魔導学園での下剋上
神代の魔法使い編 #62 守護者
目の前に現れた暁の魔力に驚くイビ
イビ「なんだお前~敵か~?」
暁「そうだね、君は僕にとって敵だ、、だから、僕も君にとっては敵になる」
向けられる刃とその身に宿る魔力の大きさは鬼神の如く
イビ「お前も、燃やしちゃうぞ~!」
接近してくるイビをあしらい雅を回収する暁
雅「どうして、、」
どうして来たの?とつぶやく雅
暁「ごめんね、でも、大切な人が自分を守るために傷つくそんなことに耐えられなかったんだ」
雅「本当にバカなんだから」
その時、イビが暁に向かい突っ込んでくる
暁「僕にもわかったよ、翼はきっといつもこんな気持ちで戦っていたんだね」
イビ「ごたごた言ってると~燃やしちゃうぞ~!」
イビが連続で魔法を放ってくる
暁「無駄だよ」
雪羅を振るい迫る魔法を凍り付かせる
イビ「炎魔法を凍らせる!?」
暁「すまないが、君程度に時間をかけるつもりはない」
雪羅と炎斬を抜刀し肉薄する
暁「決めさせてもらうよ、二天一流奥義氷炎爆砕刃」
イビ「わああああああああ!!」
攻撃は完璧に決まり、爆発が起こる
雅「や、やったの?」
暁「手ごたえはあった、とりあえず危機は脱したかな?」
雅に手を差し出す暁、雅はその手を取り立ち上がる
雅「それより、あんた体は大丈夫なの?」
暁「うん、それがもうふらふらで、肩貸してもらえる?」
笑顔で言う暁に呆れながらも、嬉しく思う雅
雅「バカね、ほら帰るわよ?」
暁「うん、きっと翼たちは今大変な問題に直面しているんだろう、でも今の僕では力になれないだから病気を治すことを優先するよ」
二人は病院へと歩いていく
ゼノンside
ゼノン「ふむ、イビもやられザインはほぼ壊滅か」
のこるザインはファラ1人となる
ファラ「主、私は今後どのようにいたしましょう」
ゼノン「ああ、そうだな既に3人の魔道人形が俺の計画の糧になったお前も自分の役割を果たせファラ」
ファラが跪く
ファラ「全ては主の為に」
ゼノン「もうすぐだ、もうすぐで君と俺が望んだ世界がやってくるよ、リーリエ」
翼「なあ、いつまで俺と一緒にいる気なの?」
翼は相変わらず朱雀と行動を共にしていた
朱雀「うん?さあねえ、いつまでかな?」
笑顔で答える気のない返事をする朱雀にため息をつく翼
翼「全く、別にいいけど」
朱雀「あ、皆来たみたいだよ?」
朱雀の視線の方向に目を向けて更に驚く
翼「あ!お前らは!」
亜門「よぉ?久しぶりだなあ?鳴神~」
神原「朱雀お待たせ」
真壁「一夜、無事に鳴神と合流できたみたいだな?」
そこには、2年上位成績者の3人がいた
翼「あんたら!どうして!?」
亜門「あ?そんなの俺らも学園に復帰したからに決まってんだろ?」
神原「そうそう、そして私たちは君の護衛ってわけ」
真壁「そうだ、だからおとなしく守られていろ」
翼「はあ!!護衛!?聞いてないけど!」
朱雀の方を見て抗議する
朱雀「あれ?言ってなかったかな?」
全く反省していないように言う朱雀に項垂れる翼
亜門「そういうわけだ、よろしくな?鳴神~」
肩を組んでくる亜門
翼「あんたな、俺達は敵だったんだぞ?」
亜門「ああ~?そんな過ぎた事は忘れたね!」
神原「そうよ、それに私達は君に救われたの、朱雀と同じようにね」
翼「そんな、俺は何もしていない」
救われた、その言葉を否定する翼
真壁「お前が一夜を闇から救いだしてくれた、そしてその道に進んでいた俺たちも」
朱雀「そうさ、だから君を今度は俺たちが救う番ってことさ」
その言葉の暖かさに、自分が今まで行ってきたことが間違っていなかったという事実に言葉が詰まる
神原「あら?泣いちゃった?」
亜門「おいおい、何泣いてんだよ?」
翼「な、泣いてねえっての!」
その時、翼たちの目の前に不意に人が現れる
朱雀「誰だ!?」
朱雀の言葉に全員が戦闘態勢を取る
「待ってください、私は貴方達の敵ではありません」
亜門「そんな言葉に簡単には信じられねえなあ?」
翼「待ってくれ、あんた誰なんだ?」
「私の名前はリーリエ」
神原「リーリエ?」
真壁「何者だお前は
リーリエ「私は守護者です」
翼「守護者?」
聞きなれない言葉に疑問が浮かぶ
リーリエ「はい、私達守護者は世界の秩序を守るために存在します、この世界に害をなす存在を止めるために在るのです」
朱雀「その、守護者が俺たちに何のようだい?」
リーリエは翼を見つめ言葉を続ける
リーリエ「鳴神翼、今回のゼノンによる世界の破壊を止めてください」
翼「!?なんでゼノンの事を!」
リーリエ「彼は、神代の魔法使いです本来はこの時代には存在しない、ですが多くの悲しみを背負い、そして彼はこの世界を変えるという結論に至りました」
翼「それを世界は許さないってことか?」
翼の言葉に頷くリーリエ
リーリエ「はい、世界の崩壊と再生は人の身には余る奇跡です、それを行うことは世界が神が許しません、だからこそ彼を貴方に救って欲しい」
亜門「随分な言い草だな?そいつは世界が許さないっていうならあんたらが止めれば良いじゃねえか?」
朱雀「確かに、でもそれをしないって事は守護者には何かできない理由があるって事かな?」
リーリエ「ええ、私達守護者が手を出せばそれは強制的な世界の修正となる、なので可能なら今を生きる人の身で行って頂きたい」
リーリエは再び翼を見る
リーリエ「お願いできますか?」
翼「だけど、、それでも、、俺は」
リーリエ「今の貴方が、自分の力にそして村正に恐怖を抱いているのは解っていますけど、それでも貴方ならきっとゼノンを止められる」
翼「なあ、どうして俺なんだ?」
その言葉に、初めて無表情以外の表情を見せて言うリーリエ
リーリエ「だって、貴方は昔のゼノンにそっくりだもん、だからお願いゼノンを助けて?そして貴方の中の狂気に負けないで?あなたが信じる仲間を信じて、そして貴方が信じる自分の理想を信じなさい」
その言葉を伝えリーリエは姿を消す
翼「おい!あんたはゼノンを知って!!」
朱雀「消えた?」
亜門「何だったんだ?」
自分の手を見つめる翼
翼「自分の信じる理想を信じる、、」
次回予告
輝夜「全員戦闘配備よ!」
信二「クソ!間に合わん!!」
神原「朱雀はね、貴方に感謝していたの本当にね?」
翼「朱雀!!よせ!」
朱雀「悪いがここから先は通行止めだ!この先には俺を救ってくれた英雄がいるからな」
次回「恩返し」
イビ「なんだお前~敵か~?」
暁「そうだね、君は僕にとって敵だ、、だから、僕も君にとっては敵になる」
向けられる刃とその身に宿る魔力の大きさは鬼神の如く
イビ「お前も、燃やしちゃうぞ~!」
接近してくるイビをあしらい雅を回収する暁
雅「どうして、、」
どうして来たの?とつぶやく雅
暁「ごめんね、でも、大切な人が自分を守るために傷つくそんなことに耐えられなかったんだ」
雅「本当にバカなんだから」
その時、イビが暁に向かい突っ込んでくる
暁「僕にもわかったよ、翼はきっといつもこんな気持ちで戦っていたんだね」
イビ「ごたごた言ってると~燃やしちゃうぞ~!」
イビが連続で魔法を放ってくる
暁「無駄だよ」
雪羅を振るい迫る魔法を凍り付かせる
イビ「炎魔法を凍らせる!?」
暁「すまないが、君程度に時間をかけるつもりはない」
雪羅と炎斬を抜刀し肉薄する
暁「決めさせてもらうよ、二天一流奥義氷炎爆砕刃」
イビ「わああああああああ!!」
攻撃は完璧に決まり、爆発が起こる
雅「や、やったの?」
暁「手ごたえはあった、とりあえず危機は脱したかな?」
雅に手を差し出す暁、雅はその手を取り立ち上がる
雅「それより、あんた体は大丈夫なの?」
暁「うん、それがもうふらふらで、肩貸してもらえる?」
笑顔で言う暁に呆れながらも、嬉しく思う雅
雅「バカね、ほら帰るわよ?」
暁「うん、きっと翼たちは今大変な問題に直面しているんだろう、でも今の僕では力になれないだから病気を治すことを優先するよ」
二人は病院へと歩いていく
ゼノンside
ゼノン「ふむ、イビもやられザインはほぼ壊滅か」
のこるザインはファラ1人となる
ファラ「主、私は今後どのようにいたしましょう」
ゼノン「ああ、そうだな既に3人の魔道人形が俺の計画の糧になったお前も自分の役割を果たせファラ」
ファラが跪く
ファラ「全ては主の為に」
ゼノン「もうすぐだ、もうすぐで君と俺が望んだ世界がやってくるよ、リーリエ」
翼「なあ、いつまで俺と一緒にいる気なの?」
翼は相変わらず朱雀と行動を共にしていた
朱雀「うん?さあねえ、いつまでかな?」
笑顔で答える気のない返事をする朱雀にため息をつく翼
翼「全く、別にいいけど」
朱雀「あ、皆来たみたいだよ?」
朱雀の視線の方向に目を向けて更に驚く
翼「あ!お前らは!」
亜門「よぉ?久しぶりだなあ?鳴神~」
神原「朱雀お待たせ」
真壁「一夜、無事に鳴神と合流できたみたいだな?」
そこには、2年上位成績者の3人がいた
翼「あんたら!どうして!?」
亜門「あ?そんなの俺らも学園に復帰したからに決まってんだろ?」
神原「そうそう、そして私たちは君の護衛ってわけ」
真壁「そうだ、だからおとなしく守られていろ」
翼「はあ!!護衛!?聞いてないけど!」
朱雀の方を見て抗議する
朱雀「あれ?言ってなかったかな?」
全く反省していないように言う朱雀に項垂れる翼
亜門「そういうわけだ、よろしくな?鳴神~」
肩を組んでくる亜門
翼「あんたな、俺達は敵だったんだぞ?」
亜門「ああ~?そんな過ぎた事は忘れたね!」
神原「そうよ、それに私達は君に救われたの、朱雀と同じようにね」
翼「そんな、俺は何もしていない」
救われた、その言葉を否定する翼
真壁「お前が一夜を闇から救いだしてくれた、そしてその道に進んでいた俺たちも」
朱雀「そうさ、だから君を今度は俺たちが救う番ってことさ」
その言葉の暖かさに、自分が今まで行ってきたことが間違っていなかったという事実に言葉が詰まる
神原「あら?泣いちゃった?」
亜門「おいおい、何泣いてんだよ?」
翼「な、泣いてねえっての!」
その時、翼たちの目の前に不意に人が現れる
朱雀「誰だ!?」
朱雀の言葉に全員が戦闘態勢を取る
「待ってください、私は貴方達の敵ではありません」
亜門「そんな言葉に簡単には信じられねえなあ?」
翼「待ってくれ、あんた誰なんだ?」
「私の名前はリーリエ」
神原「リーリエ?」
真壁「何者だお前は
リーリエ「私は守護者です」
翼「守護者?」
聞きなれない言葉に疑問が浮かぶ
リーリエ「はい、私達守護者は世界の秩序を守るために存在します、この世界に害をなす存在を止めるために在るのです」
朱雀「その、守護者が俺たちに何のようだい?」
リーリエは翼を見つめ言葉を続ける
リーリエ「鳴神翼、今回のゼノンによる世界の破壊を止めてください」
翼「!?なんでゼノンの事を!」
リーリエ「彼は、神代の魔法使いです本来はこの時代には存在しない、ですが多くの悲しみを背負い、そして彼はこの世界を変えるという結論に至りました」
翼「それを世界は許さないってことか?」
翼の言葉に頷くリーリエ
リーリエ「はい、世界の崩壊と再生は人の身には余る奇跡です、それを行うことは世界が神が許しません、だからこそ彼を貴方に救って欲しい」
亜門「随分な言い草だな?そいつは世界が許さないっていうならあんたらが止めれば良いじゃねえか?」
朱雀「確かに、でもそれをしないって事は守護者には何かできない理由があるって事かな?」
リーリエ「ええ、私達守護者が手を出せばそれは強制的な世界の修正となる、なので可能なら今を生きる人の身で行って頂きたい」
リーリエは再び翼を見る
リーリエ「お願いできますか?」
翼「だけど、、それでも、、俺は」
リーリエ「今の貴方が、自分の力にそして村正に恐怖を抱いているのは解っていますけど、それでも貴方ならきっとゼノンを止められる」
翼「なあ、どうして俺なんだ?」
その言葉に、初めて無表情以外の表情を見せて言うリーリエ
リーリエ「だって、貴方は昔のゼノンにそっくりだもん、だからお願いゼノンを助けて?そして貴方の中の狂気に負けないで?あなたが信じる仲間を信じて、そして貴方が信じる自分の理想を信じなさい」
その言葉を伝えリーリエは姿を消す
翼「おい!あんたはゼノンを知って!!」
朱雀「消えた?」
亜門「何だったんだ?」
自分の手を見つめる翼
翼「自分の信じる理想を信じる、、」
次回予告
輝夜「全員戦闘配備よ!」
信二「クソ!間に合わん!!」
神原「朱雀はね、貴方に感謝していたの本当にね?」
翼「朱雀!!よせ!」
朱雀「悪いがここから先は通行止めだ!この先には俺を救ってくれた英雄がいるからな」
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