魔導学園での下剋上 

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魔道学園入学編 #02 入学式 後編

最悪だ、実に付いていない

翼「憂鬱だ、どうしてこうなったのだろうか」

入学式で生徒会長からの呼び出し、担任の先生に抗議したら

先生「呼ばれたんだから行ってくれば?」

え?教師だよねあなた?

翼「はあ~不幸だ、入学初日からこんな、、」

目の前には生徒会室

翼「失礼します、、」

「はい、どうぞ~」

そこには、生徒会長がいた

翼「あの、私のような一般生徒にどのようなご用事でしょうか?」

ヤバい、冷や汗が止まらない

会長「そうだな~まずは最初に私に挨拶がなかった事、それと最近は電話も出てくれないし会いにも来なくなったし、そして何より、入学試験で手を抜いたこと!」

目の前には学園で最も強い生徒会長その人がいた

翼「えと、あの、、、はぁ~その、いろいろとごめん」

会長「はい、謝罪は受け取りましたでので、ここからはいつも通りね!」

翼「え?いつもとおっつ!!!」

一瞬で目の前が暗転した

会長「あ~も~会いたかったよお!つー君!!」

俺は、生徒会長に頭を抱きしめられていた

翼「ちょちょちょ!何してんだって!?」

会長「だって~暫く会えなかったから~つー君を補充してるの!」

補充してるの!じゃねえわ!こっちは窒息するわ!

翼「いやいや、こんな所誰かに見られたらヤバいぞ!」

会長「大丈夫だよ~お姉ちゃんそんなの気にしないから!」

いや気にしろよと心の中で突っ込んでおく

翼「まあいいや、久しぶりだね輝夜さん」

輝夜「え~昔みたいにお姉ちゃんて呼んでもいいんだよ?」

不満げに俺を見つめるこの人こそこの学園の生徒会長であり、俺がガキの頃からお世話になっている、麻上輝夜さんだ

翼「言わないし、俺のこと子供扱いすんなし」

輝夜「そんな事行っても、つー君はつー君だもん」

翼「はいはい、それで?俺を呼び出したのはこれのため?」

輝夜「そうだよ~、もう戻っていいよ?クラスの自己紹介に遅れるよ?」

誰のせいだ、、

翼「了解、じゃあ俺戻るから」

そういって生徒会室を後にしようとする

輝夜「あ、それとね?実力を隠すのは良いけどここはそんなには甘くないからね?」

そういった、輝夜の目は真剣だった

翼「忠告どうも、じゃあな」

生徒会室を後にして教室に戻る




「つー君、ここでは平穏を手に入れられるかどうかはキミ次第なんだよ」

そう一人で呟く

「でも、何かあればお姉ちゃんが守るから」





教室に着く

「はあ、酷い目にあった」

適当に開いている一番後ろの窓際に座る

「目線が気になるな」

周囲の生徒からの視線が気になる

「なあ、あいつ生徒会長に呼ばれてたやつだだろ?」

「なんであんな奴が?」

「しー聞こえるよ」

「うらやましい」

「はあ、はあ、はあ」

噂になってるな、そして最後の奴なぜはあはあ言ってんの?!

生徒「ねえ君!名前は?」

そこえ一人の女子生徒が話しかけてくる

翼「鳴神翼だ、お前は?」

雪音「鳴神君ね、私は橘雪音!雪音でいいよ!」

随分とフレンドリーな奴らしい

翼「ああ、よろしく雪音、俺の事は好きに呼んでくれ、それでそっちの彼女は?」

雪音「ああ、ごめんね?ほら美香も!」

美香「あ、あの、水瀬美香です、よろしく鳴神君」

こちらはおとなしい子のようだ、それにしても水瀬か

翼「ああ、よろしく」

雪音「それでさ、鳴神君と生徒会長はどんな関係なの!?」

その瞬間教室中視線がこちらに集まる

翼「あ~まあその、昔世話になった人?昔馴染みだよ」

雪音「なんだー、そうだったんだね!いや~学園中噂だったんだよ生徒会長の恋人とかなんとか」

なんだその噂やめてくれ

翼「まさか、俺じゃあの人には釣り合わないさ」

雪音「そうかな?結構イケメンだと思うけど」

イケメン?誰が?俺が?

翼「からかうのはやめてくれ」

その時担任の教師が入ってきた

教師「さ~これからホームルームを始めるぞ席に着け」

最初のホームルームが始まった

教師「そんじゃ、自己紹介からはじめるか」









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