じゃんじゃん死のう!から始まってしまいましたね異世界生活え? この流れで? えっと頑張ってマスター いや、これタイトル? あ、これ四人で言ってます さてと 俺の台詞は・・・
3話 もはや 手段は選ばない
 この世界でも、真助の世界と同じく闇が世界を包んだ。 その闇を照らせしは、無数に光る星達。 光のないこの世界ではこの星達は決して捕らわれ、消えたりはしない。 星達は流れを作り、川のようにそして、虹のようにただこの地を照らし続ける。
齋藤真助はあの後歩き続けた。目に見える動物は全て避けて、いや、隠れて進み進みただ歩を進めた。 色んな動物はいなかったが、どれもあの世界で見てきたものとはあの獣のように大差なかった。 
そして今、彼はある場所に辿り着いていた。
(やっと、やっと見つけた・・・あるとはわかっていた。けど、確証はなかった。 これで、少しは希望が見えたな)
彼の目の前に広がっていたのは《川》だった。 本当にただの川である。
横幅は大体、車道ぐらいの大きさだった。
流れる川の音は心地がいいほど聞こえてくる。 夜の暗さと星の明るさといい、ただの川であっても、とても絵になっていた。
「喉が渇いて死にそうなんだよ、はよ飲みたい」
彼は川に向かって歩いていく。
彼の目は言うならば朦朧と川をとらえていた。 彼は口を開けながら着実に歩を進める。だが、口を開けるという行為は逆効果で、余計に彼の口の中を乾かしていく。 そのため彼は、たまに口を閉じ己の唾で口の中を潤す。 
そんな彼もついに一歩踏み込めば川の水に足が入るところまでたどりついた。すると、途端に屈んで顔を川に入れた。 瞬間、たまりに溜まった熱という熱がいっきに彼の顔から放出された気がした。
彼は顔を水につけると同時に水を飲んだ。彼の口はいっきに川の水で満たされる。 川の水自体は濁ってはなかったものの、それを飲むのは普通なら少し躊躇うものだろう。 けど、彼にはオアシスの水にも見えただろうか。彼は続けて飲み続けた。飲まなくても口を明け開けた状態で己の乾きを潤した。
(水・・・気持ちいい。 そういえば俺は異世界に来たんだったな? 来たんだよな。 忘れてた。そういえば、星が綺麗だったような、いやそうか、電灯ないもんな。 にしては見える気がする。 星ってこんな明るいの? マジか、それなら、電気なんて消えてしまえばいいのに、いや、今の俺には関係ないがね。 だってあれだろ? 電気があるから夜も勉強しなきゃいけないんだろ? なかったら 早寝できるじゃん、てか、勉強しなくてすむ。 はぁ 変に哲学? モード入ってるかなこれ いや、いいか)
彼は顔を上げる。
「はぁ はぁ・・・生き返った」
彼は左右を見る。
星の光、目の慣れなどあるとは思うが、彼からして予想以上に辺りは明るく見えた。
続いて空を見上げた。
「月、みたいのはあるんだな。 というか、こりゃ、絶景だな 。 何だよこれ、綺麗すぎやしないか? ははは、こりゃ神様も知恵の実を与えたくないわけだ」
彼は顔を元の元の状態にし、川を見つめた。
「さてと、どうしたものか・・・次は腹を満たさないとな」
彼の口角が上がる。それとほぼ同時に彼の瞳はその時閉じたのだった。
滴る汗の感触が、彼を夢の国から連れ戻した。目が覚めた瞬間、彼を襲ったのは天辺に輝く星の光だった。
(暑い・・・俺は、あのまま寝てしまったのか? ワンチャン死んだ?)
彼は起きあがりそして、目を開いた。最初は見えなかった景色も、目を擦ったりしていたら次第にはっきりと見えてきた。
目に映ったものは川だった。 川は変わらず心地のいい、液体ならではの独特な音で流れ続けている。
辺りはすっかり日に満ちていた。 変わったことといえば動物達が水を飲みに来ていることぐらいか。
「喉乾いたな。 とりあえず水を飲むか、今日の予定はそれからだ」
彼は立ち上が動物達のいない、上流に向かう。 動物達は彼の寝込みを襲わなかったため草食動物だと予想できる。
(いつかは、コイツらを狩れるようになんないといけないんだよな・・・魔法も使えないしスキルもない。 能力はとても戦闘向きではないし、うーん・・・あ、筋トレがあるじゃん。 とりあえず、筋トレしますかね)
川に顔を浸けながら、今後生き残るための手段を考える真助。 暫くつけた後、顔を上げる。
(ぐ、気がはっきりしだしたら腹減ってきやがった。 やべ~ぞこりゃ、マジで空いてやがる)
きゅーと腹を縛る何か、その波は中々去ろうとしない。
彼は腹を押さえたままその場で縮こまる。
(クソ~まぁ これは少ししたら過ぎるからよしてだな、食料はマジどうしよう)
少し時がたち、空腹の波が去り行動できるようになった真助は、川の上流に向かうことにした。
(まぁ あれだよな確か、川ってのはつまり森に繋がってるわけだ確か。 つまり、この川を辿っていけばいつか、森に辿り着くというわけだ。 はぁ~海ってあんのかな~下流にいけば、多分あるとは思うけどなんかしら湖が)
こうして歩き始めた真助。勉強なんてと思っていた彼だが、思いのよらないところで勉強というものは役にたつものである。
夏と春の間のような気温の世界で、ニートをしていた彼の足が動かなくなるのは、そう遠くない話しなのであった。
齋藤真助はあの後歩き続けた。目に見える動物は全て避けて、いや、隠れて進み進みただ歩を進めた。 色んな動物はいなかったが、どれもあの世界で見てきたものとはあの獣のように大差なかった。 
そして今、彼はある場所に辿り着いていた。
(やっと、やっと見つけた・・・あるとはわかっていた。けど、確証はなかった。 これで、少しは希望が見えたな)
彼の目の前に広がっていたのは《川》だった。 本当にただの川である。
横幅は大体、車道ぐらいの大きさだった。
流れる川の音は心地がいいほど聞こえてくる。 夜の暗さと星の明るさといい、ただの川であっても、とても絵になっていた。
「喉が渇いて死にそうなんだよ、はよ飲みたい」
彼は川に向かって歩いていく。
彼の目は言うならば朦朧と川をとらえていた。 彼は口を開けながら着実に歩を進める。だが、口を開けるという行為は逆効果で、余計に彼の口の中を乾かしていく。 そのため彼は、たまに口を閉じ己の唾で口の中を潤す。 
そんな彼もついに一歩踏み込めば川の水に足が入るところまでたどりついた。すると、途端に屈んで顔を川に入れた。 瞬間、たまりに溜まった熱という熱がいっきに彼の顔から放出された気がした。
彼は顔を水につけると同時に水を飲んだ。彼の口はいっきに川の水で満たされる。 川の水自体は濁ってはなかったものの、それを飲むのは普通なら少し躊躇うものだろう。 けど、彼にはオアシスの水にも見えただろうか。彼は続けて飲み続けた。飲まなくても口を明け開けた状態で己の乾きを潤した。
(水・・・気持ちいい。 そういえば俺は異世界に来たんだったな? 来たんだよな。 忘れてた。そういえば、星が綺麗だったような、いやそうか、電灯ないもんな。 にしては見える気がする。 星ってこんな明るいの? マジか、それなら、電気なんて消えてしまえばいいのに、いや、今の俺には関係ないがね。 だってあれだろ? 電気があるから夜も勉強しなきゃいけないんだろ? なかったら 早寝できるじゃん、てか、勉強しなくてすむ。 はぁ 変に哲学? モード入ってるかなこれ いや、いいか)
彼は顔を上げる。
「はぁ はぁ・・・生き返った」
彼は左右を見る。
星の光、目の慣れなどあるとは思うが、彼からして予想以上に辺りは明るく見えた。
続いて空を見上げた。
「月、みたいのはあるんだな。 というか、こりゃ、絶景だな 。 何だよこれ、綺麗すぎやしないか? ははは、こりゃ神様も知恵の実を与えたくないわけだ」
彼は顔を元の元の状態にし、川を見つめた。
「さてと、どうしたものか・・・次は腹を満たさないとな」
彼の口角が上がる。それとほぼ同時に彼の瞳はその時閉じたのだった。
滴る汗の感触が、彼を夢の国から連れ戻した。目が覚めた瞬間、彼を襲ったのは天辺に輝く星の光だった。
(暑い・・・俺は、あのまま寝てしまったのか? ワンチャン死んだ?)
彼は起きあがりそして、目を開いた。最初は見えなかった景色も、目を擦ったりしていたら次第にはっきりと見えてきた。
目に映ったものは川だった。 川は変わらず心地のいい、液体ならではの独特な音で流れ続けている。
辺りはすっかり日に満ちていた。 変わったことといえば動物達が水を飲みに来ていることぐらいか。
「喉乾いたな。 とりあえず水を飲むか、今日の予定はそれからだ」
彼は立ち上が動物達のいない、上流に向かう。 動物達は彼の寝込みを襲わなかったため草食動物だと予想できる。
(いつかは、コイツらを狩れるようになんないといけないんだよな・・・魔法も使えないしスキルもない。 能力はとても戦闘向きではないし、うーん・・・あ、筋トレがあるじゃん。 とりあえず、筋トレしますかね)
川に顔を浸けながら、今後生き残るための手段を考える真助。 暫くつけた後、顔を上げる。
(ぐ、気がはっきりしだしたら腹減ってきやがった。 やべ~ぞこりゃ、マジで空いてやがる)
きゅーと腹を縛る何か、その波は中々去ろうとしない。
彼は腹を押さえたままその場で縮こまる。
(クソ~まぁ これは少ししたら過ぎるからよしてだな、食料はマジどうしよう)
少し時がたち、空腹の波が去り行動できるようになった真助は、川の上流に向かうことにした。
(まぁ あれだよな確か、川ってのはつまり森に繋がってるわけだ確か。 つまり、この川を辿っていけばいつか、森に辿り着くというわけだ。 はぁ~海ってあんのかな~下流にいけば、多分あるとは思うけどなんかしら湖が)
こうして歩き始めた真助。勉強なんてと思っていた彼だが、思いのよらないところで勉強というものは役にたつものである。
夏と春の間のような気温の世界で、ニートをしていた彼の足が動かなくなるのは、そう遠くない話しなのであった。
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