魔導学園での下剋上 

味噌ラーメン

魔道学園入学編 #08 最弱の男

桐原「はあ?最弱が何の用だよ」

翼「水瀬、大丈夫か?」

ゆっくりと美香を抱き上げる翼

美香「な、鳴神君////」

所謂お姫様抱っこだ

桐原「おい!僕を無視するな!!」

桐原から放たれる矢を片手で受け止める翼

翼「黙ってろよ、いま水瀬と話してるんだ」

翼の全身から、雷の魔力が溢れる

桐原「な、なんなんだよ勝ったのは僕だぞ!!」

翼「だから何だ、俺は俺の仲間を傷つけられてムカついてるだけだ」

こいつをここでぶちのめすのは簡単だ、だけど今は水瀬を

翼「斉藤さん、とりあえず試合を閉めてください」

斉藤「は、はい!しょ、勝者桐原静也!」

桐原「お前、名前は?」

翼「鳴神翼だ」

桐原「鳴神?ああ、そういえば聞いたぞ!今年前代未聞のFランクが出たって君のことか?」

会場がどよめく

翼「そうだな、だからなんだ?」

桐原「お前はAブロックだろ?なら後で後悔するんだな」

救護班の保険委員が到着した

翼「水瀬を頼みます」

保険委員「任せてください」

翼「後悔するのはお前だ、桐原Fランクの俺に負けて恥をかくのはお前だぞ」

桐原「な、なんだと!?」

一色即発、そんな空気が流れる

輝夜「はい、そこまでだよ」

特別席から輝夜が会場に降りてくる

桐原「生徒会長」

輝夜を見た桐原は会場から去ろうとする

翼「おい忘れ物だぞ」

そういってさっきつかんだ矢を投げつける

桐原「貴様、、、」

輝夜「つー君、怒る気持ちはわかるけどそれは試合でね?」

翼「わかってる、アイツは潰す」

そっと輝夜が頭を撫でてくる

輝夜「彼はあれでも今年6人しかいなかたAランク無茶しないでね」

翼「わかってるよ」

そういって、袖に歩いていくその先には黒岩がいた

黒岩「鳴神」

翼「先生、なんだよ俺は間違ったことはしてないぜ」

俺は自分の行動には後悔していない

黒岩「っふ、よくやった!あとは試合であの野郎をぶっ飛ばせ!」

予想外の一言だった

翼「怒んないのかよ」

黒岩「ああ?正しいことをしたのに何で怒るんだよ?」

がんばれよ!と言いながら去っていく黒岩

翼「あの、不良教師が」

医務室へ移行水瀬の容体が気になる

雪音「鳴神君」

翼「すまない遅くなった」

俺がもっと早く行っていれば

勇気「いや、俺たちは動くことすらできなかったんだ」

翼「水瀬は?」

雪音「眠ってるよ、命には別状ないって休めば大丈夫」

翼「あの桐原ってやつは俺が倒す」

雪音「うん、美香は私達との約束の為に頑張ってくれたんだもん私たちも頑張らないと」

ああ、俺の仲間に手を出したんだただで済まさねえ





斉藤「ええ、気を取り直しましてこれからAブロック一回戦を始めます」

翼「さっさと始めようぜ」

生徒はビビりまくっている

斉藤「で、では試合開始!!」

生徒「い、行くぞ!」

その瞬間、目の前から翼の姿が消えた

翼「遅えぞ」

背後に一瞬で回り、顔面への回し蹴りを放つ

斉藤「しょ、勝負あり!勝者鳴神翼!!圧倒的だ!!これがFランクか!!」

勇気「つ、強い!」

雪音「鳴神君、あんなに強かったんだ!?」

黒岩「ほう、やるじゃねえか」

会場が翼のあまりの強さにどよめき大声援が響く

斉藤「これは、今回のダークホースになるか!!」

輝夜「キャー!!つー君!!かっこいい!!」

黒神「見えたか?」

風紀委員「いえ、気づいたら生徒が蹴り飛ばされていました」

一条「彼は本当にFランクか?」

翼「俺は、最弱のFランクだ」


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