魔導学園での下剋上 

味噌ラーメン

英国オクスフォード学院編 #21 激槍、蜻蛉切

トリスタン「先手はいただきます」

試合開始直後、トリスタンから放たれる弓矢

天理「その程度の攻撃で!」

その矢を難なく弾き返す天理

翼「おいおい、アイツ騎士のくせに弓矢使うのかよ」

俺の中の騎士のイメージと違うんだが

暁「騎士トリスタンは弓の名手で有名だね、弓兵という騎士の位だね」

雅「私もああいう遠距離の騎士なら勝負できるんだけどね」

宮本は随分騎士に詳しいな

暁「翼、あのまま距離を取られると、本田さんはきついね」

舞姫「ええ、距離のを取るメリットは相手には有っても本田天理にはありません」

天理、、

トリスタン「流石は、激槍と呼ばれるだけはありますね」

天理「貴方こそ、騎士のわりにチマチマと攻撃してきて好きじゃないわね!」

一気に距離を詰め攻撃するも、それを躱され直ぐ様に弓による反撃

翼「このままじゃ、こちらの体力が削られるだけだ」

暁「そうだね、ジリ貧とはこのことだね」

だが、天理にはこの距離をも打ち破る力がある

舞姫「激槍蜻蛉切、その力は絶対割断と聞きますどのような力なのですが?」

雅「確かに、私も有名だから知っているけど実際にはどんな力かは知らないのよね」

そういい、お前説明しろ見たいな目でこちらを見てくる3人

翼「はあ~あのなあ、蜻蛉切の伝説は知ってるか?」

舞姫「ええ、たしかその刃先に止まった蜻蛉が切り裂かれたことからついた名だと」

翼「その通りだ、そして天理の持つ蜻蛉切にはその能力が備わっている」

雅「それって、めちゃめちゃ切れ味が良い槍ってこと?」

おいおい、そんなしょぼい能力があるか、、

暁「そんなしょぼい能力なわけないじゃないか~」

こいつ、俺が飲み込んだ言葉を言いやがった

雅「殺されたいのかしら?」

笑顔だけど、目が怖いぞ参宮

暁「ごめんごめん、本田さんお持つ蜻蛉切は戦略級武装と言われる、一対多数を想定される武器なのさ」

そう、あの蜻蛉切はもともと一対一の対人専用武装ではない

舞姫「槍なのに対人武装ではないのですか?」

翼「そう、なぜ蜻蛉切が槍でありながら戦略級武装なのかはその攻撃レンジに秘密がある」

そう、天理と蜻蛉切の前では距離に意味はない

天理「ああもう!!面倒ね!!」

トリスタン「そろそろ限界ですか?では距離を取りながら攻撃させていただきます!!」

天理「あら、まだ私は力の半分も見せてないわよ?」

トリスタン「強がりを!貴女にはこの距離の攻撃手段はないでしょう!!」

クスリと笑う天理の持つ蜻蛉切に魔力が集中する

天理「貴方にこの蜻蛉切の力を見せてあげるわ」

翼「そう、蜻蛉切の絶対割断それはあらゆるものを割断する能力即ち」

天理「割断せよ蜻蛉切!!!」

空間すらも割断し、距離を関係なくその一撃を打ち込む!

トリスタン「なんだと!?」

天理「いったい、槍の攻撃範囲が本体の長さだけだなんてきめたのかしら?」

そう、これこそが戦略級武装蜻蛉切の絶対割断能力

アーサー「ほう、あれが噂に聞く絶対割断能力か」

ランスロット「強力な能力ですが、トリスタンはこれで」

ニヤリとわらうアーサー

舞姫「凄い、、、」

雅「う、そ、そんなのありなの!?」

暁「初めて見たけど、流石に強力な力だね」

翼「ああ、あの見た目だから近づかずに叩くって戦法を取るがそれは間違いだ、蜻蛉切に距離は関係ないし、接近戦も天理の槍裁きではその辺の奴らなんて相手にもならん」

天理、この数年で完璧に蜻蛉切を使いこなしているな

天理「もう終わりかしら?円卓の騎士さん?」

トリスタン「ふざ、けんな、、、」

相手の騎士の様子が変わった?

トリスタン「ふっざけんなーーーーーーーー!?!?!?!?!?」

天理「へえ、それがあんたの本性?」

トリスタン「この、極東のくそ猿ガアアアアア!ぶっ殺してやる!!」

おいおい、騎士とは思えないなあの言動は

天理「フフ、なら見せて貰おうかしら?」

トリスタン「ああ、見せてやるよおおおおおおおおおお!!!」

天理「第二ラウンド開始ってところかしらね」



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