異世界でバイオハザード
山田まさるという男
20XX年、一人の男が急死した。しかし世の中は有名人でも権力者でもない山田まさるという男が死んだことに興味も持たず、謎の心臓麻痺として処理された。
山田まさるは17歳の高校二年生という若さで死んでしまったがそれを悲しむ人はいなかった。なぜなら彼には親という存在はおらず、友達と呼べる存在は彼の異常な趣味のせいで存在しなかった。
最近僕は急激な変化に見舞われている。そう、異世界転生というやつが起こったのだ。は?と思う人が大半だろうが少し僕の話聞いてほしい。
確か僕は趣味のゾンビ映画を借りにレンタルビデオ屋さんに向かっていた途中に突然視界が真っ暗になり、「きゃあーーーーー!!という声が聞こえている。どうやら僕は倒れてしまっていたらしい。徐々に聴覚も聞こえなくなっていき、ついには思考することさえできなくなった。最後に思ったことはどうせ死ぬならゾンビに殺されたかったということだけだ。
そして目覚めると僕は巨人に抱かれていた。自分よりも何倍の大きさの人間の形をした巨人で目や髪が赤色や青色であり、見知らぬ言語で話しかけてきた。
「Hubble’s;denieb:AFnerobaF:OVbeq!」
何を言っているのかわからないので日本語を使って話しかけてみようと口を開くと
「お、おぎゃあぁあああああああ!!」
なぜか赤ちゃんのような泣き声がでできた。
自身の手を見るととても小さな手だったことから僕がなぜか赤ちゃんになっていることがわかった。 目の前にいる巨人が実際は人間であり、僕の親ということが感覚的にわかる。
そして僕はそれから五年の時が経ち、今の状況に至る。そして驚くべきことにこの世界では魔法と呼ばれるものが存在する。
最初に見たのは僕を抱きかかえていた女性である母が料理をする際に手を前に突き出し、呪文のようなものを呟くと魔法が突如手から放たれた。
あの時の驚きはゾンビ映画の次に驚いたものだ。
そして驚くことはもう一つありこの世界にはステータスと呼ばれる自分の能力が数字としてわかるようになっている。ステータスを見たいと思えば頭に情報が流れてくるのだ。
まあここまで言えば誰でもわかるだろうがこの世界は元いた地球ではない。ファンタジー世界だ。
異世界転生といえばチートで無双出来そうなものだが僕のステータスは特にこれといった特徴のない能力値であった。
ヴァン・ユリアード
種族 ヒューマン
年齢     5
体力     10
魔力     2
筋力     10
耐力     4
速力     6
知力     120
という五歳児にとっては知力以外はいたって平均的能力値である。知力は前世の記憶もあってかこの世界の成人たちよりも高い能力値になっている。
次に僕の家族の話をしよう。六人家族の末っ子として生まれた僕には二人の兄と一人の姉がいる。
一番目に生まれたのは兄のアーク・ユリアードは長男として生まれたからか父と母の教育が強く受け、真面目な性格だ。年齢は12歳でステータスは優秀な能力値で一万人に一人の天才と呼ばれ、学校でも主席を取っている。
二番目に生まれたのは姉のリリンシャ・ユリアードは気の強い性格でいつも自分の考えた思考を曲げない性格だ。年齢は10歳で扱える人が少ない魔法を使える優秀な人間で数々の名のある魔女たちが弟子にしようと訪問してくる。
三番目に生まれたのは次男のラリス・ユリアードだ。自由気ままな性格で常に木の上で寝ていることが多く、学校にあまり登校しないが成績はトップであり、才能の塊と認められているため、誰もラリスに口出ししない。ちなみに年は7歳だ。
そして最後に生まれたのが僕というわけだがここまで天才や才能の塊しか生まれてこなかったユリアード家が僕という凡人が生まれてきてしまったらしい。何という不運だ。異世界で蹂躙するのが僕の中で六番目くらいの夢だったのだが諦めることになりそうだ。
そして僕の家は有名な貴族の家だった。ミドルネームは貴族であることの象徴らしい。この国の60パーセントの鉱物摂取量を占める会社により、成り上がった貴族で歴史は100年に渡る大貴族の一角だ。
おかげで僕は前世ではなし得なかった僕の一番の夢であるゾンビを作るということに力を注ぐことができる。ここはファンタジーの世界ということもあり、ゾンビを作るのに必要な遺伝子を改変させるものを見つけ出せるかもしれない。また僕は兄や姉と比べ凡人として生まれたからこそ自由にさせてもらっている。自室をもらいそこで僕は日々ゾンビ作りのために本を読み、この世界知識について学習している。
「いつになったら見つかるんだろ…。」
山田まさるは17歳の高校二年生という若さで死んでしまったがそれを悲しむ人はいなかった。なぜなら彼には親という存在はおらず、友達と呼べる存在は彼の異常な趣味のせいで存在しなかった。
最近僕は急激な変化に見舞われている。そう、異世界転生というやつが起こったのだ。は?と思う人が大半だろうが少し僕の話聞いてほしい。
確か僕は趣味のゾンビ映画を借りにレンタルビデオ屋さんに向かっていた途中に突然視界が真っ暗になり、「きゃあーーーーー!!という声が聞こえている。どうやら僕は倒れてしまっていたらしい。徐々に聴覚も聞こえなくなっていき、ついには思考することさえできなくなった。最後に思ったことはどうせ死ぬならゾンビに殺されたかったということだけだ。
そして目覚めると僕は巨人に抱かれていた。自分よりも何倍の大きさの人間の形をした巨人で目や髪が赤色や青色であり、見知らぬ言語で話しかけてきた。
「Hubble’s;denieb:AFnerobaF:OVbeq!」
何を言っているのかわからないので日本語を使って話しかけてみようと口を開くと
「お、おぎゃあぁあああああああ!!」
なぜか赤ちゃんのような泣き声がでできた。
自身の手を見るととても小さな手だったことから僕がなぜか赤ちゃんになっていることがわかった。 目の前にいる巨人が実際は人間であり、僕の親ということが感覚的にわかる。
そして僕はそれから五年の時が経ち、今の状況に至る。そして驚くべきことにこの世界では魔法と呼ばれるものが存在する。
最初に見たのは僕を抱きかかえていた女性である母が料理をする際に手を前に突き出し、呪文のようなものを呟くと魔法が突如手から放たれた。
あの時の驚きはゾンビ映画の次に驚いたものだ。
そして驚くことはもう一つありこの世界にはステータスと呼ばれる自分の能力が数字としてわかるようになっている。ステータスを見たいと思えば頭に情報が流れてくるのだ。
まあここまで言えば誰でもわかるだろうがこの世界は元いた地球ではない。ファンタジー世界だ。
異世界転生といえばチートで無双出来そうなものだが僕のステータスは特にこれといった特徴のない能力値であった。
ヴァン・ユリアード
種族 ヒューマン
年齢     5
体力     10
魔力     2
筋力     10
耐力     4
速力     6
知力     120
という五歳児にとっては知力以外はいたって平均的能力値である。知力は前世の記憶もあってかこの世界の成人たちよりも高い能力値になっている。
次に僕の家族の話をしよう。六人家族の末っ子として生まれた僕には二人の兄と一人の姉がいる。
一番目に生まれたのは兄のアーク・ユリアードは長男として生まれたからか父と母の教育が強く受け、真面目な性格だ。年齢は12歳でステータスは優秀な能力値で一万人に一人の天才と呼ばれ、学校でも主席を取っている。
二番目に生まれたのは姉のリリンシャ・ユリアードは気の強い性格でいつも自分の考えた思考を曲げない性格だ。年齢は10歳で扱える人が少ない魔法を使える優秀な人間で数々の名のある魔女たちが弟子にしようと訪問してくる。
三番目に生まれたのは次男のラリス・ユリアードだ。自由気ままな性格で常に木の上で寝ていることが多く、学校にあまり登校しないが成績はトップであり、才能の塊と認められているため、誰もラリスに口出ししない。ちなみに年は7歳だ。
そして最後に生まれたのが僕というわけだがここまで天才や才能の塊しか生まれてこなかったユリアード家が僕という凡人が生まれてきてしまったらしい。何という不運だ。異世界で蹂躙するのが僕の中で六番目くらいの夢だったのだが諦めることになりそうだ。
そして僕の家は有名な貴族の家だった。ミドルネームは貴族であることの象徴らしい。この国の60パーセントの鉱物摂取量を占める会社により、成り上がった貴族で歴史は100年に渡る大貴族の一角だ。
おかげで僕は前世ではなし得なかった僕の一番の夢であるゾンビを作るということに力を注ぐことができる。ここはファンタジーの世界ということもあり、ゾンビを作るのに必要な遺伝子を改変させるものを見つけ出せるかもしれない。また僕は兄や姉と比べ凡人として生まれたからこそ自由にさせてもらっている。自室をもらいそこで僕は日々ゾンビ作りのために本を読み、この世界知識について学習している。
「いつになったら見つかるんだろ…。」
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