今日から俺は四天王!

ノベルバユーザー358273

1章 番外編 今日から僕は王国騎士団







「よく来た、勇者よ。名をなんと申す。」


目の前には王冠を被った小さな男が玉座に腰掛けていた。だが、溢れ出る魔力から、強者であることはユージンには明白だった。
「はっ。朝田悠仁と申します。朝田家のこの力。全て貴方に捧げます。」
「うむ...。なーんてなっ!硬くなんなって、これからよろしくな」
「..........はい?」
(なんだこの軽い王様は。一国の王様の態度なのか?)
悠仁が動揺していると、王様の横にいた3人のうち、一人が前に出て言った。
「すまねーなユージン君。この国の王様はこんなもんだ。もっと楽に構えていいぜ。俺の名前はヴァン。ヴァン・フレイビアだ。ヴァンって呼んでくれ。」
ヴァンと名乗った男は赤い天パに黒い鉢巻、腰には剣を刺していて、力強い眉毛の似合うナイスガイだった。




「カイトは...一体どこへ行ったんだ...?」




ユージンの異世界生活は、サンライト王国の玉座の間から始まった。

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