魔導学園での下剋上 

味噌ラーメン

英国オクスフォード学院編 #26 王の柱

アーサー「いや~まいったな、我らの負けか」

試合を終えた会場の中心にアーサー率いる円卓の騎士がやってくる

翼「交流戦は極東の勝利だ」

舞姫「ええ、いい経験とさせていただきました」

この交流戦の目的は解らなかったが、それはもういい

アーサー「だが、我らとてこれでは本国に示しがつかん」

雅「なによ、負け惜しみ?」

その言葉に円卓の騎士達が睨んでくる

アーサー「よせ、して極東の戦士よ提案なのだがなお互いに代表を出してもう一回戦しないか?」

輝夜「何ですって?勝敗は決したはずですが」

アーサー「いやなに、我らとて苦汁を飲まされたままでは帰れんのさ」

翼「それは、俺たちの中からか?それとも輝夜さんのことか?」

輝夜「つー君それは、、」

そこでアーサーはニヤリと笑う

アーサー「それでもいいが、貴様とて俺の言うことの意味が解らんでもないだろう?」

これは挑発だ、だけど

暁「それは、アーサー王貴方が相手をするってことかな?」

アーサー「然り、俺はその相手を雷使い貴様を指名する」

全員「「な!?」」

翼「どういうつもりだ、、?」

アーサー「先ほどの闘い素晴らしかったぞ、トリスタンを圧倒する戦闘力そして最後に使用した魔剣興味深い」

輝夜「それは認められません」

それを輝夜が遮る

アーサー「それは極東としての回答か?それとも貴様の個人的な答えか?」

輝夜「そ、それは、、」

翼「いいんだ輝夜さん」

俺は、ここで逃げるわけにはいかないそんな気がする

翼「アーサー王、あんたがどんなつもりでもいい俺はその勝負受けて立つ」

アーサー「良い覚悟だ、鳴神!」

これは、極東とか関係なく俺個人の闘いだ





斉藤「ええ、それではエキシビションマッチということで本当の最終決戦です」

輝夜「つー君どうして?」

翼がこの戦いに応じた理由がわからなく困惑する極東陣営

天理「翼、あんたが自分の為に戦うなら私は何も言わないわだけど負けたら許さないわ」

暁「そうだね、彼はいつでも自分ではない誰かの為に戦ってきたんだ」

舞姫「そうでしたね、その理由はなんであっても彼には信念があったのですから」

雅「私は付き合い短いからわからないけど、アイツが今、男してるってことはわかるわ」

そっと目を閉じ、翼の無事を祈る輝夜

輝夜「どうか、つー君に力を」




英国陣営

ガウェイン「王は一体何を考えて、、」

モードレット「さあな、でも王の闘いが見れるなんてレアだな」

トリスタン「俺を負かせたクソ野郎だ、油断はできねえ」

ランスロット「だが、我らは王を勝利を信じて待つのみだ」



アーサー「準備はいいのか?」

翼「ああ、あんたそ余裕そうだな」

アイツからは余裕というか傲慢ささえ感じる

アーサー「ああ、お前では俺には勝てないからなだが楽しみだ」

こいつ、、、、だけど天理との約束は果たすこいつを倒す

斉藤「それでは!特別戦、極東鳴神翼vs英国アーサー・ペンドラゴン!試合開始!!」

アーサー「そら、一撃で終わってはつまらんからな貴様からくるといい」

明らかな挑発だが、奴はまだ剣を抜いていない

翼「なら、先手をもらう!!」

その時、アーサーが嗤うのを俺は見逃がしていた

天理「拙い、罠だわ」

翼「行くぞ!!魔力解放!!雷閃!!」

一撃で決めてやる!!

アーサー「さあ、見せてみろ」

撃雷を纏う刀身でアーサーに渾身の一撃を打ち込む

天理「だめえええええええ!!!」

その瞬間、会場の視界は白く染まる

アーサー「ハハハハハハ!!」

アーサーの笑い声が会場に響き、地面に臥せる翼の姿があった

雅「ちょ、ちょっと何が起こったの!?」

暁「わからない、翼の攻撃が確かに当たったはずなのに」

天理「王の柱、、」

舞姫「王の柱?何ですかそれ?」

地面に倒れ一向に動かない翼

アーサー「こんなものか、だが誇っていいぞこれは貴様の技の威力だ」

輝夜「どういう事なの、、?」

天理「アーサー王の持つ、能力の一つ相手の攻撃を倍の威力にして返すカウンター技」

舞姫「そんな!?」

雅「なら、その為に先手を譲ったってわけ?」

天理「ええ、失念していたわ翼は一撃で決めるつもりで渾身の一撃を、、それをカウンターで喰らったんだものかなりのダメージのはずよ」

暁「でも、見てごらんよ」

その時、倒れていた翼が起き上がる

アーサー「ほう、存外しぶといな貴様」

翼「ああ、こんなもんでやられてやるかよ」

英国陣営からは驚きの声が上がる

翼「勝負はここからだ!!アーサー王!!」

アーサー「面白いよく吠えたな!!」

激突する維持と王の傲慢



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