魔導学園での下剋上 

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英国オクスフォード学院編 #29 マインドゼロ

会場をエクスカリバーの放つ極光が多いつくし天に上る

アーサー「良い戦いだった、ここまで競い合えたのは久しい」

極光晴れる、そこには佇むアーサーと全てを出し尽くし倒れる翼

雅「どうなったの、、?」

天理「っ!?」

輝夜「つー君、、、」

そこには、勝者と敗者の二人がいるだけ、、、、

暁「死力を尽くして戦ったんだ、翼はよくやったと思う」

舞姫「そうですね、たとえ負けても、、、、」

輝夜「早く下に行こう!早く手当てしなきゃ!!」

極東陣営は、急ぎ会場に降りる

アーサー「鳴神、お前とはこのような形ではなく別の出会いをしたかったものだ」

そういって、踵を返すアーサー

ランスロット「我が王よ」

そこえ、円卓の騎士がやってくる

アーサー「ランスロット、満足したぞ」

ランスロット「我ら一同王の勝利を信じておりました」

円卓の騎士全員がその場で平伏する

アーサー「ああ、、、!?」

言葉をつづけようとしたアーサーは背後の気配を感じ言葉を止める

ランスロット「まさか、、、」

モードレット「おいおい、冗談だろ?」

そこには、全身にダメージを負い死に体の男が立ち上がっていた

アーサー「止めておけ鳴神、勝負はついた」

そこへ、極東陣営が到着する

天理「翼!?」

雅「嘘!?」

輝夜「もうやめて!!」

無言のままゆっくりとアーサーに向かい歩く翼

アーサー「これは、、」

ガウェイン「こいつ、王下がってください!!」

剣を抜き翼へ向けるガウェイン

天理「止めて!!死んじゃう!!」

輝夜「もういいんだよ!!戦いは終わったの!!」

必死の叫びにこ応えない翼

アーサー「下がれガウェイン」

ガウェイン「ですが!こいつは普通じゃない!」

アーサー「いいと言っている!!」

その言葉で剣を収めるガウェイン

それでもなおアーサーへ向かう翼

天理「もういいの!!」

翼へ走り出す天理、そして、アーサーにたどり着く翼

アーサー「鳴神、、、、お前」

コツンと、小さく音を立てアーサーの甲冑に拳をぶつける翼

暁「そうか、翼はもう」

アーサー「もう、気を失っている」

皆が驚愕する、ここまで最後の本能で動いていた翼

天理「つー君!!」

そして、涙を流しながら翼を抱きしめる天理

アーサー「気を失いながらも約束を守ろうとする信念大義である、努々その道を見失うな」

そう言い残し、会場を去る騎士王と円卓の騎士

天理「最後の最後まで私との約束、、守ろうとしてくれたんだねつー君」

そうして、翼を抱きしめる天理それは傷つきながらも信念を貫き通した戦士の姿だった





日本 ダークソサエティ

「ほう、あれが英国が誇る最強の騎士王アーサー・ペンドラゴンと聖剣エクスカリバーの力か」

そこは、日本の誇る特殊組織である

「ああ、まだ本当の力は見せてはいないだろうがそれでもあれほどの力がな」

そう、この交流戦は日本と英国に中継されておりその映像を見ていた

「だが、最後の闘い鳴神翼か」

「ああ、それにあの刀封印指定の妖刀村正その力もすべてを出し切ってはいない」

「どう思いますか党首?ご子息も参加されていましたね」

武蔵「ああ、流石は鳴神家の人間というべきかあの男の息子だからな」

宮本武蔵、現ダークソサエティ四代目当主であり日本最強の男

武蔵「今後が楽しみだ」

少しずつ動き出す、国家間の暗部

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