班別対抗戦編　＃４８　共鳴魔法

十文字「仕掛けるぞ！前衛は左右から！後衛は援護魔法を！」

十文字側から仕掛ける

雫「うわ～突っ込んでくるねどうする？」

倫道「う～ん、まあ適当に？とりあえず十文字は俺がやるわヤバくなったら言うからよろ」

雫「はあ、いつも通りね了解」

対する雨宮チームは焦る様子はない、その場で対応してといった感じだ

翼「おいおい、やる気あんのかよあいつら」

雅「あんたがそれいう？」

天理「確かに」

（おいおい、なんだよお前ら）

暁「雨宮倫道のほうが十文字と相対したね」

視線を会場に移す

十文字「雨宮兄の方か、俺と相対できる実力があるか？」

倫道「いやいや、俺あんまし強くないんで」

そういい、変わった形状の剣を構える倫道

翼「おい、あれって、、」

暁「うん、魔弾を装填できる剣、ガンソードってやつだね僕も初めて見る」

雪音「それって凄い武器なの？」

勇気「ああ、極東ではあまり見ないな」

雅「そもそも、魔弾自体があまり出回らないものだしね」

十文字も構える

十文字「我が家に伝わる名刀虎徹この切れ味確かめろ！」

倫道「さて、いくぜ！！」

十文字と倫道が衝突する

十文字「ほう、腕は悪くないだが貴様の技量では俺には届かんぞ！！」

倫道「こりゃ、まともにやっても勝てんな！！」

距離を取りつつ銃を撃つ倫道

翼「おお～！あんのことできんのかよ」

暁「ああ、あれがガンソードの売り、中距離と近距離の攻撃範囲だ」

便利な武器があったもんだ

倫道「魔弾装填、、」

十文字「魔弾！」

倫道「炸裂弾サクレツダン」

倫道から放たれた魔弾は、無数の弾丸となり十文字を襲う

十文字「その程度躱すのは容易いぞ！！」

十文字はその銃弾を躱し距離を詰めてくる

倫道「追尾ホーミング」

その一言の後、一度放たれた魔弾があり得ない軌道で十文字を背後から襲う

十文字「なんだと！？」

倫道「ところがどっこい！！」

背後からの奇襲に不意を突かれ銃弾が十文字へ直撃する

暁「あれは、、、」

雅「なるほどね、雨宮兄の魔法は物質干渉系という訳なね」

天理「それで、躱された銃弾が軌道を変え襲ってきたのね」

翼「あの武器を使うのは、自分の魔法との相性がいいわけだ」

確かに、放った後に軌道を変えるなんてなかなかできる芸当じゃない

斉藤「なんと！？一度はなった銃弾が軌道を変え襲い掛かる！！凄いです！！」

十文字「それで勝ったつもりか！！十文字流剣術！一の型九重ココノエ」

十文字の放つ斬撃は９の斬撃となり襲い掛かる

倫道「こ、これは！？」

その斬撃は倫道へ直撃する

斉藤「これは！！凄まじいい斬撃！！」

吹き飛ばされた先から倫道が立ち上がる

倫道「こりゃまいいったな雫！！」

雫「準備できてるよ！」

そこへ、雫が現れる

十文字「二対一かこい！！」

雫「いくよ、兄さん」

倫道「ああ、任せろ」

雨宮兄妹「共鳴魔法ユニゾン」

その瞬間、二人の魔力が一つとなり大きく膨れ上がる

翼「これは、、」

暁「あれが、、共鳴魔法」

勇気「なんだよそれ」

雅「共鳴魔法、他者と魔力を融合させて力を高める魔法ね、一般的に一生掛けてもたどり着けないとされる大魔法よ、それをまだ学生でありながら使えるなんて」

雪音「それ、メチャクチャすごんじゃ」

翼「ああ、しかも共鳴で得られるのは魔力だけじゃないお互いの魔法が使えるようになる」

暁「よほど息が合っていなければ使用できない、双子ならではと言ったところか」

斉藤「こ、これは間違いなく共鳴魔法！？こんなところで見られるとは！！」

倫道「それじゃあ、行くぜ」

雫「うん、仕掛ける！！」

その瞬間、十文字の背後に現れる雫

十文字「なに！？瞬間移動だと！？」

雫「ちょっと違うけど、まあいいか！！」

ナイフで襲い掛かる雫

倫道「魔弾充填、貫通弾カンツウダン」

十文字「なめるな！！」

雫「あははは、そんなんじゃ当たらないよ！！」

瞬時に移動し全く攻撃が当たらない雫

倫道「良いぞ雫！！」

雫「ラジャー」

十文字「その距離で当たるか！！」

倫道「消える魔弾インビジブルショット」

銃声が聞こえた瞬間、十文字が倒れる

斉藤「しょ、勝者雨宮チーム！！」

まさかの勝敗に会場がどよめく

暁「見えたかい？」

翼「ああ、放たれた銃弾が瞬間的に十文字の背後に現れて」

あれは、、なんなんだ、、、

暁「さて、行こうか雅」

雅「ちょっと、じゃあね二人とも勝ちなさいよ」

天理「ええ、あんたらもね」

暁「翼、、、待っているよ」

翼「ああ、お互い負けないようにしようぜ」

斉藤「それでは、次の試合です！！５組鳴神チームVS３組雨宮チーム！！」

雫「ねえ、勝負にかったらデートしようよ翼！！」

翼「はぁ！？なんで！！？」

天理「ダメよ！！」

雫「えええ～！なんでよ！？」

天理「翼わ私のなんだから！！」

勇気「いいなあ、翼ばっかり、、俺優勝したらあの子に告白するんだ」

雪音「それって、死亡フラグ、、、」

こいつら、何を馬鹿なことしてんだ

倫道「お兄ちゃんは許さんぞ！！鳴神勝負だ！！」

翼「やっと出番てわけな」

（さて、行きますか）

斉藤「色々個人的に興味がありますが、始めます！！試合開始！！」

鳴神チームVS雨宮兄妹はたして勝つのは

次回予告

倫道「体がもたないぜ」

天理「あんたのその魔法、見切ったわ！！」

翼「下がってろ！！こいつは俺が！！」

勇気「ギア上げるぞ！！」

美香「私だって、、足手まといになんてなりたくない！！」

次回　水創生魔法