もふもふ好きの異世界召喚士

海月結城

ステータス確認

 僕は、手元のステータスプレートに見てみると、確かに数字が書いてあった。

「父様、この文字凄く小さいんですが」
「ハハハ! お前のもそうなってるよな!」

 父様は、そう言って笑っていた。

「もう、教えてあげないさいよ。2回連続でタッチすると大きくなるわよ」

 母様にそう言われて、2回タッチしてみると確かに大きくなった。
 何これ、スマホ見たい。って事は、指を2本使って広げてみようかな。

「お、大きくなった。これなら、見やすいな」
「ちょっと、見せてくれるか?」
「はい、どうぞ」

 僕のステータスは至って普通だった。

ーーーーー
名前:イサミ・ケイレード
職業:召喚士
種族:人間 年齢:5
MP:500
LUCK:極
スキル:召喚
契約獣:猫
ーーーーー

 LUCK以外だけどね。

「えっと、普通だな。運以外」
「そうね。普通ね、運以外」
「あ、あはは」

 みんな同じ感想を持っていた。僕は、転生スキルがバレるか不安だった。

「ま、運が極って事は悪い事じゃないからな」
「そうね。……あ、そうだわ。契約獣を紹介してくれないかしら」

 バレてない。よな?

「そ、そうだな。俺も気になるな」
「分かりました。出ておいで、クロ」

 俺が召喚のスキルを使うと、手から魔力と思われる何かが落ち、そこに魔法陣が現れた。
 この演習、何回やってもカッコいい!!
そして、そこから黒猫が姿を現した。黒猫は、俺の頭の上に移動して来た。
 ここが、クロの定位置なんだよね。

「可愛らしい猫だね。名前はクロで良いのかな?」
「はい!」
「にゃー」
「「よろしくな(ね)、クロちゃん」」

 クロは、可愛らしいく一声鳴いた。

「クロ。今日からお前はここで俺たちと一緒に暮らすからな」

 クロは、俺の頭をぽんぽん叩いてきた。これは、撫でて! って、合図だ。

「はいはい。よいしょっと」

 頭の上から下ろして膝の上に乗せた。

「うりうり〜、ここですか? それとも、ここかな?」

 クロは気持ち良さそうにのどを鳴らしていた。それを見てた両親がこちらを羨ましそうに見ている。

「なぁ、クロ。父様と母様も触りたいんだって」

 クロは俺の目をじっと見つめ、一声鳴き、俺の膝を降りて2人のところに行きーー

「にゃー」

 と、鳴いた。

「「か、かわええ!!」」

 父様と母様は顔を綻ばせてクロを撫で始めた。

「うんうん。これで、クロも家族になれたね」

 クロを家に召喚してから2年後。僕は、近くの森にやって来た。

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コメント

  • 如月 薊

    面白い家ですね笑笑

    1
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