アレイシアと3

ラー麺を食べに来た。
暇潰しに会う約束をして、アレイシアと二人でいった。
「ここは何がお勧めなんだ？」
「しらね。この店は初めてだし」
「そうか、ではこれが初陣となるのだな」
「お前にとってはそうか。とは言え、お互いに知らない場所だし気楽に行こうぜ」
「うむ………」

入店して、着席したもののメニューが多くて選べない。
魚醤、豚骨、味噌。
様々な種類のものがある。
「画像付きなのが厄介だな………どれも甲乙つけ難い」
「そうだな………貴公はどのような味が好きなんだ？」
「俺は何でも食うよ」
「むぅ………それは答えになっているのか？」
「好きなの選べよ。俺の奢りだし、高いのでも良いんだぜ」
「うむ。そうさせてもらうつもりだ。あれだけ付き合わされたんだ、美味しい物を食べさせてもらおう」
「俺は魚醤で良いかなー。濃口じゃないと味分からないし」
「そうか………では私も魚醤にしよう」
「俺に合わせんの？マジ？気があったりする？」
「しない」
即答だった。

「ふー！美味かった！」
「そうだな、始めて食べたが中々に良い物だった」
「だろ。また今度行こうぜ」
「あぁ、機会があればな」
「何、俺たちが居ればどんな災難も乗り越えれるさ」
「それは告白か？」
「違ぇよ」
「即答は流石に悲しいぞ」
「ごめんな」
「別にいい。慣れてるし」
拗ねてしまった。
「慣れちゃ行けないと思うんだがなぁ………」
「貴公にだけは言われたくないな」
「そうかそうか」
笑う。そう言われたら返す言葉が無い。
「で、次は何する？」
「そうだな、遊びに行こう」
「うん？何処に？」
「私の世界に、な」

コメントを書く

アレイシアと3

コメント

「その他」の人気作品

書籍化作品