魔導学園での下剋上 

味噌ラーメン

神代の魔法使い編 #67 奇跡を掴む力

ダモクレスへ向かう翼達

翼「この砲撃何とかならないのか!?」

ダモクレスからの砲撃を交わしながら一同は走る

天理「この状況じゃ!!」

翼「ああ!!めんどくせえ!!」

翼が魔力をため始める

舞姫「つばさ君!?」

朱雀「おいおい、本気か!?」

翼「本気も本気だ!!下がってろ!」

黒神「チッ!下がれ皆!」

限界まで高まった撃鉄が起こされる

翼「行くぜ!撃鉄を熾せ霹靂神ハタタカミ!!」

激雷が空中のダモクレスへ向かい迸る

翼「行っけええええええええ!!!」

ダモクレスの閃光を飲み込みながら進む霹靂神

舞姫「す、凄い」

亜門「だが、これならあのデカブツも木っ端微塵だ!」

黒神「ああ、直撃だ!」

だが、その攻撃はダモクレスに弾かれる

翼「何!?」

輝夜「あれは、魔力障壁でもどうやってあんな質量を」

天理「なら!!私の蜻蛉切で!!」

その時、ダモクレスから閃光が落とされる

舞姫「こんな状況じゃ!!」

朱雀「なら、ここは」

亜門「俺達の出番だな」

二人がダモクレスの閃光を防ぐ

翼「二人共!!」

真壁「お前たちだけ残すことはしない」

神原「ええ、最高のステージよね」

神原の魔法により強化される朱雀達

朱雀「ダモクレスは俺たちが止める、鳴神君達は先に行け!!」

翼「すまない、ダモクレスで待ってる!!必ず来い!!」

朱雀「行ったか、ヒーローが」

亜門「なら露払いは俺達の仕事だよなあ?」

真壁「ああ、彼奴等ならきっと」

神原「ええ、私達はこの街を守りましょう」

朱雀「ああ、行くぞ皆!」




翼「たどり着いた!!天理!」

天理「ええ!切り裂け!蜻蛉切!!」

蜻蛉切の斬撃がダモクレスの障壁を切り裂く

輝夜「良し!!飛ぶよ!!」

ダモクレスへ到達する翼達

翼「よし、ゼノンを探そう」

黒神「だが、その前にお客のようだな」

そこに現れたのは、岩で出来た大柄な巨人

輝夜「あれは、ゴーレム!?」

黒神「古代の魔導兵器か」

天理「魔導兵器!?神代魔法!?」

舞姫「これは、まずいですね」

黒神「ならば、あいつの相手は私が引き受けよう」

翼「優奈さん!?無茶だ!」

翼の方を叩く黒神

黒神「鳴神、ゼノンをお前が倒すんだ、私にはわかるお前はきっと世界を救う男だ」

翼「そんな、俺にはそんな事皆がいたからここまで来れたんだ!」

黒神「私を含め皆がお前に手を貸したのはお前に賭けたからだ、自分の運命と世界を、それはお前ならどうにかしてくれるかもしれないという、希望を見たからだ」

輝夜「そうだね、つーくんは私の自慢の弟だもん、優奈ちゃん私の残るよ」

黒神「輝夜、、、ああ、お前とならゴーレムも倒せるさ」

天理「先輩、輝夜ちゃん先に行っていますね」

翼「おい天理!!」

天理「ここで!!!」

その声に言葉を止める翼

天理「ここで、立ち止まるわけには行かないんだよ翼」

舞姫「天理の言う通りです、進みましょう
   それに、あの二人が負けるわけありません」

翼「っく!わかった」

先にいく翼達

黒神「さて、久しぶりに暴れるか」

輝夜「そうだね優奈ちゃん」

ゴレーム「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ゴーレムが叫びを上げる

黒神「悪いな!!!此処から先は!」

輝夜「通行止めだよ!!」

ゴーレムが攻撃を繰り出す

黒神「遅いなあ!!」

ゴーレムの拳を受け止める黒神

輝夜「優奈ちゃん!!」

黒神「何!?」

背後からもう一体現れたゴーレムに吹き飛ばされる黒神

輝夜「もう一体!?いや、これは」

更に複数体のゴーレムが現れる

黒神「はははははは!いいぞ!!」

立ち上がる黒神

黒神「私に本気を出させるか!!」

輝夜「楽しそうだね優奈ちゃん?」

黒神「ああ、久しぶりに血湧き肉躍る戦いをしようじゃないか!!」



ゼノン「ふふふふ、ようやくの登場か」

翼「ゼノン」

天理「案外早く到着したわね」

舞姫「はい、ここで決着をつけましょう」

ゼノン「最早この世界の崩壊は始まっている、もう止められはしない誰にも」

翼「そんなことはない、人の強さを、奇跡を願う心が必ずお前の野望を食い止める!」

ゼノン「奇跡など起こらない、この世界はとっくに神に見放されている」

天理「あなたにだって!この世界で幸せがあったはずよ!」

舞姫「今ここで、その憎悪を吐き出しなさい!!」

ゼノン「リーリエを失ったこの世界に存続する意味などない、だから壊すのさこの世界を!!」

翼「リーリエって」

ゼノン「だから世界を壊し再生するその邪魔はさせない」

翼「ゼノン、お前の絶望も後悔も俺にはわからないそれでも俺が奇跡を起こしてみせる」

ゼノン「鳴神、奇跡も救いもこの世界には無い諦めて俺の邪魔をするな」

翼「断る、ここでお前を倒して俺は皆との生活を取り戻す」

ゆっくり剣を構える翼

翼「お前を倒すためなら俺は、奇跡でも手繰って見せる!!」

天理「翼と最後の瞬間まで一緒に!」

舞姫「この身は剣、忠誠は永遠に!」

ゼノン「ならば、お前たちに奇跡を壊す力を見せてやる!!」




次回予告

ゼノン「ハハハハハハハハハ!!最早世界の破壊以外に俺の望みは無い!!」

天理「あんたにだって心が有ったんでしょ!愛する誰かが!!」

輝夜「三人とも大丈夫よきっと」

リーリエ「同じ時、同じ空の下で私とゼノンは同じものを見ていた、、、、それはきっと」

ゼノン「君との約束を果たすそれが俺の、、、、」

翼「手を伸ばせ!!俺がお前を救ってやる!!」

次回「失われた思い、大切な記憶」

「魔導学園での下剋上 」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「学園」の人気作品

コメント

コメントを書く