身の覚えの無い妹が出来てしまった。しかも、誰も存在を認知できないんだから驚きだ!いやーどうしよう、HAHAHAHAHA!!・・・どーすんのよ、マジで・・・。
102C 目の前が光りで覆われた。
周りの光景が全て光りになる。
その光りが十数秒続いたかと思ったら、徐々に、輝度が落ちていった。
徐々に、徐々に。
そして、徐々に、周りの風景が目視確認出来る様になる。
そこは・・・ここは・・・、僕のアパートの・・・・・・猫の額ほども無い、狭い一室だった。
「・・・・・・・・・戻ったのか・・・・・・・・・・・?」
「戻ったね、お兄ちゃん。」
「戻りましたね。私達の部屋に」
僕と千尋ちゃんと千歳ちゃんとで、その場の風景の変化に、頭を使わない感想を漏らす。
「そうですわ、あの王国の風景は、私がお兄様の世界で限定的に作り出していた結界。そこから離れて、また、お兄様の夢の世界の元の場所に来たのですわ・・・
・・・ここが、お兄様の・・・・・お部屋ですね・・・?」
ソルフィちゃんはふふっと微笑んだ。
ソルフィちゃんの姿を見ると、現代の女の子が着る様な、淡い色のワンピースを着ていた。翼も無くなっている。
「ソルフィちゃん?その姿は・・・?いつの間に着替えたのかい?」
「・・・私の魂もお兄様の夢に取り込まれたので、お兄様の夢と同じ様に改変されたみたいですの。そのお陰で、千尋さんや千歳さんの様に、ソルフィも、この世界での記憶を植えつけられたみたいですの。
ソルフィは、・・・如月ソルフィ。イギリス人とのハーフで、お兄様の幼馴染。小さい頃からずっと一緒でお兄様が町を出る時、一緒に私もお兄様に付いて行き同棲をしたみたいですわ。・・・結婚を前提して・・・ね?」
そう言って、ソルフィちゃんは、僕に抱きついた。
「ソルフィちゃん・・・?」
「・・・・・・良い物ですわ。お兄様の世界で、まるで生きていたかの様な記憶を付けられるのも。・・・・・・お兄様との生活は、幸福なものだったみたいですわ。元のソルフィのみじめな人生が嘘なくらい・・・、お兄様、改めて、よろしくお願いします。・・・・・・ソルフィとお兄様は、もう・・・・・・夫婦・・・・・・ですからね・・・・・・・」
ソルフィちゃんは、頬を赤らめて微笑み、そして、僕の首に手をかけて、唇を突き出す。
キスをしようとしているみたいだった。
「・・・ソルフィちゃn・・・」
僕もそれに答えようと、ソルフィちゃんの肩に手を当てようとして・・・・・・・・・
「ちょっと待ったああああああ!!!」
千歳ちゃんが、ソルフィちゃんを引き剥がして、僕のすぐ目の前に現れる。その距離は、目と鼻の先の距離の様に、お互いの吐息が伝わる距離だ。
「い・・・いたた・・・・・・な、何なんなのですの!?」
突き飛ばされたソルフィちゃんは憤慨する。
「ソルフィさんの次は、私がキスするって約束です!約束ですよ?」
千歳ちゃんは頬を膨らませて抗議する。・・・・・そう言えばそうだった・・・。
「・・・・・・仕方無いですわね・・・・・・・暫しの間、お兄様はお譲りしますわ・・・約束ですし・・・」
「んもー・・・仕方ないね・・・」
ソルフィちゃんと千尋ちゃんは、渋々納得している様だった。
「それじゃあ、お兄さん、ちゅーしましょ、ちゅーを!ファーストキスなので、優しくお願いしまーす!」
んーっ、と僕に唇を突き出す千歳ちゃん。ハイテンションだが、顔は赤い。多分、テンション高いのは恥ずかしさを誤魔化す為かもしれない。
「うん・・・・・・千歳ちゃん・・・、行くよ・・・?」
「はい・・・・・・・30分はキスし続けて下さいね・・・・・・・?」
んな、無茶苦茶な・・・。
とにかく、僕は千歳ちゃんとキスをしたのだった。
その光りが十数秒続いたかと思ったら、徐々に、輝度が落ちていった。
徐々に、徐々に。
そして、徐々に、周りの風景が目視確認出来る様になる。
そこは・・・ここは・・・、僕のアパートの・・・・・・猫の額ほども無い、狭い一室だった。
「・・・・・・・・・戻ったのか・・・・・・・・・・・?」
「戻ったね、お兄ちゃん。」
「戻りましたね。私達の部屋に」
僕と千尋ちゃんと千歳ちゃんとで、その場の風景の変化に、頭を使わない感想を漏らす。
「そうですわ、あの王国の風景は、私がお兄様の世界で限定的に作り出していた結界。そこから離れて、また、お兄様の夢の世界の元の場所に来たのですわ・・・
・・・ここが、お兄様の・・・・・お部屋ですね・・・?」
ソルフィちゃんはふふっと微笑んだ。
ソルフィちゃんの姿を見ると、現代の女の子が着る様な、淡い色のワンピースを着ていた。翼も無くなっている。
「ソルフィちゃん?その姿は・・・?いつの間に着替えたのかい?」
「・・・私の魂もお兄様の夢に取り込まれたので、お兄様の夢と同じ様に改変されたみたいですの。そのお陰で、千尋さんや千歳さんの様に、ソルフィも、この世界での記憶を植えつけられたみたいですの。
ソルフィは、・・・如月ソルフィ。イギリス人とのハーフで、お兄様の幼馴染。小さい頃からずっと一緒でお兄様が町を出る時、一緒に私もお兄様に付いて行き同棲をしたみたいですわ。・・・結婚を前提して・・・ね?」
そう言って、ソルフィちゃんは、僕に抱きついた。
「ソルフィちゃん・・・?」
「・・・・・・良い物ですわ。お兄様の世界で、まるで生きていたかの様な記憶を付けられるのも。・・・・・・お兄様との生活は、幸福なものだったみたいですわ。元のソルフィのみじめな人生が嘘なくらい・・・、お兄様、改めて、よろしくお願いします。・・・・・・ソルフィとお兄様は、もう・・・・・・夫婦・・・・・・ですからね・・・・・・・」
ソルフィちゃんは、頬を赤らめて微笑み、そして、僕の首に手をかけて、唇を突き出す。
キスをしようとしているみたいだった。
「・・・ソルフィちゃn・・・」
僕もそれに答えようと、ソルフィちゃんの肩に手を当てようとして・・・・・・・・・
「ちょっと待ったああああああ!!!」
千歳ちゃんが、ソルフィちゃんを引き剥がして、僕のすぐ目の前に現れる。その距離は、目と鼻の先の距離の様に、お互いの吐息が伝わる距離だ。
「い・・・いたた・・・・・・な、何なんなのですの!?」
突き飛ばされたソルフィちゃんは憤慨する。
「ソルフィさんの次は、私がキスするって約束です!約束ですよ?」
千歳ちゃんは頬を膨らませて抗議する。・・・・・そう言えばそうだった・・・。
「・・・・・・仕方無いですわね・・・・・・・暫しの間、お兄様はお譲りしますわ・・・約束ですし・・・」
「んもー・・・仕方ないね・・・」
ソルフィちゃんと千尋ちゃんは、渋々納得している様だった。
「それじゃあ、お兄さん、ちゅーしましょ、ちゅーを!ファーストキスなので、優しくお願いしまーす!」
んーっ、と僕に唇を突き出す千歳ちゃん。ハイテンションだが、顔は赤い。多分、テンション高いのは恥ずかしさを誤魔化す為かもしれない。
「うん・・・・・・千歳ちゃん・・・、行くよ・・・?」
「はい・・・・・・・30分はキスし続けて下さいね・・・・・・・?」
んな、無茶苦茶な・・・。
とにかく、僕は千歳ちゃんとキスをしたのだった。
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