もふもふ好きの異世界召喚士

海月結城

成長

 夜ご飯を食べ終え再び寝た僕たちは朝早くから、魔物狩りじゃぁぁぁぁぁぁ!!!!

「クロ、頼んだ!!」
「うむ。しっかり捕まっているのだぞ」

 朝ごはんを食べている時、一体の魔物が現れた。それを、クロが倒したのだが、それで僕の魔力が少し上がったのだ。
 クロに聞いてみたらーー

「我はもう成長出来ない。その分が、ご主人である貴方に移ったのでは?」

 と、言うことらしい。
 そして、冒頭に戻る。それならば、周りに人が居ない今なら、魔物狩りじゃぁぁぁぁぁ!!

「クロ、頑張れ!!」
「うむ!」

 クロは走る。魔物が散って行く。クロは走る。あ、オークが何処かに飛んで行った。クロは走る。ん!? ドラゴンが死んだ!?

「クロ、ストップ!」
「ん? どうした?」
「い、いいい、今ドラゴン死ななかった?」
「あぁ、そんなやつ居た気がするな」
「は、はは、クロ強すぎ」

 その後もクロは走り続けた。

「う、クロ、ストップ」
「どうした? ご主人」
「なんでか、酔った」
「何? ここ魔力が多いな。魔力酔いかもしれん。直ぐに戻るぞ」
「……うん。お願い」

 そして、元いた場所に戻った。
 そこでは、モフラとルルがキャッキャっと遊んでいた。

「か、かわええ」
「……ご主人よ。同じ感想だ」

 なんと、クロまでもが同じく可愛いと思ってるとは、嬉しいぞ!

 それから数日後、僕たちは王都に向かうべく歩き出した。

「よし、報告してくれ」
「はい。ここ最近魔物の減りが尋常じゃないです」
「うむ。話は少し聞いていたが、ドラゴンが倒れていたとか?」
「はい。その通りです。これが、そのドラゴンから取った鱗です」
「これは……! 本物だ」
「いかが致しましょうか、ギルドマスター」
「直ぐに、調査隊を派遣する」
「分かりました。それでは、今日の会議はこれで終わります」

 王都のギルドでは、魔物の急激な減りに困らされていた。

「何? 下界の一部で魔物の数があり得ない速度で減っていってるだと?」
「はい。もしかすると、フェンリルの仕業かと」
「そうか。ならば、お前、下界におもむきその場所に行ってフェンリルの行方などを調べてくれるか?」
「かしこまりました。それでは、行って参ります」

「はぁ、フェンリルよ。どこに行ったのだ? もふもふ成分が足りんぞ」

 天界では、創生神が愚痴を吐いていた。可愛い愚痴を。

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