魔導学園での下剋上 

味噌ラーメン

新入生編 #65 新鋭気鋭


世界中を震撼させた、ダモクレス事変から半年

私達の生活は元の日常に戻りつつ有る

鏡の前で全身を確認する

天理「よし!今日も完璧ね」

鞄を手に取り、自室を出る

その時、立て掛けてある一枚の写真が目に入る

天理「あ、私としたことが」

その写真を手に取り、少し淋しげに微笑む

天理「今日から2年生よ翼」

その写真をもとに戻し部屋を出る

天理「いってきます」

あの時、最後の瞬間を忘れることはできないだろう、、、、、

巨大な魔法兵器の一撃を相殺させた一撃

あれは確実に翼の魔法だった、だが彼はあの後どれだけ捜索しても見つけることは出来なかった


天理「一体、どこに行ったのよバカ、、、」

舞姫「天理、おはよう」

背後から涼しい声音で声を掛けてくる

天理「あら、舞姫おはよう」

舞姫「今日から2年だな、色々有った1年だったが今年も頑張ろう」

天理「そうね、後輩も出来ることだしみっともない姿は見せられないものね」

二人は雑談しながら学園へ到着する

天理「あれ?」

輝夜「あ〜天理ちゃん!舞姫ちゃん、おはよう〜」

黒神「しっかり時間前だな二人共いい心掛けだ」

おかしい、、、なにかがおかしい、、、

天理「って!?なんで二人がいるの!!」

舞姫「お二人は卒業では!?」

二人の驚きに、驚く二人

輝夜「あれ?私達留年組だよ?」

天理「嘘!!なんで!?」

黒神「話せば長くなるが、まあ、、、色々だ」

天理「雑!?まあ、いいわならもう一年一緒にいられるのね」

舞姫「心強いです」

黒神「全くお前たちは、、、早く入学式の準備にかかれ!!」

黒神の激を受け準備に取り掛かる

輝夜「今年も色んなことが起きる一年になるのかな、優奈ちゃん」

黒神「さあな、それでも私達はあいつを探し出すために残ったんだ」

そうだね、と小さくつぶやき空を仰ぐ輝夜

輝夜「きっと、」




雪音「やったーまた同じクラスだね美香!」

美香「うん、今年もよろしくね?」

勇気「あちゃ〜俺は別クラスかよ」

校門にクラス分けが張り出されていた

天理「あら、あなた達」

雪音「あ!天理ちゃん!!またクラス一緒だね」

天理「ええ、またよろしくね」

勇気「俺だけ別のクラス」

一人落ち込む勇気

美香「げ、元気だして!」

雪音「そうだよ〜クラスが違っても私達は友達だもん!
それに〜チーム鳴神でしょ?」

その言葉に、一同は黙り込む

雪音「あ、、天理ちゃん、、ごめんなさい」

天理「いいえ、いいのよ早く教室に行きなさい」

そう言い残し、去っていく天理

美香「雪音、、、」

雪音「私、やっちゃった」

勇気「気にすんなよ、あいつは生きてるさ英雄ヒーローは必ずピンチに駆けつける」

雪音「一条くん、、、」

勇気「あいつは、俺にとって英雄だ」

その言葉にうなずく二人




「もう!なんでこんな時に寝坊するのかな!?」

「しかたねえだろ?だから今走ってんだろ」

真新い制服に身を包んだ一組の男女

「陸が夜遅くまでゲームしてたからでしょう!」

陸と呼ばれた少年が反論する

陸「はあ〜?じゃあ毎朝凛が起こしに来なきゃいいだろ?」

凛「ひっどい〜!じゃあ、もう宿題も見せないしご飯も作らないからね!」

陸「いや、まじごめんなさい!許して凛様!!」

そんなこんなで、学園へ到着する

陸「ま、間に合った〜」

凛「初日からこんなの嫌〜」

そこへ一人の生徒がやってくる

天理「あんたたち、新入生ね?早く講堂に向かいなさい入学式が始まるわよ」

凛「は、はい!行くわよ陸!」

陸「あ、おい、引っ張んな!」

少女に手を引かれて走っていく少年を見送りながら、翼のことを思い出す天理

天理「早く帰ってきなさいよ、、」





黒岩「それでは、生徒会長の挨拶です」

そう言われ登壇する生徒に驚く生徒たち

輝夜「新入生の皆さん!!はじめまして!!」

雪音「ええ〜!卒業したんじゃ!」

美香「驚き」

凛「きれいな人ね陸?」

陸「あ〜なに?もう飯?」

寝ぼけていた

凛「起きなさいこのバカ!」

陸「痛い!?」

そうして第667期新入生の入学式は終えた




武蔵「久しいな、放浪者のお前が日本にいるなんてどういう風の吹き回しだ?」

「いやなに、久しぶりに愛する家族に会いに帰ってきたのさ」

武蔵「まさかお前死なないのか?」

「あ?なんの事だよ?」

武蔵「お前の息子のことだ!龍我!」

龍我と呼ばれた男は驚く

龍我「おいおい?俺の愛するマイサンがどうしたって?」

武蔵「お前の息子はもう死んだ」

その言葉に沈黙が訪れる

龍我「はははははは!面白い冗談だな武蔵!?」

武蔵「冗談ではない!お前の息子は伊邪那岐によって!」

龍我「生きてるよ」

武蔵「何?」

龍我「俺はそのために帰ってきたんだぜ?」

その言葉の意味は、、、、




次回予告

龍我「やあ〜天理ちゃん!すっかり美人んになっちゃって〜おじさん嬉しい!」

暁「皆久しぶりだね」

陸「ここが、風紀委員会か?」

舞姫「彼への侮辱取り消しなさい」

天理「叔父様って、相変わらずね」

次回「鳴神龍我」

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