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神速の騎士 ~駆け抜ける異世界浪漫譚~

休月庵

森の中

大和 光は葉が擦れる音で目が覚めた。




目を開けると、暖かな日差しと爽やかな緑が飛び込んできた。
心地よさに、しばらくぼーっと瞬きをする。




(いい天気だな)




どれくらいそうしていたのか、少し日が陰ってきた。




(少し寒くなってきたな……というか、ここはどこだ。)




光はようやく考えはじめた。




(おれ、学校にいて、昼飯食いに行こうとして、それでどうしたっけ……あー、階段降りてて、足が滑って、階段から落ちた、のか。そこから記憶がないな。気を失ってた、ってのはわかるけど、なんでこんな森のなかにいるんだ?意味わからん。)




「よっこらしょ、と。」




勢いよく起き上がる。




「夢か?にしてはリアルな夢だけど……」




まわりはじめた思考に、今後どうするかを悩み始めたそのとき、間抜けな音が響いた。


――ぐぅーっ


腹の音だ。




「腹、減ったな。」




いつまでもこうしてもいられない。
光はとりあえず、あてもなく歩き始めた。

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