リロードバレロ

秋坂 竜ヶ

#1 創造神と絶望少女

「はあ、はあ…。」

一体ここはどこだろうか…。

僕の名は”羽田 こころはた こころ”。

一人称が僕なのは気にしないでくれ。

って、誰に言ってんだろう。

「やっと、富士の樹海に付いた…最後にふさわしい木を見つけようか…。」

アレが周りの木より大きいな。

僕は、自宅から持ってきたロープを木に括り付けた。

「…もう、疲れたんだ…この世界に…。」

僕は、ロープの輪っかに首を重ねた。

「さようなら。僕の人生…17と言う短い人生だったけど楽しかったよ。」

僕は、ロープから手を離した…。

意識が薄れて行く…。

もう、終わりだ。








?「ちょっと、ちょっと!?」

えっ…もう僕死んだんじゃ…。

?「ねぇ、聞いてる〜?」

「は、はい!?」

リリー「私の名は”リリー・アルカナ・メビウス”、長いから”リリー”で良いよこころちゃん!」

「な、何で僕の名前を…!?」

リリー「私のいつもの変な癖で貴女の人生を狂わせちゃってごめんなさい!」

なんか、怒りを通り越して呆れたよ…。

彼女の姿と言ったら、肩や腰辺りが露出してるし、横に長くなっている白いスカートとタイツ、はたまたブラジャー1つだもの。

「は、はあ…。」

リリー「お、怒らないの?」

「なんか、怒りを通り越して呆れたよ……それよりも、ここはどこなの?」

彼女は唖然としている表情をしている。

それもそうだろうなぁ。

リリー「……あ!ここは”小宇宙空間しょううちゅうくうかん”だよ。私は、最古の創造神”リリー・アルカナ・メビウス・3世”…よろしくこころちゃん。」

「は、はい。私は”羽田 こころ”です。貴女は神さまなんですね?」

リリー「そ、そうですよ!私の癖で変な目に合わせちゃってごめんなさい!もう一度、貴女の人生を1からやり直すよ。」

1から……。

「それって、他の世界に”転生てんせい”って、事ですか?」

リリー「まあ、そうゆーことだね。貴女には随分と迷惑しちゃったから、他の神様のお加護を受けて貰うように手配してあるから、私の加護もね?」

「は、はい…。」

リリー「じゃあ、行くよ……輪廻転生術りんねてんせいじゅつ…。」

ひ、光が…眩しい…。

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