魔導学園での下剋上 

味噌ラーメン

班別対抗戦編 #47 雨宮兄妹


勇気「いや~楽勝だったな」

雪音「一条君何もしてないじゃん?」

美香「うん、天理ちゃんが一人で勝ったようなもの」

勇気「それを言うかよ!!」

まさしくさっきの試合は天理一人で勝ったようなもんだ

翼「おい、お前ら行くぞ」

その時目の前にいた人物にぶつかった

翼「ああ、すまない怪我無いか?」

「いや、こっちもすまない」

そういい、手を取り立ち上がらせる

倫道「すまんな、ってお前は」

俺の顔をみて少し驚く男

勇気「あ、雨宮、、倫道」

勇気が驚いている

雪音「ええ~!雨宮兄妹のお兄ちゃん!!」

翼「はあ?雨宮兄妹?」

(って、誰!?有名人なの!?)

天理「あら、貴方がそうなの?」

倫道「ありゃ、俺の事知ってんのお宅ら?」

「お~い、兄さん~」

その時、目の前の男に似た少女が走ってくる

倫道「おう、雫すまんな」

雫「も~こんなところで油売ってないでよ試合だよ?」

倫道「いやなに、ちょっと有名人と会っちまってね」

そういい、翼の方に視線を向ける雫と呼ばれた少女

雫「あ~!!!鳴神翼!!」

倫道「ぐはあああ!!!」

倫道を思いきり吹き飛ばす雫

雫「こんなところで会えるなんて感激!!」

天理「なんなの、この子」

倫道「ちょっと!?なんで吹き飛ばすの!?」

さっき吹っ飛ばされた倫道が帰ってくる

雫「ええ、じゃまだったから?」

倫道「俺はお兄ちゃんだぞ!!」

雫「ねえ、私、雨宮雫!よろしくね!!」

そういって、手を差し出す雫

翼「あ、ああ、俺は鳴神翼だよろしく」

握手を交わす二人

天理「ちょっと、何なのよ!!」

翼「なんだよ、握手くらいで騒ぐなよ天理」

キーキー言う天理をなだめる翼

雫「ねえ、私あなたのファンなの!」

翼「ファンて、俺はそんなたいそうなもんじゃないぞ」

倫道「うん、俺もそう思うぞ」

雫「ねえ、翼って呼んでもいいかな?」

天理「!?」

雪音「大胆~!」

美香「あわわわわ」

翼「ああ、別に、、構わないけど、、」

雫「やった!じゃあ私の事も雫って呼んでね?」

そう、上目使いで言う少女

倫道「ねえ、さっきからお兄ちゃんのこと無視してるよね!?してるよね!?」

騒ぐ倫道をもう一度ぶっ飛ばす雫

雫「あ!試合だった、それじゃあ後でね翼!」

去り際に、翼の頬にキスする雫

翼「な!?」

勇気「なんで、お前ばっかり、、」

雪音「あら~、これは、、」

美香「モテモテだね、鳴神君」

その瞬間、背後に寒気を感じる翼

翼「あ、あの、、、天理さん?」

天理「この~!おバカ!!」

天理に思いっきり拳骨をくらう翼

勇気「哀れ翼よ、成仏しろ」

翼「死んでねえっての、勝手に殺すな」

雪音「まあ、今のは鳴神君が悪いね」

美香「うん、隙が多いんじゃないかな?」

皆して翼を批判する

翼「たく、あの雨宮兄妹って何者なんだ」





倫道「しかし、強そうだったなあれが鳴神か」

雫「それはそうだよ~!彼は最低のFランクからAランクに勝ったんだから」

倫道「まあ、でも次で当たるんだよな」

雫「それは勝ったらね」

倫道「勝つだろう、俺たち兄妹は無敵だ」

雫「うわ、何今のキモイんだけど兄さん」

引き気味にいう雫に涙を流す倫道

倫道「お兄ちゃん泣きそうだよ」

既に泣いている倫道だった

倫道「まあでも、楽しみだぜ」

雫「なにが?」

倫道「うん?秘密だ」

何それという雫を無視して試合に向かう倫道

倫道「さて、今度はお前が下剋上される番だな?」

その呟きは誰にも聞こえなかった





斉藤「さ~て!次の試合は、雨宮兄妹率いる雨宮チームvs十文字チーム!このカードも要注目です!」

翼「あ、先の双子だ」

天理「彼らも上位成績者だったのね」

雪音「うん、雨宮兄妹が6位と7位で十文字君は8位だね」

翼「へえ~、あいつらそんなに強いんだ?」

勇気「おいおい、表彰式お前もいたよな?」

美香「まあ、鳴神君だから」

皆はあきれ顔である

翼「それにしても、十文字か」

天理「かれ、十文字家の子息よね?」

十文字家は名家で代々武士の家系で剣術に秀でていたはず

翼「これは、十文字の勝ちかな?」

雪音「どうして?」

暁「それは、彼が十文字家きっての天才と言われているからね」

勇気「あ、宮本!」

暁「やあ、皆ここいいかい?」

雅「暫くね、天理、鳴神」

天理「雅!久しぶりね!」

翼「何しに来たんだよお前ら」

暁「いや、席が空いてなくてね」

そういい、翼の横に掛ける暁と雅

雅「あんたらが、次に当たるのはどっちかしらね?」

翼「いったろ?普通に考えれば十文字だろ」

暁「僕も同意見だでも、あの兄妹は油断できないよ」

(暁がそこまでいうなんて、あいつらはそんなにつよいのか?」

斉藤「それでは、試合かいし!!」

暁「始まるよ」

その時、全員が十文字が勝つと思っていた、、、




漢字ふりがな次回予告

倫道「ところがどっこい!!」

暁「あれが、、共鳴魔法」

天理「翼わ私のなんだから!!」

雪音「それって、死亡フラグ、、、」

翼「やっと出番てわけな」

次回 共鳴魔法ユニゾン

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