もふもふ好きの異世界召喚士

海月結城

魔物の群勢〜3〜

 クロは最前線で魔物と戦っている。

「ちょっと弱すぎだな」

 クロは弱すぎる魔物を倒しながら前に進んでいく。

「ん、奥に何かいる?」

 クロは気配を探知して魔物を倒しながら奥に向かった。

「ここか?」

 そこは、森の奥にできている洞窟のような場所だった。

「なんか、妙な気配だな」

 そう言いながら出てきたのは、茶色のリヴァイアサンだった。

「お前が、この魔物の群勢のボスだな?」
「あぁ、その通りだ」
「そうか。なら、死んでくれるか?」
「ふっ、この私を倒すだと? そんな事お前に出来るのか?」
「出来るさ。なんだって、私のご主人は強いのでな」
「……フェンリルにご主人がいるのか!?」
「ほら、やろうか。弱い魔物を倒してつまらなかったんだ」

 そして、リヴァイアサンとフェンリルの戦いが始まった。

 ウミは、その戦いを気配だけ感じ取っていた。

「なんだ、奥の方はクロが何かと戦っておるのか。さて、妾はここだ奥に行かせないようにやるか」

 ウミは、刀を構えて魔力を練り上げる。それを斬撃として放つ。
 見える範囲の魔物を真っ二つに切り裂く。

「まだまだいるのか。めんどくさいの」

 ウミは、頭上に炎の塊を作り出す。

「さぁ、燃え尽きなさい!!」

 ウミは、それの後ろに回り、炎の塊に向かって斬撃を放つ。
 すると、斬撃に炎が纏わりつき、魔物を焼き尽くす。

「さぁ、まだまだ行くよ!!」

 そして、ルルは言うと、クロとウミが倒し損ねた魔物を倒していく。

「ワフッ!!」

 その光景は冒険者には異様な光景であった。

「あれは、シルバーウルフ? なんで、魔物が魔物を倒しているんだ?」

 そんな疑問を持ってはいるが、理由が全く分からないので、疑問は疑問のまま消えてしまう。

「俺たち、助かるのかな?」
「あぁ、そうだな。助かるな」
「あの魔物達は、神の使いだ!」

 そして、それから約4時間後。

「魔物の気配が消えた?」
「た、助かった?」
「「「おぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」」」

 その声は王都の裏側まで届いた。

「クロ達、大丈夫かな?」

 僕は結局、後ろで立ってただけだった。

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