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スピリッツウィッチ~ダンジョン攻略がんばります~ 

夢見叶

第二話 精霊の儀

 翌朝、朝二の鐘と同時にアレンがミレイを起こしに来た。

「ミレイ朝ですよ。起きなさい」

 アレンの声で目を覚すミレイ。

「おはよう。ママ」

 目をこすりながら挨拶をするミレイ。

「おはよう。早く着替えないと遅れるわよ」

 その言葉聞き、急いで服を着替えて下に降りる。

「おはようパパ」

 すでに準備を済ませて待っていたレイク。

 ミレイのドレス姿を見て、顔がにやけている。

「家の娘は、世界一可愛いな」

 ミレイを抱き上げながら言う。

「パパ降ろして」

 レイクの抱っこを嫌がるミレイ。だが降ろすとしない。

「パパ、ドレスにシワが付くから降ろしなさい」

 アレンからのお叱りが入る。それにより渋々ミレイを降ろす。

 その後、軽く朝食を食べてから、村の教会へと移動した。

 精霊の儀は五歳の誕生日に行われる。そのために本日精霊の儀を受けるのはミレイだけとなる。

 教会の中に入ると、すでに神父さん達が中で準備をしていた。

「ミレイ様ですね」

 神父さんの一人がミレイを見ながら聞いてくる。

「はい、そうなのです」

「こちらへどうぞ」

 別の部屋に案内される。入ってすぐの大広間ではなく横の小部屋で行われる。

 部屋の中央には丸い水晶玉が置いてある。部屋には三人の神父がいた。

 ミレイが中に入ると、

「それではミレイ様の精霊の儀を執り行います」

 真ん中にいた神父により精霊の儀の宣言がされた。

「それでは、水晶に手を触れてください」

 指示に従い触れてみると水晶が青く光り始める。

 しばらくしてその光が消えると、

「左目を閉じてみてください」

 神父さんの指示に従い左目を閉じる。すると右目に文字が浮かんでくる。

  力:SS
 防御:SS
 魔力:SS
  運:SS

 精霊魔法

 ステータスのランクがおかしい。

「ステータスは見えましたか?」

「はい、見えたのです」

「そうですか。それではステータスについて説明いたします。最初の四つのステータスの力・防御・魔力・運ですが、そのままあなたの能力になります。今見えていますのがあなたの初期のランクになります。今後の成長次第でそこより二ランク上まで上げることが可能となっております。今確認できています最高ランクはSランクと聞いております」

 それを聞きミレイは疑問に思った。

 ――でも私のステータス全部SSランクって出てるのです。これって私世界最強なのです?

 心の中でそんな事を考えているミレイ。

「能力値の下に魔法名が書いてあると思いますが、それがあなたの所持している魔法になります」

 能力値の下の所見てみると『精霊魔法』と書いてある。だが聞いた事が無い魔法名。

「すみません。一つ聞いても良いのです?」

「良いですよ」

 ミレイが神父さんに質問しようとしたそのとき、

「精霊魔法について簡単にしゃべらないで」

 昨夜と同じ声が聞こえてきた。ミレイはその言葉に従い、

「すみません。何でも無いのです」

「分かりました。これで精霊の儀はこれで終わりとなります。お疲れ様でした」

 精霊の儀が終わった。

 部屋を出るとアレンとレイクがイスに座って待っていた。

「パパ、ママ終わったよ」

「そうか、それでステータスはどうだった?」

 ここでは話してはいけないようなような気がして、

「家に帰ってから話すのです」

「そうか。なら早く帰ろう」

 すぐにでも家に帰りたがるレイク。

 だが、

「パパ、教会にお礼をしないとダメでしょ」

 帰ろうとする足を止めて

「本日はありがとうございました」

 一礼しながら言う。

「ミレイ様に神の加護があらんことを」

 神父さんに言われながら家へと帰っていった。





 家での昼食。

「それでミレイ、どんなステータスだったんだ?」

 レイクが聞いてくる。

「え~とね、ステータス全てがSSでその下に精霊魔法と書いてあったなのです」

「……」

 二人ともびっくりしすぎて声が出なくなっていた。

「パパ、ママどうしたのなです?」

 ミレイの言葉で我に返った二人。

「凄いなミレイ。全ステータスSSとは驚いたぞ。さすが俺の娘だな」

 レイクはとてもうれしそうに笑っていた。

「パパ、ママ精霊魔法って聞いたこと無いのですか?」

「来たことないわね。パパはどうかしら?」

「ないな。だがきっと素晴らしい魔法なのだろう」

 凄く前向きなレイク。アレンはそれを聞き少しため息をついていた。

「少し調べてみるわね、ミレイ」

「ありがとうママ」

 昼食はそんな感じで終わった。レイクは最後話しに入れてもらえずに少し落ち込んでいた。





 夜

 ミレイがベットに入るとまた声が聞こえてきた。

「ミレイ、ミレイ」

 その声はミレイの名前を呼んでいる。

 体を起こし周りを見てみると、小さな光が一つ浮かんでいる。

「私を呼んだのはあなたなのです?」

 その光向かって話しかけると、

「やっと会話が出来ました。我が主」

 光はミレイの事を主と呼ぶのだった。

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