転生した俺はポンコツ女神と迷宮の防衛?をすることになったようです。~転生のダンマス!~
巨乳は正義!
「よーし、並べーい。ディアーナはケツを〜エレナは足をだせー」
――パシンッ あんっ
――スリスリ〜 ふひっ
ヒカルはディアーナとエレナの刻印を消していった。フィオリナの怪力で吹き飛ばされて圧死したからだ。
「さて……問題は……フィオリナたん、だなあ」
ヒカルは張り手でたたき折られた首の痛みを思い出しながら、恐る恐るフィオリナのカラダを見た。
「ほ、ほらねえ〜やっぱなんかあるのよ。こーいう胸の大きな娘は問題がね!」
「胸が小さくてもフロア中を燃やすコトしか出来ないヤツもいるけどな」
「誰のことよ! って私か。えへへへへへ」
「ま、まあ、なんだ。たぶん、あるんだよな? フィオリナたんにも……刻印が」
「え、えと……刻印……ですか?」
「ハイハイ〜一応説明しておくと、コイツと契約すると運命共同体になって、コイツが死ぬと女神も死ぬの。で、その魂の残量を示す刻印が私達女神のカラダのドコかにあるってわけよ」
「は、はあ……」
「さっきコイツが死んだから、刻印がアンタのカラダにもあるハズって話」
「え! ヒカルさん死んだのですか!」
「アンタに突き飛ばされてね」
「え! ス、スミマセン! ど、どーしましょう! ダ、ダイジョーブですか? ヒカルさん!」
――ヴンッ ヴンッ ヴンッ ヴーン
「あ、や、フィオリナ……たん? そんなにカラダを揺らすと……また、死んじゃいます」
フィオリナはヒカルの肩を激しく揺らしていた。ヒカルは今にも気を失いそうだったが、ある事情により耐えていた。
「グッ が、がんばれ俺! こ、こんな超ド級の、オッパイの揺れ、間近で見られるなんて、ありえないから………………」
そう。フィオリナがヒカルの肩を揺らすたびに揺れる、フィオリナの胸をガン見していたのだ。
「あっ……」
そして気を失った。
――はぁ はぁ はぁ
「あ、あぶないトコだったぜ。おじいちゃんが川の向こうで手招きしてるのが見えたぜ」
「ちょっとーヒカル、大丈夫なの? 魂、残りわずかなんだから気をつけてよね」
「あ、ああディアーナ。しかし、俺は分かってしまった」
「な、何をよ」
「刻印のされる場所の法則をだ!」
そのとき、フィオリナのほうからエレナの声がした。
「フィオリナさんの足には刻印はありませんデス」
「って、エレナ! どっから出てきてんだよ!」
エレナはフィオリナのスカートの中から顔を出していた。
「いや、ワタシと同じで足に刻印があるのかなあ〜って思ったのデスよ」
「そ、そうか。じゃ、じゃあ、その……なんだ……フィオリナたんのお尻も見せてくれるか? じゃなかった見てくれるか?」
「うひっ」
「キャッ……あんっ……やんッ」
エレナは言うが早いかフィオリナのスカートの中に潜り込み後ろに回った。
「ヒカル氏! アリマセンでしたー」
「コレでハッキリした」
「だから何がよ」
「だからー! 刻印がされる場所の法則だよ!」
「で?」
「ふむ。ディアーナ! オマエの数少ないチャームポイントはなんだ?」
「顔?」
「尻だ! 尻! で、エレナのチャームポイントは……」
「左中指の爪、デスかね」
エレナは左中指を立てて見せた。ちなみに欧米でこれをやると『フ〇ック!』という意味になり乱闘騒ぎものだというが、ここは異世界なので問題がない……のか?
「足だ足! 舐め回すように見たがエレナの足は美脚と言っていいだろう」
「ちょっとー納得行かないんだけど~で? フィオリナはなんだって言うのよ」
「そんなの決まってるだろ! アレだよアレ!」
ヒカルはフィオリナの胸をズバリ指差した。
「あ、ああ~」
「だろ? 間違いなく胸! オツパイだ! が、問題はオツパイのドコにあるか……だ」
「ふむふむ」
「そこでディアーナの出番だ。頼む。見てきてくれ」
「ふーん……いつもなら自分が飛び込むくせに……なんでかな?」
「そ、それは……みんなのためを思ってだろ」
ヒカルは首筋を押さえた。
「ふふーん……で? なんちゃって女神で~尻しか取り柄のないこの私に~言ってるのかな?」
「ちっ、俺の一番の女神、エレナ頼んだ」
「って、なんでそーなるのよ! フツーに私に頼めばいいでしょ。世界で一番美しい女神のディアーナさまお願いします! ってさ」
「そ、それは……できない」
「な、なんでよ!」
「ディアーナの美しさは世界一なんて言葉だけじゃあ表現しきれないからさ」
「ひゃっ、そ、そうよね。分かってるじゃない。じゃ、じゃあちょっと見てくるよ。うん」
「ふん、ちょれーな女神ってば」
ヒカルは笑いをこらえるのに必死だった。
「はーいはーい。じゃあフィオリナちゃーんお胸を見せてよね!」
――ヴァンッ
「キャッ」
ディアーナは思いっきりフィオリナの服の前を開いた。
「な……ナイス! ディアーナ! だ、だが肝心の部分が……も、もうひといきだ! いけ!」
フィオリナの服は巨大な胸の縁にひっかかって、ギリギリ大事な部分が見えそうで見えない。
「ってなんの話よ。んなことより、たしかにあるわよ。刻印が!」
――9/30
その刻印は胸の谷間に押しつぶされていた。
「こ、これは拭き取るのは……アレだな。アレだよな」
「イイから早く消したげなさいよ」
――ゴクリ……
「い、イキます」
ヒカルは、指をできるだけ動かさないようにしてフィオリナの胸に手を伸ばしていった。興奮を悟られないようにしてはいたが、その鼻息は荒かった。
「い、いただきます!」
「イヤァァアアア―――ッ」
――ヴァッコーン
――8/30
「や、やっぱね――――」
そして弾き飛ばされた。
「だ、だが夢にまで見た巨乳! こ、ここで諦めるワケには行かないのだ!」
「いくぜ?」――7/30――「はうっ」
「いくよ!」――6/30――「あはっ」
「いかさてください!」――5/30――「あははははっ」
ヒカルは倒されては立ち上がり、立ち上がっては倒された。しかし、その瞳の奥に燃える闘志は衰えるどころか激しく燃え上がるのだった。何が彼をここまで動かすのか? 彼はどこまで行くのか? それは誰にも分からない。
「ってこら! なにやってんのよ! 命を粗末にすんな!」
「あはへへへ」
ヒカルの脳細胞は連続の衝撃に半ば壊れていた。
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