ファンタジー異世界って・・・どういうことだっ!?
第1話 勇者
俺は飛ぶ。
何よりも早く。
耳に残っているのは、商業都市にいるはずの、あの子…セルリアからの【コール】。
朝、妻の一人であるリリアと共に幸せな時間を過ごした俺は、部屋のテラスに出た瞬間のことを思い出す。
『大変ですっ…!助けてくださいっ!ご主人様!…聖国…』
かすれるような彼女の声が、事の重大さを俺に伝えてきた。
『どうした!?何があった!!』
セルリアの驚きの声と轟音が響く…そして、後ろでガイゼルが叫んでいるのが聞こえた。
『アレン君とは連絡がついたか!?聖国が…攻めてきたと伝えろ!…セルリア!逃げるぞっ!』
『あ、ご主人様!とにかく…たすけ』
それっきり、連絡がないのだ。
(聖国が、攻めてきたって…?なんだってこんな時に…)
俺は思案する。なぜ、聖国が商業都市に攻めてくるんだ…?
聖国とは、勇者を召喚している場所と聞いたことがある。
勇者がいるってことは、魔王もいるってことだ。
つまり、聖国とは、魔王討伐を目指している組織…という認識で間違ってはいないはず…周辺の国や都市を襲う理由はない。他国からの支援も受けているあの国に、他国を攻める理由がないのだ…ある『可能性』を除けば。だが。
クローディアとリリアは、俺のせいで寝込んでしまっている…。
それに、俺の速さでなければ最悪、間に合わない可能性だってあった。
だから俺は二人に嘘をついた。
なにもかも…すべてを、守るために。
俺は、飛ぶ。
全力の飛行で、すぐに俺は商業都市の上空へと来ることができた…。
そして俺はその光景を目にした…商業都市の東の平原で、大勢の人間と人間が闘っているのだ。。
土埃が舞い上がり、同時に血しぶきがあちらこちらで上がっている…まさに地獄絵図…戦争だった。
白い甲冑を身にまとい、口々に聖国の奴らは声高々に叫んでいる。
『魔王を殺せ!!魔王を殺せ!!』
対する商業都市の騎士団は、源神との闘いで消耗しているのか、動きが悪い。
そこで、騎士団のうしろから、一際大きな声が聞こえる。
ガイゼルだ。
『魔王なんてものは我々の中にはいないっ!!我々と争うのかっ!!フェガリア聖国!』
だが、人々の勢いは衰えない。
そして、聖国側の後方からも、大声が響く。
『うるさい!皆の者!!奴らは嘘をついているぞっ!!だいたい悪役はそういう嘘をつくものなんだ!!ひるむな!!数は我らの方が勝っている!!押しつぶせぇえええ!!』
ーオオオオォォォォッッ!!
瞬間、地響きのような叫び声が、聖国側から聞こえてきた。
人々が発する怒声だ。
それは、魔王に対する怒りか…聖国側の人々は尋常ではない気迫を発していたのだ。
『俺につづけぇぇ!!さぁ!行くぞ魔王の手下ども!!俺、田中桂太郎様が、貴様らを殺しつくしてやるぅぅ!…チート能力ってこんなに気持ちいいんだなぁ…はっはっは!!女は残さず捕らえろ!!男はすべて殺してしまえ!!』
俺はわが耳を疑った。
確実に、日本名だ。
先ほどから煽っている中心人物であるそいつを見ると…やはり、黒髪黒目の人間…日本人だった。
(…とにかく、ガイゼルさんと、エルと…商業都市のみんなを助けないと…!!)
そう思い、瞬時に闘いの前線へと向かおうとしたその時…。
俺の耳に、聞いたことのない声が…響いた。
それは、どこまでも重く…絶対的『強者』の声だった。
『お前が、魔王かああああ!!』
声のした方を見ると、先ほどの日本人が、俺の方へと視線をやっていることに気付いた。
瞬間、三発の銃弾が、俺の脇をかすめる。
(なんて…命中精度なんだ…?あいつ、もしかしなくても…こっちの世界に召喚されたやつだよな…銃なんてこの世界にあるわけがない…確定だな…)
そんなことを思っていると、俺の腹に衝撃が走った。
自分の血の気が引いていくのがわかった。
「ゴフっ!!」
俺は血を吐く。
(なんでだ!?銃弾は…避けたはず…!?そしてこの攻撃力…ありえねぇだろ…)
腹に銃弾が3発。
俺の肉をえぐり、貫通していた。
俺は瞬間的に気を失ってしまって戦場のど真ん中へと落下していくのを感じた。
――――――――
私、セルリアの朝はご主人様とお話しできる、唯一の道具のお掃除から始まります。
「ふんふっふふ~ん♪」
それを磨き、思いを馳せるのです。
アレン様…ご主人様は、今どこにいるのでしょう?
ここから近いと、鉱山都市か、聖国です。
「…会いたいです…ご主人様…」
私は道具を抱きしめ、今日もお仕事を始めます。
廊下の掃除をしていると、ガイゼル様が通りがかったので、挨拶をしました。
「おはようございます!ガイゼル様!」
「うむ。おはよう。朝食の準備はできてるかな?」
「はい!準備はできておりますので、いつでもお召し上がりいただけます!」
ガイゼル様は小さく手を上げて私に挨拶をしてくださいました。
「いつも元気だな。セルリアは…胸の方もいい形をして「ガイゼル様…?怒りますよ?」
「ああ、すまんすまん」
適当にガイゼル様は謝りながら、食堂へと入って行ってしまいました。
まったく…あのお方はいつまでもあんなので大丈夫なんでしょうか?
ーガランガラン
何でしょう?玄関の呼び鈴が鳴ったので、私は来客の対応をするべく、玄関に向かいます。
するとそこには…あわてた騎士様がいらっしゃったのです。
「が、ガイゼル様に伝えてくれ…!!聖国が…フェガリアが…今回召喚された勇者が…攻めてきた…と!!」
「えぇ!?」
私は驚いて声を上げてしまいました。
その騎士さんの大声は、食堂にいたガイゼル様のところまで届いていたようで、すぐに走ってガイゼル様が現れました。
「今の話、本当かっ!?」
「はい…!東の平原より……勇者が攻めてきましたっ!!勇者が…魔王をかくまっている商業都市のものすべてを殺す…とわけのわからないことを言っています!!」
「……わかった……指揮は私が執る!!…セルリア!私の鎧を持ってくるんだっ!」
「はい!!分かりました!」
私は走ってガイゼル様のお部屋にある鎧を取りに行きました。
部屋につくと、外からガイゼル様の声が聞こえます。
拡声魔法でも使っているのでしょうか。
『緊急事態だ!東の平原よりフェガリア聖国が攻めてきた!!ゲイル市長不在のため、代理で私が指揮を執る!!戦闘のできるものは、すぐさま準備!戦闘のできない者たちは、各々協力して、戦闘のできるものの補佐をするのだ!!』
一瞬で街全体があわただしく動き始めました。
私はガイゼル様の元へ戻り、鎧を手渡します。
「うむ…。では、セルリア…戦闘準備はいいか…?敵の戦力を確認したあと…アレン君に救援要請をするのだ。相手が勇者…しかも召喚されてまだ間もない奴だ…どんな能力を持っているかわからん…アレン君であれば…きっと勝てるであろう。」
「はい…」
私は正直、すぐにご主人様を呼ぶべきだと思いましたが、ガイゼル様の言うことは絶対です。
インベントリから甲冑を出して、装備します。
武器は…槍。
「お前まで戦闘に加えてしまってすまんな…だが、この戦いは間違いなく…今後の我らの行く末を決める戦いだ…そして、愛玩奴隷とはいえ…君も戦闘訓練を受けたのだ。一緒にこの都市を守ろうぞ。」
くしゃくしゃっと私の髪の毛をなでてくるガイゼル様。
私たちは馬に乗り、東の平原へと向かいます。
騎士様たちはすでに東の平原に集結していました…。
流石訓練されているだけのことはありますね。
「敵の数は不明…!あと10分もすればフェガリアの奴らは戦闘圏内に入りますっ!!いかがなさいますか!?」
「うむ…相手は話を聞く気はあるのか?」
「いえ!物見がどういうことか理由を拡声魔法により、問いただしたところ、小さい鉄の球により、負傷したとのことです…!」
「…話し合う気はなし、か…仕方あるまい…皆の者!配置につけ!!都市に敵を近づけるなっ!!」
「はっ!!!」
騎士様たちは配置につき始めます。
震えているものもいますが、今は闘うとき。
だが、私のその覚悟は、目の前に展開された敵兵によって、揺らがされました。
千や千五百という数ではなく…こちらの人数の倍以上の数、1万は敵兵がいるのです。
「…敵軍進行速度上昇!!なんだあの速さは!?」
すると、敵軍が目にもとまらぬスピードでこちらに突っ込んできました。
「全軍突撃!!……セルリア!アレン君をすぐに呼ぶのだ…!」
「は、はい!」
私が魔道具を取り出すと同時に、もう最前線では戦闘が始まっていました。
不意に飛んできた火炎球によって、つながりかけていた魔道具を取り落してしまいます。
「あっ!!」
馬からすぐ降りて、魔道具を手に、私は魔力を流し、ご主人様に【コール】しました。
戦いの火蓋は、もう切って落とされていたのです。
それからはもう嵐のような闘いでした。
私たちも戦闘に参加していると、後ろでガイゼル様が何か叫んでいますが、聞こえません。
そして、私は目にするのです。
血まみれのご主人様が…アレン様が、空中から落ちてくるのを。
何よりも早く。
耳に残っているのは、商業都市にいるはずの、あの子…セルリアからの【コール】。
朝、妻の一人であるリリアと共に幸せな時間を過ごした俺は、部屋のテラスに出た瞬間のことを思い出す。
『大変ですっ…!助けてくださいっ!ご主人様!…聖国…』
かすれるような彼女の声が、事の重大さを俺に伝えてきた。
『どうした!?何があった!!』
セルリアの驚きの声と轟音が響く…そして、後ろでガイゼルが叫んでいるのが聞こえた。
『アレン君とは連絡がついたか!?聖国が…攻めてきたと伝えろ!…セルリア!逃げるぞっ!』
『あ、ご主人様!とにかく…たすけ』
それっきり、連絡がないのだ。
(聖国が、攻めてきたって…?なんだってこんな時に…)
俺は思案する。なぜ、聖国が商業都市に攻めてくるんだ…?
聖国とは、勇者を召喚している場所と聞いたことがある。
勇者がいるってことは、魔王もいるってことだ。
つまり、聖国とは、魔王討伐を目指している組織…という認識で間違ってはいないはず…周辺の国や都市を襲う理由はない。他国からの支援も受けているあの国に、他国を攻める理由がないのだ…ある『可能性』を除けば。だが。
クローディアとリリアは、俺のせいで寝込んでしまっている…。
それに、俺の速さでなければ最悪、間に合わない可能性だってあった。
だから俺は二人に嘘をついた。
なにもかも…すべてを、守るために。
俺は、飛ぶ。
全力の飛行で、すぐに俺は商業都市の上空へと来ることができた…。
そして俺はその光景を目にした…商業都市の東の平原で、大勢の人間と人間が闘っているのだ。。
土埃が舞い上がり、同時に血しぶきがあちらこちらで上がっている…まさに地獄絵図…戦争だった。
白い甲冑を身にまとい、口々に聖国の奴らは声高々に叫んでいる。
『魔王を殺せ!!魔王を殺せ!!』
対する商業都市の騎士団は、源神との闘いで消耗しているのか、動きが悪い。
そこで、騎士団のうしろから、一際大きな声が聞こえる。
ガイゼルだ。
『魔王なんてものは我々の中にはいないっ!!我々と争うのかっ!!フェガリア聖国!』
だが、人々の勢いは衰えない。
そして、聖国側の後方からも、大声が響く。
『うるさい!皆の者!!奴らは嘘をついているぞっ!!だいたい悪役はそういう嘘をつくものなんだ!!ひるむな!!数は我らの方が勝っている!!押しつぶせぇえええ!!』
ーオオオオォォォォッッ!!
瞬間、地響きのような叫び声が、聖国側から聞こえてきた。
人々が発する怒声だ。
それは、魔王に対する怒りか…聖国側の人々は尋常ではない気迫を発していたのだ。
『俺につづけぇぇ!!さぁ!行くぞ魔王の手下ども!!俺、田中桂太郎様が、貴様らを殺しつくしてやるぅぅ!…チート能力ってこんなに気持ちいいんだなぁ…はっはっは!!女は残さず捕らえろ!!男はすべて殺してしまえ!!』
俺はわが耳を疑った。
確実に、日本名だ。
先ほどから煽っている中心人物であるそいつを見ると…やはり、黒髪黒目の人間…日本人だった。
(…とにかく、ガイゼルさんと、エルと…商業都市のみんなを助けないと…!!)
そう思い、瞬時に闘いの前線へと向かおうとしたその時…。
俺の耳に、聞いたことのない声が…響いた。
それは、どこまでも重く…絶対的『強者』の声だった。
『お前が、魔王かああああ!!』
声のした方を見ると、先ほどの日本人が、俺の方へと視線をやっていることに気付いた。
瞬間、三発の銃弾が、俺の脇をかすめる。
(なんて…命中精度なんだ…?あいつ、もしかしなくても…こっちの世界に召喚されたやつだよな…銃なんてこの世界にあるわけがない…確定だな…)
そんなことを思っていると、俺の腹に衝撃が走った。
自分の血の気が引いていくのがわかった。
「ゴフっ!!」
俺は血を吐く。
(なんでだ!?銃弾は…避けたはず…!?そしてこの攻撃力…ありえねぇだろ…)
腹に銃弾が3発。
俺の肉をえぐり、貫通していた。
俺は瞬間的に気を失ってしまって戦場のど真ん中へと落下していくのを感じた。
――――――――
私、セルリアの朝はご主人様とお話しできる、唯一の道具のお掃除から始まります。
「ふんふっふふ~ん♪」
それを磨き、思いを馳せるのです。
アレン様…ご主人様は、今どこにいるのでしょう?
ここから近いと、鉱山都市か、聖国です。
「…会いたいです…ご主人様…」
私は道具を抱きしめ、今日もお仕事を始めます。
廊下の掃除をしていると、ガイゼル様が通りがかったので、挨拶をしました。
「おはようございます!ガイゼル様!」
「うむ。おはよう。朝食の準備はできてるかな?」
「はい!準備はできておりますので、いつでもお召し上がりいただけます!」
ガイゼル様は小さく手を上げて私に挨拶をしてくださいました。
「いつも元気だな。セルリアは…胸の方もいい形をして「ガイゼル様…?怒りますよ?」
「ああ、すまんすまん」
適当にガイゼル様は謝りながら、食堂へと入って行ってしまいました。
まったく…あのお方はいつまでもあんなので大丈夫なんでしょうか?
ーガランガラン
何でしょう?玄関の呼び鈴が鳴ったので、私は来客の対応をするべく、玄関に向かいます。
するとそこには…あわてた騎士様がいらっしゃったのです。
「が、ガイゼル様に伝えてくれ…!!聖国が…フェガリアが…今回召喚された勇者が…攻めてきた…と!!」
「えぇ!?」
私は驚いて声を上げてしまいました。
その騎士さんの大声は、食堂にいたガイゼル様のところまで届いていたようで、すぐに走ってガイゼル様が現れました。
「今の話、本当かっ!?」
「はい…!東の平原より……勇者が攻めてきましたっ!!勇者が…魔王をかくまっている商業都市のものすべてを殺す…とわけのわからないことを言っています!!」
「……わかった……指揮は私が執る!!…セルリア!私の鎧を持ってくるんだっ!」
「はい!!分かりました!」
私は走ってガイゼル様のお部屋にある鎧を取りに行きました。
部屋につくと、外からガイゼル様の声が聞こえます。
拡声魔法でも使っているのでしょうか。
『緊急事態だ!東の平原よりフェガリア聖国が攻めてきた!!ゲイル市長不在のため、代理で私が指揮を執る!!戦闘のできるものは、すぐさま準備!戦闘のできない者たちは、各々協力して、戦闘のできるものの補佐をするのだ!!』
一瞬で街全体があわただしく動き始めました。
私はガイゼル様の元へ戻り、鎧を手渡します。
「うむ…。では、セルリア…戦闘準備はいいか…?敵の戦力を確認したあと…アレン君に救援要請をするのだ。相手が勇者…しかも召喚されてまだ間もない奴だ…どんな能力を持っているかわからん…アレン君であれば…きっと勝てるであろう。」
「はい…」
私は正直、すぐにご主人様を呼ぶべきだと思いましたが、ガイゼル様の言うことは絶対です。
インベントリから甲冑を出して、装備します。
武器は…槍。
「お前まで戦闘に加えてしまってすまんな…だが、この戦いは間違いなく…今後の我らの行く末を決める戦いだ…そして、愛玩奴隷とはいえ…君も戦闘訓練を受けたのだ。一緒にこの都市を守ろうぞ。」
くしゃくしゃっと私の髪の毛をなでてくるガイゼル様。
私たちは馬に乗り、東の平原へと向かいます。
騎士様たちはすでに東の平原に集結していました…。
流石訓練されているだけのことはありますね。
「敵の数は不明…!あと10分もすればフェガリアの奴らは戦闘圏内に入りますっ!!いかがなさいますか!?」
「うむ…相手は話を聞く気はあるのか?」
「いえ!物見がどういうことか理由を拡声魔法により、問いただしたところ、小さい鉄の球により、負傷したとのことです…!」
「…話し合う気はなし、か…仕方あるまい…皆の者!配置につけ!!都市に敵を近づけるなっ!!」
「はっ!!!」
騎士様たちは配置につき始めます。
震えているものもいますが、今は闘うとき。
だが、私のその覚悟は、目の前に展開された敵兵によって、揺らがされました。
千や千五百という数ではなく…こちらの人数の倍以上の数、1万は敵兵がいるのです。
「…敵軍進行速度上昇!!なんだあの速さは!?」
すると、敵軍が目にもとまらぬスピードでこちらに突っ込んできました。
「全軍突撃!!……セルリア!アレン君をすぐに呼ぶのだ…!」
「は、はい!」
私が魔道具を取り出すと同時に、もう最前線では戦闘が始まっていました。
不意に飛んできた火炎球によって、つながりかけていた魔道具を取り落してしまいます。
「あっ!!」
馬からすぐ降りて、魔道具を手に、私は魔力を流し、ご主人様に【コール】しました。
戦いの火蓋は、もう切って落とされていたのです。
それからはもう嵐のような闘いでした。
私たちも戦闘に参加していると、後ろでガイゼル様が何か叫んでいますが、聞こえません。
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