魔導学園での下剋上 

味噌ラーメン

英国オクスフォード学院編 #22 想いを力に

アーサー「これで勝負あったな」

蜻蛉切、その能力は確かに強力だが、、、それでも

アーサー「円卓の騎士を甘く見ないでもらおうか」

トリスタン「俺はああ!!トリスタンだぞお!!!」

トリスタンから放たれる矢は、通常の軌道を無視し天理へと迫る

天理「その程度の攻撃効かないわ!」

その矢をすべて弾き飛ばす天理、だが弾かれた矢はその軌道を狂わされてなお天理へ迫る

天理「まさか!!」

翼「追尾式!?」

トリスタン「おいおい、矢は一度撃ったら軌道を変えられないって誰が決めたんだあ?」

ケタケタと気味の悪い笑いを上げながらトリスタンが言う

翼「天理!!!」

その矢は天理へ直撃する

雅「ねえ、あの威力まずくない?」

舞姫「直撃ならば、ダメージは避けられません」

ランスロット「勝負あったか」

衝撃で舞った砂煙が晴れる

アーサー「ほう、存外とタフだなあ娘」

翼「天理、お前、、、」

天理「まさか、今ので私をやれるだなんて思わないわよね?」

トリスタン「今ので、死んでりゃ楽になれたっていうのになあ?」

こんな、所で負けられないよの私は、、、

天理「負けられない!!私は!信じてくれる仲間がいるから!!」

トリスタン「なら、その仲間の前で死にされせぇ!!!!」

再び、トリスタンから放たれる凶弾その凶弾は今度こそ天理の命を刈り取るために

翼「天理!!!」

暁「まずい、、、」

トリスタン「しいいいいねええええええ!!!」

天理「まだよ!!蜻蛉切!!私に力を貸して!!私の想いを力に変えて!!」

そのひと振りは、放たれた凶弾を完全に割断し、トリスタンへ完全なる致命傷を与える

アーサー「何だと、、」

ランスロット「まさか」

トリスタン「お、おま、えええ」

トリスタンは地に臥せる

天理「やった、私の一撃届いたのね、、」

翼「やったな、天理」

誰もが天理の勝利を確信したその時

暁「待て、まだそいつの攻撃は!?」

天理「え、、?」

凶弾が天理を貫く

翼「天理!!!!!」

トリスタン「あ、はははっははははははあ!!油断したなあ!?」

天理「ど、どうして、、」

舞姫「そんな!?攻撃はすべて割断したはずなのに!?」

暁「一瞬の油断さ、蜻蛉切の一撃で奴は倒れたけど、直後に一撃を放っていたんだ」

雅「そんな、今のは本田にも致命傷よこれでは」

アーサー「これでチェックだ」

ゆっくりと立ち上がる天理

翼「天理もういい!!負けを認めろ!これ以上は!!」

天理「な、に、言ってんの、、よ、、まだ、、負けて、、ない!」

息も絶え絶えに、血を流し立ち上がる天理

暁「翼、これ以上は本田さんが死ぬぞ」

お前が止めろと目で訴える暁

舞姫「翼君、止めるべきですこんなところで」

死んでいいわけけない、その一言を言わないけどわかる

天理「つば、さ?ここで、、私が勝てば、、流れは、、こっちに来る、、だから、、信じて?」

天理の必死な訴え、その気持ちはよくわかるそしてこの初戦が大切なこともでも俺は、、、

翼「それでも、俺はお前を死なせたくない、、、、」

舞姫「天理さん、、、」

雅「あの子はよくやったよね」

アーサー「殺せ、トリスタン」

トリスタン「あ~しらけてきた、もう死ねよお前」

せき込み、吐血する天理もう腕を動かす力も残っていない

天理「ごめ、、んね、、つー君、、、」

翼「お前は、よく頑張った、、だから、、後のことはませてくれ」

その時、天理の目の前にはチームの全員の背中と一番愛おしい彼の顔が見えた

暁「ちょっと、やりすぎだよね」

雅「女の子にこんなに酷いことして」

舞姫「騎士が聞いてあきれる」

天理「み、みんな、、」

天理の目から溢れる大粒の涙

翼「これがお前らのやり方なら、俺たちも相応の対応をさせてもらうぞ」

天理を抱きしめながら、アーサーへと刀を向ける

翼「円卓の騎士、お前らここから無事に帰れると思うなよ」

暁「こっちのキングを怒らせたんだ、覚悟はできているよね?」

トリスタン「あ~?なんだぞろぞろとてめえらが相手すんのか?」

翼「黙れ、貴様のようなザコに用はない」

一色即発、その場には緊張が走る

アーサー「まあ待て」

翼「アーサー、、どの面下げて」

アーサー「そう怒るな、これは交流戦だ白黒は試合で決めうじゃないか」

暁「そうだね」

翼「おい!!」

暁「だけど!君たちはこちらのクイーンを傷つけキングを怒らせたそれ相応の覚悟はしてよね」

アーサー「ほう、それは楽しみだ」

そうして、第一回戦は極東、天理の敗北で幕を閉じた










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