140文字のお話

みず

『便器のオブジェ』

「私、ここから出られないの」

僕はトイレの女神に恋をした。


「大丈夫。僕が連れて行ってあげるよ」

「無理よ。だって私、トイレの女神なんだから」


この街にある、謎のオブジェ。

誰が何の目的で。こんな物をこんな所に。知っているのは、二人だけ。

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