えて立っていた。
「この戦いは、剣と魔法何でもありだ。戦いはこの土の枠内のみ。それよりも外に行ってダメージを受けると、そのまま怪我になっちゃうから気を付けてね。その怪我はご主人が治してくれると思うけど、出来る限り枠内で戦ってね」
「はい!」
「それじゃ、ルル。お願いね」
「うん! 行くよー! 試合、開始!」
ルルの合図と共に、ウミとミリアちゃんが消えた。
両者ともに魔力で体を纏い、力を強化した。
「どりゃぁぁ!!」
「……ふっ!」
ミリアちゃんが剣を下から上に振り上げるが、それをウミが後ろに下がって避ける。そこからは、ウミの防戦一方だった。
下から振り上げ、横から薙ぎ払う。それを、後ろに下がりながら、刀で受け流していく。
「……攻撃してこないなら……これでどうだ!!」
ミリアちゃんは、ウミの行動に少し怒りを覚えていた。そして、魔法を使い出した。
ミリアちゃんが使ったのは風魔法と火魔法だ。
風魔法で竜巻を発生させ、そこに火魔法を追加する。すると、2メートルはある火の台風が、二つ発生しウミの左右を挟み込む。後ろは既に枠外になっている。
「早いですが。これで終わりです!!」
ミリアちゃんが剣を構えてウミに突っ込んで行く。
そこにいる誰もが、もう終わったと思ったその時、ウミが消えた。
「さぁ、ミリア。今日の試験の内容を発表するぞ」
「はい!」
今は、外にある魔法修練場にやって来ている。一階と二階があり、王様や王妃様と僕たちは二階で見ている。そして、一階に、ウミとミリアちゃんが対面して立っている。
「遂に始まりますね。王様」
「そうだな。遂にこの生活も終わるのか」
ウミの家庭教師が終わったら僕たちは王都を出るのだ。
「はい。本当にお世話になりました」
「まだまだここに住んでて良いんだがな」
「そんな訳には行きませんよ。僕にも目的はあるんですから」
「ほう。初めて聞いたな」
「初めて言いましたからね。僕にはこの旅を終えて、立派な領主になるんです」
「そうか、それは良いな。私も、君が領主になってからが楽しみだ」
「王様も、変わらずに居てくださいね」
何歳も年の差があるのに、ここまで仲良くしてくれてる王様に、僕は感謝しか無い。
「ほら、始まりますよ」
「「はい」」
視線をウミの方に向けるとミリアちゃんとウミが剣と刀を構えて立っていた。
「この戦いは、剣と魔法何でもありだ。戦いはこの土の枠内のみ。それよりも外に行ってダメージを受けると、そのまま怪我になっちゃうから気を付けてね。その怪我はご主人が治してくれると思うけど、出来る限り枠内で戦ってね」
「はい!」
「それじゃ、ルル。お願いね」
「うん! 行くよー! 試合、開始!」
ルルの合図と共に、ウミとミリアちゃんが消えた。
両者ともに魔力で体を纏い、力を強化した。
「どりゃぁぁ!!」
「……ふっ!」
ミリアちゃんが剣を下から上に振り上げるが、それをウミが後ろに下がって避ける。そこからは、ウミの防戦一方だった。
下から振り上げ、横から薙ぎ払う。それを、後ろに下がりながら、刀で受け流していく。
「……攻撃してこないなら……これでどうだ!!」
ミリアちゃんは、ウミの行動に少し怒りを覚えていた。そして、魔法を使い出した。
ミリアちゃんが使ったのは風魔法と火魔法だ。
風魔法で竜巻を発生させ、そこに火魔法を追加する。すると、2メートルはある火の台風が、二つ発生しウミの左右を挟み込む。後ろは既に枠外になっている。
「早いですが。これで終わりです!!」
ミリアちゃんが剣を構えてウミに突っ込んで行く。
そこにいる誰もが、もう終わったと思ったその時、ウミが消えた。
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