吸血姫と最果ての羅針盤
ファンタジー

連載中:3話

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吸血姫と最果ての羅針盤

  • あらすじ

     25歳の青年、ルーカスには夢がある。
     世界地図を作る、という夢だ。
     不正確な現在の地図を、確かなものにする。
     書き込まれていない空白を明らかにし、世界全てを一枚の紙に収めるという夢。
     14歳のころから始めた旅も、もう10年近く経っていた。
     今日も測量を終え、街へと向かう道中――
     月光が差し込む森の中でルーカスは『吸血鬼』の少女と出会う。
     
     「私はルネ・フランシスカ・クリスティアナ。どうか、私と共に世界の果てを見にいきませんか?」
     
     ルネの正体はともかくとして、ルーカスは世界の果て、という言葉に深く興味をそそられたので、旅路を共にすることにするのだった。
     
     ※第一章あらすじ
     ルネと旅をすると決めたルーカスは日銭を集めようと宿で金になりそうな噂を集めていた。その中で、領主が直々に、街の見取り図を描ける者を探しているという情報を得る。
     ルーカスは意気揚々と領主に会って依頼を請け負い、持ち前の経験と技量でそれをこなしていくのだが――。
     
     世界地図を作ろうと世界を回っていたら……いつの間にか大切な君がそばに居た。
     ――羅針盤が指し示す世界の最果ては、一体どのような景色なのだろうか――
     
      世界を廻り、その『最果て』を目指す永き旅が今、始まる。
     
     ※「カクヨム」さんにも同時に投稿してたりします。

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