東方六百年物語

あきさか

#8 地霊殿の主人。

—地霊殿—

「ここが”地霊殿”?」

紫『ええそうよ、さとり居るんでしょ?』

?『はい、居ますよ紫さん。』

紫『紹介するわね、地霊殿の主人”古明地 さとりこめいじ さとり”よ。』

さとり『よろしくねるろうさん。』

「は、はい。」

紫『あら?こいしは?』

「”こいし”って、入ってきた時からずっと後ろにいる子の事?」

『『えっ?!!』』

?『す、スゴイよお姉ちゃん…。』

さとり『こいしの能力を見破るんだなんて…。』

こいし『改めて、”古明地 こいしこめいじ こいし”だよ。よろしくね!』

「うんっ。」

紫『…お燐達は?』

さとり『えっ?来てませんか?』

突如、入り口方から物凄い音がした。

「『『ッ!!?』』」

「えっ、今の爆発音は?」

さとり「とりあえず、行ってみましょう!」

—地霊殿・入り口—

?『はあ、はあ……』

さとり『お空ッ!?』

?『さ、さとり様…お燐が急に暴走をし始めて…。』

“暴走”…”闇の結界”…”神使い者”……まさか、だけどな…。

紫『とりあえず、食い止めましょう!』

「『『うんっ!』』」

燐(?)『さとり様まで、出ちゃったよ…あははっ!スペルカード発動、猫符ねこふ「キャッツウォーク」!』

さとり『想起そうき「テリブルスーヴニール」!』

「スペルカード発動、霊刀「天邪鬼」!……座剣ざけん迷夢=人斬めいむ=じんざん」!」

燐(?)『呪精じゅせい「ゾンビフェアリー」!』

紫『スペルカード発動、結界「夢と現の呪」!』

燐(?)『なっ!紫様まで?!ならっ、根霊こんれい「スプリーンイーター」!』

「……もう決着は付いてるよ…”読ノ 月”ッ!!」

?「あはは…バレちゃってたんだね、るろうには…。」

「燐さんを元に戻して欲しい…今回はそれだけだ。」

?「わかったよぅ…術符じゅつふ操り=解術パペット=セレリィ」……これで良いでしょ?」

燐『…アレ…私は一体、今まで何してたのでしょうか…?』

こいし『覚えてないの?』

燐『…はい。』

紫『なら仕方ないわ。』

燐『えっ?!ゆ、紫様ッ!?…っと、そちらの刀を持っているお侍さんは一体…。』

「初めまして燐さん。赤羽 るろうと申します。今回の件、うちの”相棒パートナー”が迷惑をかけてごめんなさい。」

さとり『…そうだったんですか。』

?「ごめんね。」

燐『良いですよ。』

?「ホント?」

燐『ええ。』

月「ありがとうっ!あ、そうだ!私の名は”読ノ 月よみの つき”だよ。”お月”って、呼んでくれると嬉しいな〜。」

紫『一件落着した所で、次は”永遠亭”に行きましょうか。』

「紫さん。」

紫『なぁに?』

「月も一緒に付いていっても良いかな?」

紫『勿論よ。』

月「ありがとう。」

こいし『気をつけてね!』

月・るろう「うん。」

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