『異世界ニート』~転移したら幼い女神と旅をすることになった件について~
第十二話 戦慄。そして古屋。
「お、お前ら本当に強いですな!!こんな方達に武器を売れば【鋼を司る神】様の名も上がります!!どうぞ好きな装備をご指名ください…!!」
店主は今の争いをみて急にペコペコしてきた。なんてお気楽なやつなんだ。さっきまで俺らを馬鹿にしてたじゃねーか!!
「いや、そのことなんだけど、無かったことにするよ」
「な、何故ですか!【契約者】様!私たちの作る武器は一級品!この世界のどの武器であっても敵うものは無いのですぞ!!」
「俺が求めてるのは一級品じゃない。高みを目指そうと努力する装備だ。強い奴にしか譲らない、名を汚すとか言ってるところの武器を買う気持ちになんてならないね。」
あ、やべ、イズに怒られるかも……
そう思い恐る恐るイズの方を見る。するとなんとも満足気な表情をして
「よーく言いましたユウムくん!こんな所の武器はユウムくんにこれっぽっちも合いません!!早く行きましょ!!」
「え、ちょ、イズ!?」
そう言ってイズはまた間に合わない怪力で俺を引っ張りながらこの場所を後にした。
◇
先ほどの騒ぎが街にものすごい勢いで広がってしまったので、ユウムとイズは少し街を離れることにした。
いやーしかし人間関係って難しいわ…ゲームなら一級装備ってらだけでみんな虫のように飛びつくんだろうけど、実際に起こると話は変わってくるよなー……
「…そういえばイズ、この世界にステータスみたいなものはないのか?」
「あれっ、言ってなかったっけ…」
まぁこれはいつものことであるが……
ユウムは「聞いてないぞ」と返す。
「テヘペロっ…えっとね、この世界は一週間に一回、【世界掲示板】から個人宛にメッセージが来るて、そこで自分のステータスが確認できるの!ユウムも昨日届いてたよ!」
そう言って一通メッセージをユウムに渡す。
佐藤 悠夢
職業: ニート【HP3200攻900速1500】
Lv.1
契約:【時を司る神】イズモ
属性: 超時空
攻撃: 865
防御: 470
魔攻: 1080
魔防: 1880
武器: 果物ナイフ
スキル:【超速文章読解】
魔法:未
おぉ、、凄いのか全くわからん。てか、果物ナイフってなんだ!!イズのやつ“この武器めちゃくちゃ強いよ!”って渡したやつ果物ナイフかよ!!!
「い、イズ、とりあえずレベル一冒険者の平均ステータスってどれくらいなんだ?」
「レベル一なら平均は一桁から二桁。でも、ユウムは【契約者】だから、大体二桁、三桁いってたら上出来だよ!」
なるほど、だとするとこれは異常だ。チートと思っていいだろう。
「このステータス、イズには見える?」
「私だけじゃなく、本人が公開する以外、誰も見れないよ!」
ということはこの能力値は少し黙っておこう…ごめんなイズ。
「……平均だな…」
「ううん!当たり前だよ!頑張ろ!」
「おう…ん?あの小さな店はなんだ?」
俺たちは何もない広い畑がある場所に小さな店を見つけた。
「行ってみようよ!」
イズがワクワクしながらユウムを引っ張っていく。
「お、お邪魔しまーす……」
凄い。店の中にあるのは全て農作で使う道具や肥料ばかり、そしてその全ての道具が一級品、いや、それ以上の雰囲気を醸し出している。
『いらっしゃいませです!!』
奥から声が聞こえた。出てきたのはイズよりも背の小さい女の子。髪が短く栗色の目、とてもふわふわした子だ。そして右手に半分だけある紋章……ん!紋章?
イズの口が開いている
「その右手の紋章……!き、君!【鋼を司る神】の所の【契約者】!?」
誰よりも一番驚いていたのは小さな女神であった。
店主は今の争いをみて急にペコペコしてきた。なんてお気楽なやつなんだ。さっきまで俺らを馬鹿にしてたじゃねーか!!
「いや、そのことなんだけど、無かったことにするよ」
「な、何故ですか!【契約者】様!私たちの作る武器は一級品!この世界のどの武器であっても敵うものは無いのですぞ!!」
「俺が求めてるのは一級品じゃない。高みを目指そうと努力する装備だ。強い奴にしか譲らない、名を汚すとか言ってるところの武器を買う気持ちになんてならないね。」
あ、やべ、イズに怒られるかも……
そう思い恐る恐るイズの方を見る。するとなんとも満足気な表情をして
「よーく言いましたユウムくん!こんな所の武器はユウムくんにこれっぽっちも合いません!!早く行きましょ!!」
「え、ちょ、イズ!?」
そう言ってイズはまた間に合わない怪力で俺を引っ張りながらこの場所を後にした。
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先ほどの騒ぎが街にものすごい勢いで広がってしまったので、ユウムとイズは少し街を離れることにした。
いやーしかし人間関係って難しいわ…ゲームなら一級装備ってらだけでみんな虫のように飛びつくんだろうけど、実際に起こると話は変わってくるよなー……
「…そういえばイズ、この世界にステータスみたいなものはないのか?」
「あれっ、言ってなかったっけ…」
まぁこれはいつものことであるが……
ユウムは「聞いてないぞ」と返す。
「テヘペロっ…えっとね、この世界は一週間に一回、【世界掲示板】から個人宛にメッセージが来るて、そこで自分のステータスが確認できるの!ユウムも昨日届いてたよ!」
そう言って一通メッセージをユウムに渡す。
佐藤 悠夢
職業: ニート【HP3200攻900速1500】
Lv.1
契約:【時を司る神】イズモ
属性: 超時空
攻撃: 865
防御: 470
魔攻: 1080
魔防: 1880
武器: 果物ナイフ
スキル:【超速文章読解】
魔法:未
おぉ、、凄いのか全くわからん。てか、果物ナイフってなんだ!!イズのやつ“この武器めちゃくちゃ強いよ!”って渡したやつ果物ナイフかよ!!!
「い、イズ、とりあえずレベル一冒険者の平均ステータスってどれくらいなんだ?」
「レベル一なら平均は一桁から二桁。でも、ユウムは【契約者】だから、大体二桁、三桁いってたら上出来だよ!」
なるほど、だとするとこれは異常だ。チートと思っていいだろう。
「このステータス、イズには見える?」
「私だけじゃなく、本人が公開する以外、誰も見れないよ!」
ということはこの能力値は少し黙っておこう…ごめんなイズ。
「……平均だな…」
「ううん!当たり前だよ!頑張ろ!」
「おう…ん?あの小さな店はなんだ?」
俺たちは何もない広い畑がある場所に小さな店を見つけた。
「行ってみようよ!」
イズがワクワクしながらユウムを引っ張っていく。
「お、お邪魔しまーす……」
凄い。店の中にあるのは全て農作で使う道具や肥料ばかり、そしてその全ての道具が一級品、いや、それ以上の雰囲気を醸し出している。
『いらっしゃいませです!!』
奥から声が聞こえた。出てきたのはイズよりも背の小さい女の子。髪が短く栗色の目、とてもふわふわした子だ。そして右手に半分だけある紋章……ん!紋章?
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