第11話『真相』

？『おーい遊！』

ああ、きっとあろま達だろうか。

遊『終わったよ、今そっちに行くから。』

—VR空間—

遊『じゃあ真相を話すよ…。』

燈『…ええ。』

遊『僕がまだ10の頃だったかな、ある日父からなんの理由無しに僕に暴力を振ってきたんだ…これを外の世界では”虐待”と言ってね…それが日に日に悪化していってね…最初の頃は1日に殴ってくる回数が2回ぐらいだったんだけどね…これでもまだマシな方だよ……中学に入ってくるに連れて最悪な”イジメ”と言う環境が出来てしまってね…きっかけは何だったかな？……最初の頃は持ち物を隠す程度だったんだけど、これも悪化していくと父と同じように殴る蹴るが始まってね…。』

ミズチ『なんて酷すぎるの…。』

遊『…それでも彼女らは飽き足らないのか今度は僕の事を学校から孤立させらたんだよね……一方父は僕の身体にタバコの火を押し付けたり、無理やりお酒を飲まされたりされたよ……。』

あろま『一つ質問するが、遊は”母”が居るのか？』

遊『僕が5歳の頃にひき逃げにあってね…即死だったそうだよ。』

あろま『なんか、すまんな…。』

遊『良いよ…。話は以上だ。』